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破滅型作家のRoom/有城佳音:So-net blog
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泣きっ面に、スケ番であった [逆噴射する記憶]

朝からラブレターを一通書くのである。(ラブレターは朝のまっさらな気持ちでである)
グレムリンに、12時以降、ご飯をあげてはいけないように、
恋する人は、12時以降、自分の感情をしたためてはならないのである。

夜は、その方向で、がんがんにテンションがあがっているから、
翌日読むと、ラブレターどころか、自分を捨てたくなるのである。

俺は一通だけ、そんな致命的なラブレターを書いたことがあるのである…。
中学時代である。
しかも、例の「男をたぶらかす女」にである…。

真夜中、木に登って、彼女の部屋に渡しに行ったのである…。
ベランダで待つ美しい彼女目指して、木に登る俺は、
まるで、『トムとジェリー』のような気分であった。
(『ロミオとジュリエット』の間違いである)

恋は成就したかと言えば、もちろん、ひどい目に遭ったに決まってるのである。
札付きの女なのである。
(俺は、潜在的な自殺志願者だったのであろう)

その後、俺は人々に「カワイソー」という名で親しまれることになったのである。
みんなが俺の書いたことを知ってるのである!
(ある種、今もである!)←自分でやってるのである
そして、なんたることか!スケ番に呼び出されたわけである。
な、な、なんでであるか!
(泣きっツラに、スケ番である…)
特別教室なんかが集まる、誰もいない幽霊とか出る、B塔である。


俺はいったいどんなリンチに遭うのかと、自分を捨てたい気分であった。
(幽霊の方がマシ!と思ったのであった)
すげー長いスカートを穿いた、のたうつ地獄の魂のような女が、
(お札貼りたいような女である)ひとりで待っていたのである。
しかし、いつもと違って、女の子ナイズされて、もじもじしているのである。
(リ、リンチの方がマシと思ったのであった)

彼女は、俺に痛く同情する心根の優しい女だったが、見た目怖すぎである。
復讐の提案も、怖すぎである。
こんなのと腕組んで歩いたら、命いくらあっても足りんのである。
こんな怖い人に、もじもじさせて、断りでもしたら、地獄の釜の蓋開けそうであった。

俺は「悲惨」という呼び名に昇格し、一般市民は近づかなくなったのであった。
その話は、「彼女の失踪」
(←実は違う。ここには書けない)によって、事なきを得たのだが、
「札付いてる魂」より、「お札を探す魂」の方が、俺の好みであった。
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            Websiteアダムノ林檎に掲載した日記の2日遅れの掲載になっておりますb12-color.jpg
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