Jakarta Commons Chain はデザインパターンの Chain of Responsibility パターンを実装する時に使用可能なライブラリです。
機能としては以下のようなものが用意されています。
Jakarta Commons Chain で基本となるインタフェースは org.apache.commons.chain パッケージに収められています。
org.apache.commons.chain の中で中心となるのが Command インタフェース。
Command インタフェースを実装するクラスこそが Chain of Responsibility パターンにおける実行部分の一つ一つになります。
Command インタフェースにはそのサブインタフェースとして Chain インタフェース、Filter インタフェースが用意されています。
それぞれの違いは次の通りです。
org.apache.commons.chain パッケージの残るインタフェースは Context と Catalog。
Context インタフェース実装クラスは Command 間で受け渡しするデータを格納します。
Catalog は Chain を格納しておくための入れ物です。
ということで非常にざっくりですが、Jakarta Commons Chain の概要でした。