古いMacのSystem7サウンド形式をAIFF/WAVに変換 : SystemSound Converter [ソフトウェア(音楽制作)]
ふとしたことから10年くらい前に使っていた古い Mac (Performa 5320)のバックアップが入ったデータディスクを発見したんですが、これが Zip ドライブのディスクだったんです。
幸いにも USB 接続対応のドライブ本体もまだ持っていたので、試しに iMac に繋いでみたら無事中身が見れました。
ディスクに書かれていた日付は1998年2月、ちょうど Performa から PowerMac G3/MT266 に買い換えるとき最後にバックアップしたと思われるもので、その中のフォルダの1つから当時ホームページで公開していた音声ファイルの変換前の元データを発見。うぉっ!懐かしすぎる・・・
ファイルの日付は1997年と1996年。消したと思っていたデータが見つけられたのはちょっとした収穫でした。


Zip ドライブは、今ほどフラッシュメモリが安価ではなかった10年ほど前、フロッピーディスク に代わる大容量メディアを模索して米国 Iomega が開発した独自規格の磁気ディスクのひとつで、初期の容量は100MB、その後250MB、750MBに対応した製品がありました。(ちなみに圧縮形式の zip とは関係はありません)
海外では当時結構普及していたようで、Performa 5320 の次に買った G3/MT266 にはフロッピーディスクドライブの代わりに標準で Zip ドライブが搭載されていました。その頃日本では MO (光磁気)ディスク (初期は128MB、230MB)が普及し始めていて、それに押されて需要がなかったのかあまり普及しなかったようです。
発見した音声データは拡張子がついてなく、当時何で録音したのかすっかり忘れていてデータフォーマットがなんなのかさっぱり分かりません。OS X のファイルプレビューでは再生はされるのですが、ファイルの情報ダイアログを見ると種類には「Unix 実行ファイル」と表示されています。 (プレビューで表示されたプレイヤーが QuickTime ではなくてボタン1つだけだったのにもっと早く気付くべきだった)
おそらく AIFF だろうと思って QuickTime Player で読み込んでみると対応してないファイルといわれ再生できず、次に Logic Pro や他の波形エディタで試してみましたがどれも認識できませんでした。
それならばと、ファイルを Windows にもってきてファイルを見るとなぜかファイルサイズが 0 に。 同時にできるリソースフォークフォルダ (__MACOSX) を見てみると、同名で元サイズと同じファイルがあったので試しに波形エディタで読み込んでみるとこっちも認識できないフォーマットといわれ読み込めず。
これはどうしたもんかとちょっと焦りがはいったところで、リソースフォークのフォルダに本体が入ってたということは、これはもしかして AIFF ではなくて Mac OS7~9 で使われていた System7 サウンド形式の音声ファイルだったのではないかと思い始めました。
そこで System7 サウンド形式のファイルを AIFF/WAV に変換できるツールがないかとググってみたら、SystemSound Extension というフリーウェアに含まれている SystemSound Converter を使えば変換できるということが分かり、さっそくダウンロード。


↑左が SystemSound Extension で真ん中が今回必要な SystemSound Converter

↑変換元はファイルだけでなくフォルダ単位で複数ファイルの選択もできます
試しに問題のファイルの1つを変換してみると、いともあっさり成功。無事 AIFF フォーマットになった音声ファイルが出来上がりました。
このツールが必要な Mac ユーザはかなり限られると思うのですが、必要な人にはとてもありがたいツールといえるかも。

Windows でも AIFF として認識されて無事再生できました。元の音声は22KHz/8ビット/モノラルだったので、おそらく OS7~9 の頃に付いていた標準のサウンドレコーダーで録音したのだと思います。
発掘できた音声データは後日このブログ再公開したいと思っているので、それが何のデータだったのかはまだ明かさないでおきます。
[関連サイト]
SystemSound Extension
Iomega
[ブログ内の関連記事]
カテゴリー - intel iMac 使用記
カテゴリー - Apple 関連(Mac/iTunes)
2008/11/12 - フリーの波形編集ソフト : MEFSoftwere Music Editor Free
2008/03/23 - CDの曲に時々入っている16kHz付近のノイズの正体
2008/03/11 - フリーの音響解析ソフト : Sonic Visualiser 1.2
2007/08/05 - USB端子付きのダブルカセットデッキ : ION Audio TAPE 2 PC
2007/07/21 - フリーの波形編集ソフト : Wavosaur
2006/10/29 - Adobe Soundbooth ベータ版を使ってみた
幸いにも USB 接続対応のドライブ本体もまだ持っていたので、試しに iMac に繋いでみたら無事中身が見れました。
ディスクに書かれていた日付は1998年2月、ちょうど Performa から PowerMac G3/MT266 に買い換えるとき最後にバックアップしたと思われるもので、その中のフォルダの1つから当時ホームページで公開していた音声ファイルの変換前の元データを発見。うぉっ!懐かしすぎる・・・
ファイルの日付は1997年と1996年。消したと思っていたデータが見つけられたのはちょっとした収穫でした。
Zip ドライブは、今ほどフラッシュメモリが安価ではなかった10年ほど前、フロッピーディスク に代わる大容量メディアを模索して米国 Iomega が開発した独自規格の磁気ディスクのひとつで、初期の容量は100MB、その後250MB、750MBに対応した製品がありました。(ちなみに圧縮形式の zip とは関係はありません)
海外では当時結構普及していたようで、Performa 5320 の次に買った G3/MT266 にはフロッピーディスクドライブの代わりに標準で Zip ドライブが搭載されていました。その頃日本では MO (光磁気)ディスク (初期は128MB、230MB)が普及し始めていて、それに押されて需要がなかったのかあまり普及しなかったようです。
発見した音声データは拡張子がついてなく、当時何で録音したのかすっかり忘れていてデータフォーマットがなんなのかさっぱり分かりません。OS X のファイルプレビューでは再生はされるのですが、ファイルの情報ダイアログを見ると種類には「Unix 実行ファイル」と表示されています。 (プレビューで表示されたプレイヤーが QuickTime ではなくてボタン1つだけだったのにもっと早く気付くべきだった)
おそらく AIFF だろうと思って QuickTime Player で読み込んでみると対応してないファイルといわれ再生できず、次に Logic Pro や他の波形エディタで試してみましたがどれも認識できませんでした。
それならばと、ファイルを Windows にもってきてファイルを見るとなぜかファイルサイズが 0 に。 同時にできるリソースフォークフォルダ (__MACOSX) を見てみると、同名で元サイズと同じファイルがあったので試しに波形エディタで読み込んでみるとこっちも認識できないフォーマットといわれ読み込めず。
これはどうしたもんかとちょっと焦りがはいったところで、リソースフォークのフォルダに本体が入ってたということは、これはもしかして AIFF ではなくて Mac OS7~9 で使われていた System7 サウンド形式の音声ファイルだったのではないかと思い始めました。
そこで System7 サウンド形式のファイルを AIFF/WAV に変換できるツールがないかとググってみたら、SystemSound Extension というフリーウェアに含まれている SystemSound Converter を使えば変換できるということが分かり、さっそくダウンロード。
↑左が SystemSound Extension で真ん中が今回必要な SystemSound Converter
↑変換元はファイルだけでなくフォルダ単位で複数ファイルの選択もできます
試しに問題のファイルの1つを変換してみると、いともあっさり成功。無事 AIFF フォーマットになった音声ファイルが出来上がりました。
このツールが必要な Mac ユーザはかなり限られると思うのですが、必要な人にはとてもありがたいツールといえるかも。
Windows でも AIFF として認識されて無事再生できました。元の音声は22KHz/8ビット/モノラルだったので、おそらく OS7~9 の頃に付いていた標準のサウンドレコーダーで録音したのだと思います。
発掘できた音声データは後日このブログ再公開したいと思っているので、それが何のデータだったのかはまだ明かさないでおきます。
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アイオメガ ZIP750 USB 2.0 Drive ML 32850
- 出版社/メーカー: アイオメガ
- メディア: エレクトロニクス
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