From Yahooニュース(京都新聞):
ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を使い著作権を侵害したとして、著作権法違反(公衆送信)の罪に問われた会社員井上義博被告(42)の論告求刑公判が31日、京都地裁(楢崎康英裁判長)であり(中略)弁護側は最終弁論で「特定かつ少数の利用者に対する送信で、公衆送信権の侵害には当たらない」などと無罪を主張。仮に著作権侵害にあたるとしても「被告は、著作権のシステムを壊そうとしたウィニー開発者の将棋の駒のような存在で、開発者の責任の方が重い」と述べ、有罪であっても罰金が相当とした。
そもそも47氏クンが余計なこと言うからってのはおいておいて、香ばしい論理だなあ。弁護側も一生懸命(ない)知恵をひねったつもりなのかもしれんが。
一方で、その47氏の裁判も始まっていたり。全面対決の模様。ま、当然か。
From Yahooニュース(共同通信):
仙台市宮城野区のJR仙石線の車内で先月、優先席で携帯電話を使っていた男を注意した東北大理学部の男性助手(39)が「逆ギレ」した男に服を破られた。男性にけがはなかったが、仙台東署が暴行容疑で捜査している。男性は理論物理学が専門で、携帯が出す電磁波の影響を研究しており「JRは携帯禁止の車両を設けるべきだ」と訴えている。これまでも数回、車内で携帯使用を注意して逆上された経験があるという。
男性によると、8月31日午後7時前、帰宅途中、優先席で携帯電話を操作している50歳ぐらいの男に気付き、電源を切るよう注意した。男が「通話してないからいいだろう」と居直ったため、男性は「通話しなくても電波は出る」と説明したが、男に胸ぐらをつかまれ、シャツが破れたという。
どっちが電波なのか、なかなか微妙なところ。
お、邦訳出てたんだ。発表されてからずいぶん経ってるから、もう出ないんだと思ってたよ。注文しとこ。
私の想像では、この殴られた助手という方は、Hさんで
数年前に電車の中で複数の携帯電話を使用すると、車体の金属で
反射を繰り返し、ICNIRPの規定を超える電波の強さになる という
理論(理屈?)を構築し、日本物理学会の雑誌に掲載され、
その研究はイギリスなどでも報道された ちょっと有名な方では
ないかと思います。
この方の研究に、異論が出て、BEMSという論文誌に掲載されています。
Hさんの論は否定されています。
私の手元には、この二つの論文のコピーがあります。
したがって、今回のこの事件は、単に逆ギレという側面ではなく
注意した電磁波研究の助手は、電磁波に関して必ずしも正しくない見解をもって
いる という側面も見逃してはならないと考えます。
このHさんの研究概要と、それを否定する海外の研究の概要は
以下の拙著にも解説してありますので
機会をみて、読んでいただければ幸いです。
三浦正悦 著
東京電機大学出版局 発行
「電磁界の健康影響 工学的・科学的アプローチの必要性」
ISBN4-501-32400-7 C3055
あ、どうも興味深い情報ありがとうございます。
機会があったら読ませていただきます。