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帰宅願望 後編:いつも あおぞら!:So-net blog
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帰宅願望 後編 [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

施設に入居している方が自宅に帰りたいと思うのはごく自然なことです。
誰でも自宅に帰りたいはずで、このこと自体は異常なことではありません。
しかしながら、Web上を検索してみればわかる事ですが、帰宅願望自体を厄介な事ととらえている記事も多く認められます。
『帰宅願望=徘徊』なんてものもあり、びっくりします。
介護者の立場で意見が述べられている場合には、もっと利用者さまの立場で考えてみたら良いと感じる記事もあります。

さて、昨日の続き。
介護員さんからの質問は、利用者さまの感情に寄り添って「家に帰れるといいですね」と一緒に夢を見ると言うのは、意味がないのではないかと言うものでした。
家には連れていってもらえないという現実があるのに、そんな受け答えでは一歩も前進しないではないですかという訳です。

でも、私には前進している部分があると思います。
昨日は感情に寄り添うような受け答えをすると、この利用者さまが(私にとっては患者さまなのですが)、堰を切ったように色々なことを語り始めると言いました。
これは上手くケアが出来ている証拠でもあります。
最初から、たくさん話してくれるわけではないんですね。

今回の介護員さんは違いますが、介護者の中には利用者さまにたくさん話をされると困ってしまう方もいるようです。
忙しく働いているので、仕方がないのかもしれません。
でも、人と関わりを持つと言うのは、まさにそうしたものです。

自分で言うのもなんですが、相手がたくさん個人的な事を話し始めたら、話を聞かされている方(今回の場合は私と介護員さん)が信頼されている証拠なのです。
あなたも、受け入れている人にしか個人的な事など、なんでもかんでも話さないでしょ?
まさに、堰を切ったように語られる内容は、そんなものまで含まれているんですね。
御本人さまにとって、どうでもいい事などなにもないのです。
どうか聞いて欲しいと思って、打ち明けているのです。
これに向かい合わないで、どうしますか。そんなことでケアできますか?

繰り返し相手の話しに耳を傾けること(傾聴)で、前進しているのは相手との信頼関係。
信頼関係が深まり、その後の関係がどんどん良くなっていくと言うことです。
そしてときどき相手も自分も癒されます。

菊地がお送りしました。ではまた!


http://www.aozoraclinic.com

ピピインターナショナルプリスクール(英語幼稚園・旭川)
http://www.pipi-popo.com

日本スピリチュアルケア学会(理事長・日野原重明)
http://www.spiritual-care.jp
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