西尾幹二氏のblogにトラックバックを送信し、更に西尾氏のblog管理者がオレの反証を読んだにも関らず、西尾氏はオレへのデマを垂れ流し、デマに基いた中傷を続けている。
再度、ここに指摘する
Irregular Exressionは、この方面に詳しい人から聞いたところ、官僚以外の知り得ない情報がときどき入っているので官邸筋の関与があると推定されているサイトであるそうだ。私は過去録を見ていないから未確認だが、上記の詳しい情報通によると、イラクの日本人人質事件で「ヤラセ」だとの噂をいち早く流したのも、また首相再訪朝後の救う会決起大会で救う会は首相に感謝せず文句ばかり言うのは礼を欠く、といった非難の風聞を流す火元になったのも、このサイトなのだそうだ。閑のある方はどうか調べてみていただきたい。
人間は自分のやったこと、又はやりがちなことで人を非難するものである。私をデマの張本人として非難する上記引用文中のもの言いは、いつも自分がやっていること、意図していること、好んで企てることを他人にも当てはめて見ているいい例である。
首相の第2回訪朝は2004年5月22日、一方Irregular Expressionは2004年5月19日から6月9日まで更新を休止していました。Irregular Expressionには「首相再訪朝後の救う会の決起大会に関する非難の風聞を流す火元」になるのは物理的に不可能です。
またちょっと検索すればイラク日本人人質事件で「やらせ」という噂を「いち早く流した」のもIrregular Expressionで無い事はすぐ判明するでしょう。
自分自身で真偽を確かめる事もせずに、嘘の情報を、WEBサイトで垂れ流し、それを元に「人間は自分のやったこと、又はやりがちなことで人を非難するものである。私をデマの張本人として非難する上記引用文中のもの言いは、いつも自分がやっていること、意図していること、好んで企てることを他人にも当てはめて見ているいい例である。」と非難を浴びせる事こそが、情報源を洗浄して有りもしないデマをさも本当の事のように聞き手に勘違いさせ触れ回るデマゴギーの手法=ソースロンダリング(情報源洗浄)です。
上述した通り、西尾氏のサイトへオレの反証をトラックバックする事で警告し、西尾サイトの管理人が当該エントリーを読んだ旨オレのサイトにコメントを入れたのでそのうち訂正なり謝罪なり有るのかなと思って次回更新を待っていましたが、何も無し。
西尾幹二は今日もまたソースロンダリング(情報源洗浄)によって自分のWEBサイトでオレに関するデマを広げる事に荷担しているのです。
「空白の10分」について西尾氏がやってる事もオレへのソースロンダリング(情報源洗浄)によるデマ垂流しの誹謗中傷と似たり寄ったりの手法。
西尾氏は「空白の10分」についてのエントリーを書き続けたことを
私はデマを流しているのではない。一つでも証拠がほしいから「緊急公告」で情報を求め、そして成功したのである。
と弁明し、オレが指摘していたソースロンダリング(情報源洗浄)の手法でデマを流しているのではなく、あくまで証拠集めの為だとしていますが、その欺瞞をここに暴きましょう。
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1)事実の検証
この「空白の10分」がどうしてこれだけ問題視されるかというのは西尾氏が7月26日にも同様の手口でデマを利用した小泉批判をした前科が大きく影響している。
(前略) 私と中西氏は言論界の立場から、はっきりと「倒閣運動」に動きだしたのだと理解していただきたい。(中略)
首相の個人的脅迫のネタも明るみに出るだろう。『週刊文春』7月29日号の32ページに、わが国の首相の人品がいかにレベル以下であるかを示す事例が数多く並べられている。(アメリカ在住の方は少し事情を知らないようだが、NHKや朝日・毎日・日経・共同配信地方紙より『週刊文春』『週刊新潮』の方がはるかに信憑性が高いのである。田中真紀子、山崎拓、鈴木宗男を追撃し、追い落としたのは上記の二誌である。だから週刊誌の口を封じようとする言論封鎖の法案さえ出されかかった。)
もっと大きな事件が暴露されるXデーは近いかもしれない。インターネットで流されている若い頃の複数の婦女暴行事件は親告罪なので立証されないでいるが(7月15日に証拠不十分の東京地裁判決があった)、他にも必ずなにかあるに相違ない。相手がもし北朝鮮系の女性だったらどういうことになるか。首相はなぜにわかに朝鮮総連と通じるようになったのか。以上は勿論推論である。しかし何かとんでもないバカバカしいことで、日本の国家が危殆に瀕しかけているという悪夢が私にはある。今のところ証拠はなにも出ていない。単に悪夢であり、幻である。外国のマスコミが突然騒ぎ出すかもしれない。(後略)
このエントリーはオレも「保守論客のサヨ的闘争」で非難し、読者からも多くの反発が有り更新から7日後の8月3日に文章の中身が訂正されているが、敢えて原文を記す。中西氏と共に「倒閣運動」に動き出したと宣言し、木村愛二のデッチ上げ小泉レイプ裁判を断定的に用いて小泉総理批判を展開したそのサヨク的手法に、西尾氏の発言は情報源が無ければ鵜呑みに出来ないと印象付けられた。
そして「空白の10分」はその「倒閣運動」の延長かの如く西尾氏のblogに登場する。
2004年08月17日緊急公告 (一)を参照すると、西尾氏はVoice8月号に掲載された中西論文によって「空白の10分」を知った事が分かる(この事は西尾サイトの管理人も西尾掲示板で証言している)。Voice8月号は2004年7月9日に発売。作家には普通掲載誌が事前に届けられるだろうから、西尾氏の目に入ったのは7月初旬の事。
参考までに中西氏の論文の問題部分は:
報道によれば、ごく最近に明らかになった話として、「5・22訪朝」に同行した外務省の藪中アジア大洋州局長が、昼前後に、突然、うわずった声で東京の細田官房長官に国際電話をかけてきたという。藪中局長は会談が一時間半ほどで打ち切られ、金正日が席を立って出ていったことを伝えた。細田長官が「君たちが同行していながら、何でそんなことをした」と叱責すると、藪中氏は「私たちにも止めることができない状況があったのです」と答えたという。
中でも問題となったのは、その後の小泉首相の行動である。席を立たれたので慌てて後を追った小泉首相は、金正日から「二人だけなら十分だけ話す」といわれ、別室に二人だけで入っていった。他に入ったのは北朝鮮側の通訳だけで、外務省の人間は同席できなかったと伝えられている。
もしこの報道が正確なら、この間、両者の間でどのような会話が交わされたのか、話によっては、欧米では「国家への反逆(裏切り)」の嫌疑さえ云々されよう。そこに”空白の十分”が生まれたわけで、まさに「金丸訪朝」と同じパターンである。場合によっては小泉首相に何か個人的な「弱み」があって、それを持ち出された可能性も考えねばならない。これはとうてい、民主主義国の指導者がなすべき外交ではない。
中西氏が「空白の10分」を知った「報道」の内容は:
6月17日ワイド!スクランブル 夕刊キャッチアップ全文
上記「夕刊キャッチアップ」で紹介された日刊ゲンダイの記事:
6月17日北朝鮮亡国土下座外交の真相 上 発覚!!小泉金正日 10分間の怪しい密談
さて、その後、西尾氏は「空白の10分」の真偽を確かめる為に以下の行動を起こしたと述べている
私と「中西輝政非公認ファンサイト」のこの協同の追及劇は、すでに明らかにしてきた通り、次のような手順を踏んだ。
1)中西氏がテレビ朝日24日、25日、26日のいずれかのテレビ朝日昼のニュース番組と教えてくれたので、この3日間の約4時間30分を、テレビ局から独立した録画保存会社から買い取った。代価は5万8590円であった。保存は約3ヶ月だそうで、5月末はぎりぎりだった。テレビ会社は、一般視聴者には原則として自局の過去録を提供しない。
2)4時間30分に当該内容は存在しなかった。中西氏の日付の記憶違いであったとわかった。人間にはよく起こる間違いである。
3)そこで、調査する日付を一日さかのぼって23日からとし、NHKと在京主要民放の報道番組を全てピックアップして、見出し調査を依頼した。しかし中西さんの記憶にあう内容は見いだされなかった。
4)日付の範囲を試みにさらに広げて、23日から29日までとし、同様にNHKと在京主要民放の報道番組の内容・見出しの検索を依頼した。キーワードは、小泉と拉致であった。しかし、これをしても当該内容は見つらなかった。3)4)の調査は合わせて2万1千円を要した。
5)そこで当「日録」の「緊急公告」(一)で広い範囲に呼びかけて、何か覚えている人がいないかを尋ねることにした。その結果、6月17日という日付とワイドスクランブルという番組名が明確になった。
6)再び録画保存会社に問い合わせ、6月17日のワイドスクランブルに検索対象を特定し、「密談」をキーワードに検索を依頼したところ、11時25分から13時05分の中の3分20秒「日朝首脳会談 10分間の怪しい密談が発覚!?」がついに発見された。早速3分20秒のビデオを取り寄せた。これは調査料とビデオ代金で合わせて1万2705円を要した。
7)ビデオが夕刊の内容紹介であることも分かり、日刊ゲンダイが出所であると判明した。かくて日刊ゲンダイ社におもむき、6月18日付、19日付(発売は17・18日)の新聞のオリジナルを購入した。
その一方で、西尾氏の動きについてこのような情報が有る
(読者の声1)西尾幹二先生のホームページに次の指摘があります。
「“5・22訪朝”に(中略)”空白の十分”をつくってしまった日本は、国家としてのギリギリの安全装置も機軸も失ってしまったのである」。
これは極めて重要な情報と思われますので、多くの人達に知っていただきたく回覧をお願いする次第です。
(YG生、東京都)
(宮崎正弘のコメント)じつは二ヶ月以上も前に、このはなし、西尾先生から直接聞いておりました。それから小生、二回ほど中国取材にでてしまったので留守が多く、その間に多くの人がご存じだと思っていたのですが、日本のマスコミは黙殺したのですね。あの「空白の10分間」のことを。昨晩も或る会合で、日本の錚々たる人達に上記の事実経過をはなすと、誰も知らない。
「え。空白の10分。え。通訳なし?それって外交のイロハを知らない」と一様に怒りの反応でした。
具体的な日付が書いていないが、「二ヶ月以上も前」と「それから小生、二回ほど中国取材に」というキーワードに従い宮崎氏のメルマガのバックナンバーを調べると8月20日以前に6月26日~7月6日と7月24日~8月5日の二回海外取材に行かれている事が判る。
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(休刊のお知らせ)小誌は明日6月26日より7月6日ごろまで海外取材のため休刊です
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(お知らせ)◎小誌は明日7月24日から8月5日まで休刊です。◎
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(読者の声2)また中国へ行かれたのですか?貴メルマガが休刊だと心身ともに不調になります(オーバーかな?)。旅先にもパソコンをお持ちにならないのですか? 中国だってホテルの部屋からインターネットに簡単にアクセスできるはずですが?
(YU生、山形)
(宮崎正弘のコメント)中国でホテルの部屋からインターネットが繋がるのは大都会では三つ星以上、地方都市ですと四つ星以上。小生の場合、地方都市への取材が多い上、三つ星以下のホテルに泊まることが多く、役に立ちません。そのうえ旅程には無闇と移動が多いので、パソコンがいかに軽くなってといっても、持ち歩くのは疲れます。イラクにまでセットを持っていった勝谷誠彦氏は若いからできるのでしょうけれど。そもそも旅行中は、パソコンから解放されたいのです(苦笑)。(後略)
つまり、宮崎氏は「二回の中国取材前」にあたる6月26日より前に「空白の10分」を西尾氏から「直接」聞いていた、という事実が浮かび上がる。
以上が西尾氏が「空白の10分」を知って以降のソースのある知り得る情報である。これを元に時系列に並べて検証をしてみると大きな矛盾が生じる。
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2)時系列の検証
5月22日:小泉総理再訪朝
6月17日:日刊ゲンダイ「空白の10分」を記事にする
テレ朝ワイドスクランブル夕刊キャッチアップにて上記記事紹介
6月26日以前:西尾氏が「空白の10分」を宮崎正弘氏に教える
7月 9日:Voice8月号発売。ワイドスクランブルの報道を元にした
「空白の10分」を紹介する中西論文掲載。
西尾氏この記事を読み「空白の10分」を知る
7月26日:西尾氏、中西氏との『倒閣運動』宣言と「木村愛二のデッチ
上げレイプ裁判で小泉批判」を自サイトで表明
日付不明:西尾氏が中西氏の証言を元に5月24-26日のテレ朝のビデオを検証
8月17日:西尾サイトにて「空白の10分」の情報収集依頼
8月21日:西尾氏「『空白の10分間』が本当にあったかどうか分ら
ないという立場で私はこれを書いている。」と自サイトで申し開き
8月24日:西尾氏「私はデマを流しているのではない。一つでも証拠
がほしいから「緊急公告」で情報を求め、そして成功した」
と自サイトで申し開き。
ところが、この時系列の検証にどうしても矛盾が出てしまう。それは西尾氏が「空白の10分」を知った時期。西尾サイトの管理人は「7月9日発売のVoiceで知った」と証言、一方宮崎氏のメルマガのソースでは「6月26日以前に西尾氏から『空白の10分』を聞き知った」と証明されている。
つまり宮崎氏か西尾サイトの管理人のどちらかが嘘を言っているということになる。それぞれのパターンを検証してみる。
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3)時系列の矛盾原因別の検証
仮定1)宮崎氏の勘違い:
「2ヶ月以上も前」「二回の海外取材」という二つのキーワードが有るにもかかわらず、思い違いだったとしたら、宮崎正弘という学者もそうとうヤキが回っているとしか言いようがないが、それは置いておいて。
問題となるのは、「『空白の10分間』が本当にあったかどうか分からない」「私はデマを流しているのではない。一つでも証拠がほしいから「緊急公告」で情報を求め」たと主張する西尾氏が、自分自身でマトモな検証をする前に、中西論文でも「報道が確かなら」と但し書きしてあるような怪しい情報を宮崎正弘氏に流布している事。結果として宮崎氏は
「空白の10分間」のことを。昨晩も或る会合で、日本の錚々たる人達に上記の事実経過をはなすと、誰も知らない。
と西尾氏から聞き知った「空白の10分」を既成事実のように鵜呑みにして「日本の錚々たる人達」に「事実経過」として話して聞かせた事により、西尾氏は(意図するしないに関らず)デマの流布に成功した。
これを西尾氏によるソースロンダリング(情報源洗浄)と指摘し批判しているのです。7月26日に行われた「木村愛二によるデッチ上げレイプ裁判」を利用した小泉批判と全く構造は同じ。
この行為は西尾氏の「『空白の10分間』が本当にあったかどうか分らないという立場で私はこれを書いている。」「私はデマを流しているのではない。一つでも証拠がほしい」という発言と全くもって矛盾する行為です。
保守論壇の重鎮としてもっと自分の影響力を自覚し、そんな姑息な手段で「倒閣運動」を行うサヨみたいな手口に恥を知れと言いたい。
仮定2)西尾サイト管理人(年上の長谷川氏)の勘違い:
西尾サイト管理人が証言した「(『空白の10分』を)7月10日発売のボイス(郵送の場合、これより二・三日早いかも)で西尾先生は知ったということです」が勘違いの場合、西尾氏は6月26日より以前にこの事を知っていたということになる。
一連の西尾氏の「空白の10分」に関する発言は全て中西氏からの情報が大元のソースとなっている。そこから「ワイドスクランブル」や「日刊ゲンダイ」へと情報源の検証はしているが、中西氏以外のルートで「空白の10分」が西尾氏の耳に入ったとは一切記載していない。更に不思議な事にいつ「空白の10分」について西尾氏が知ったのかも記載していない。
つまり西尾氏は「あくまで自分が入手した情報源ではなく中西氏を情報源にしてblogを書く必要が有った」事になる。
可能性としては官邸の中の人や外務省の中の人のリークにより西尾氏は秘匿すべき重要且つ確実な情報源を握っていたという事もある。が、答えはNOだ。
西尾氏が「『空白の10分間』が本当にあったかどうか分らないという立場で私はこれを書いている」「一つでも証拠がほしい」と自ら述べているように、西尾氏自身が中西氏より先に「空白の10分」を知っていたとしても、それは中西氏の口から出るより信憑性に乏しい噂レベルの信憑性だったからこそ、情報源を秘匿しつつお得意の「官邸筋」や「詳しい情報通」からの情報と自ら紹介する事が出来なかったわけだ。
ここで、問題となるのがそんな信憑性に乏しい噂レベルの、しかもその時点では中西氏の口からも出ていない、怪しい「空白の10分」を宮崎正弘氏に流布している事。以下「仮定1」と同様。全くもって情報の確認をする作業もせず、ほいほい「空白の10分」の流布に協力。西尾氏の発言により信憑性を増させるというソースロンダリング(情報源洗浄)の手口で宮崎氏経由「日本の錚々たる人達」へ「空白の10分」という裏付の取れていない怪情報の流布に成功。
この場合、自分自身ですら自信の持てないような怪情報を宮崎氏に流す方が仮定1より余程悪質。これでよくもいけしゃーしゃーと「『空白の10分間』が本当にあったかどうか分らないという立場で私はこれを書いている。」「私はデマを流しているのではない。一つでも証拠がほしい」なんて発言が出来るもんです。繰り返します、保守論壇の重鎮としてもっと自分の影響力を自覚し、そんな姑息な手段で「倒閣運動」を行うサヨみたいな手口に恥を知れ、と。
仮定3)もう一つの可能性:
これは上の二つと違い、西尾氏らがやっている「空白の10分」の存在を肯定する為に結論ありきで状況証拠を積み重ねるような、推論&妄想です。
7月26日に西尾氏は高らかに宣言しています「私と中西氏は言論界の立場から、はっきりと『倒閣運動』に動きだした」と。そこで考えられるのが中西氏と西尾氏が共謀して倒閣のために「空白の10分」デッチ上げたという事。
実は「空白の10分」について日刊ゲンダイで署名記事を書いた「政治ジャーナリスト・大隈誠治」ですが、もし、官邸事情通から「空白の10分」の存在や細田官房長官と薮中局長の電話のやり取りをリークしてもらえるような実力者なら、過去の著作や記事の一つくらいgoogleでひっかかりそうなものだが、「大隈誠治」でヒットするのは「大隈誠治(日本鯨類研究所理事長)」だけ。そもそも大隈誠治なる政治ジャーナリスト自体が架空の存在ではないかと疑われる。
日刊ゲンダイのソースにある「官邸事情通」とは中西又は西尾氏で、「倒閣」の為にイエロージャーナリズムが飛びつきそうなネタをデッチ上げ、配下のライターに頼み架空の政治ジャーナリストの名前で日刊ゲンダイに寄稿。それをワイスクが取り上げ、中西氏が再度Voiceで取り上げ、西尾氏がWEBと正論で取り上げ火を点け中西・西尾の倒閣運動へと繋げようとしたと考え、情報の流れを整理すれば
(中西又は西尾=官邸事情通)→大隈誠治(仮名)→日刊ゲンダイ→ワイドスクランブル→中西→西尾
となる。
西尾氏は産経新聞の上層部と繋がりがあるにも関らず、小泉再訪朝に同行した産経新聞の記者に事実を確認した様子が無い、さらに日刊ゲンダイのバックナンバーを購入しに日刊ゲンダイを訪れているにもかかわらず、記事を書いた政治ジャーナリスト大隈誠治について編集部に確認する事もしていない。もっと直接的に「事実を確認する」作業を取り得る立場にありながら、敢えてそれをせずにVoiceの中西論文をソースとしWEBサイトで一般読者に「事実の確認作業」の協力を依頼するという自己矛盾に、この仮定ならすんなり納得が行く。
もちろんこれは状況証拠による推論だし、上の二つの仮定とは明らかに違うお遊びだが、西尾先生の仰る「いま目の前で起こっている情報戦のひとつといえども見逃すまいとする真剣なまなざし」で西尾先生のblogや様々な情報を集めるとそのような結論が出てしまうんですよね。
西尾氏がやってる「空白の10分」追求は、この仮定3程度のレベルにしかオレには思えません。
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って訳で、仮定3は悪ノリですが、西尾先生、それでもまだ「空白の10分」という怪しい怪しい情報にすがって「倒閣運動」を続けるおつもりですか?
何度も忠告していますが「倒閣運動」やるならばもっと正攻法でやるべきです。
「素人がやればこれが精一杯である。」なんて仰ってますが、貴方は言論の「プロ」ですよ。ソースロンダリング(情報源洗浄)のようなデマゴギーの手法を使って、出所の怪しい情報をテコにする倒閣運動なんてサヨクのような真似はおよしなさい。
オレが願うのはそれだけです。
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[8月30日の追記]
8月29日(日)に宮崎正弘氏からの回答が西尾氏の「空白の10分」用掲示板で公表されました。
2ヶ月以上前から西尾先生は知っていたのではないか?それをわざと知らない振りをして、うそをついているのでは?という疑問に対しての調査結果です。
----- Original Message -----
From: "憂国忌 実行委員会"
To:
Sent: Thursday, August 26, 2004 5:27 PM
Subject: 5月26日だったと思います。宮崎正弘
> 日記を見ると5月26日、6月25日が「路の会」です。このどちらかで伺いま し
> た。どちらであったかの記憶はまったくありません。がタイミング的に5月26日
> だったのではないか、と思います。しかし6月だった可能性もあります。それほど 重
> 要な案件とは思えなかったので鮮明な記憶がありません。
>・・・・・・以下略・・・・・・・・・
> 宮崎正弘
(中略)
西尾先生からのメール内容
宮崎氏の件は矛盾ありません。
6月23日 私のVoice 論文完了 その日に中西氏の論文内容を編集者から聞いた
25日 路の会 宮崎氏らに空白の10分間があるらしいと話した
26日 宮崎氏 海外へ行く
これを元に時系列をアップデートする
5月22日:小泉総理再訪朝
6月17日:日刊ゲンダイ「空白の10分」を記事にする
テレ朝ワイドスクランブル夕刊キャッチアップにて上記記事紹介
日付不明:6月17~23日の間に中西論文執筆される
6月23日:西尾氏、編集者から中西論文の内容を聞き「空白の10分」を知る
6月25日:西尾氏が「空白の10分」を宮崎正弘氏に教える
7月 9日:Voice8月号発売。ワイドスクランブルの報道を元にした
「空白の10分」を紹介する中西論文掲載。
西尾氏この記事を読む
7月26日:西尾氏、中西氏との『倒閣運動』宣言と「木村愛二のデッチ
上げレイプ裁判で小泉批判」を自サイトで表明
日付不明:西尾氏が中西氏の証言を元に5月24-26日のテレ朝のビデオを検証
8月17日:西尾サイトにて「空白の10分」の情報収集依頼
8月21日:西尾氏「『空白の10分間』が本当にあったかどうか分ら
ないという立場で私はこれを書いている。」と自サイトで申し開き
8月24日:西尾氏「私はデマを流しているのではない。一つでも証拠
がほしいから「緊急公告」で情報を求め、そして成功した」
と自サイトで申し開き。
オレの持ち出した仮説2「年上の長谷川氏の勘違い」の方が事実だった、そして西尾氏が初めて「空白の10分間」を知ったのは中西論文内容を編集者から聞いた6月23日という事がハッキリした。つまり西尾氏は「中西氏が論文に書いているであるらしい『空白の10分』を、論文内容も読まずろくに内容確認もせず宮崎氏に吹聴しソースロンダリングに加担、結果として宮崎氏は『日本の錚々たる人達に上記の事実経過』を話しデマの流布に協力」する事になった。
西尾氏は自サイトで「『空白の10分間』が本当にあったかどうか分らないという立場で私はこれを書いている。」「私はデマを流しているのではない。一つでも証拠がほしい」という発言しているが、これはまるっきり欺瞞で、なんの情報確認もせずデマを宮崎氏に吹聴し、その延長で自サイトでも「情報収集依頼」を名目にあたかも「空白の10分間」が存在したことを既成事実がごとく取り扱っていた事がハッキリした。
それ以外にも情報が明らかになるにつれ色々な疑問が新たに出てくる。
なぜ宮崎氏は「それほど重要な案件とは思えなかった」とし5月に聞いたか6月に聞いたか定かでない空白の10分間を、2ヶ月以上たった8月にわざわざ怒りを込めて日本の錚々たる人達に伝えたのか?
中西氏の論文は6月17~23日の間に書かれたものだが、中西氏が「空白の10分」を知ったワイドスクランブルでは「空白の10分とは言え、通常は両国の通訳がついている」という旨のコメントをしている。なのに中西論文は「報道によると」と前置きし「他に入ったのは北朝鮮側の通訳だけで、外務省の人間は同席できなかったと伝えられている。」と断定している、ご丁寧なことに断定した後「この報道が正確なら」と付け加えて。ワイドスクランブルの放送後時間を経ているならまだしも、直後にこんな事実誤認を堂々と論文になぜ書いたのだろう?
更に中西氏は西尾氏に「5月24~26のワイスクが情報源」と伝えたのは一体いつなのか?ワイスクは6月17日に放送され、中西氏は17-23日に空白の10分についての論文を書いた、そして西尾氏は23日にその論文内容を編集者から聞いた。そして何時、西尾氏は中西氏に直接この件を問い合わせたのか?ワイスクの夕刊キャッチアップを見て「ネタ」を仕入れ直後に論文を書いている。それなのになぜ放送時期を1ヶ月も間違えるのだろう?
そして最大の謎は、8月17日以降、西尾氏はワイスク全文や日刊ゲンダイを手に入れ「空白の10分間」に北朝鮮側の通訳しか同席しなかったとは書いていない事を知り、また中西氏のワイドスクランブルを見た時期に関する証言が全く違っていたのに、その内容につき中西氏に再度確認を取る事をしないのだろう?
奇しくも西尾氏は8月26日に自サイトにてテレビのビデオと日刊ゲンダイの古新聞を入手したことをもってして「素人がやればこれが精一杯である。我々はここまで明らかにしたので、ここから先はマスコミと公安警察の仕事である。」なんて言っているが、中西氏に直接論文内容の矛盾について問い合わせるという一番最初にやるべき且つWEB一般読者には出来ないが西尾氏にのみ可能な情報収集をやらなかったのか?
「私はデマを流しているのではない。一つでも証拠がほしい」この言葉は欺瞞だらけ。情報をつき合わせて西尾先生の書かれたエントリーを読み返せば読み返すほど予断に満ち満ちた空白の10分間を梃子にする小泉批判が浮かび上がってくる。
まさか最初に中西論文の内容を西尾氏に伝えたという「編集者」に罪を擦り付けるつもりじゃないだろうし、唯一西尾先生が名誉回復するには、これは中西輝政氏に嵌められたという主張をする位しかもう道は残されてないのではないだろうか?
↓8月30日の追記への直リンクURL
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000353.html#tsuiki0830
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[私信]
西尾幹二インターネット日録の管理人である「年上の長谷川」氏よ、貴方は現在西尾氏のサイトの掲示板で
なお、皆様にご通知いたします。
トコトン板Ⅱを作りました。
トコトン板Ⅰの方は、現在喧々諤々の論争中で満室ですので、今回の他サイトとのトラブルを含む件の話し合いは別室(トコトン板Ⅱ)でしたいと思います。
今後これらの件についての発言は
でお願いいたします。
なお、こちらへ書き込みの場合、あちらへ移動させていただきます。ご了承ください。
と仰ってるようですが、今後予想されるオレのこのエントリーに関連する書き込みがあれば、それは他サイトのとのトラブルではなく西尾氏へのストレートなクレームと忠告であり、インターネット日録からリンクも張ってないような僻地の掲示板へ転載して言論封殺などせぬよう。
それと、もし西尾氏がネットに繋がず、トラックバックしてるにも関らずオレのエントリーも自サイトの掲示板も見ていないから反応出来ないなら、しっかりプリントアウトして知らせるように。そこには「年上の長谷川」氏の主観に基いた切り貼りをせず、全文をキッチリ見せるように。
言論扱ってる人に仕えてるんだからそれ位の最低限のルールは守って欲しいものです。
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[お知らせ]
西尾幹二氏のインターネット日録9月15日の更新でIrregular Expressionについての誤った情報については訂正されました。
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[追記]
この件を逆手に取ってサヨなんかがその他の西尾氏の論説まで誹謗中傷し始めないか心配になったんで追記しておきます。
一連のオレの書いた西尾氏関連のエントリーは、氏の「空白の10分」や「レイプ裁判」などを利用した小泉批判の手法(ソースロンダリング(情報源洗浄))についての批判を展開しています。が、氏のその他の論説については一切関りの無い事ですし、ソースなどについて同様の疑義を唱えるものではありません。
オレのエントリーを飛躍させて西尾氏のその他の論説まで非難するような情報操作は絶対にお止めください。
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[参考:西尾幹二氏関連エントリー]
8月2日 保守論客のサヨ的闘争
8月19日 西尾幹二のソース ロンダリング「空白の10分間」
8月20日 在日外国人参政権を阻止する為に、ごめんなさい
8月21日 緊急公告(三) 西尾幹二「空白の10分」祭り検証
8月24日 衝撃!西尾幹二氏の「空白の10分論」に官邸筋から忠告?!
8月26日 西尾幹二はいつまでデマを垂流しオレを中傷し続けるんだろう