Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
2014-10-04 - ARTIFACT@ハテナ系
[go: Go Back, main page]

Hatena::ブログ(Diary)

ARTIFACT@ハテナ系 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


2014-10-04

Kindleの角川半額セール 一般書籍編

初日の10月1日に高額商品が間違えて280円という価格設定にされちゃって祭りが起きたKindleの角川セールだが、自分が読んで面白かった作品を中心にまとめてみた。

なお、セールは10月7日まで。※10月14日まで延長された

※関連

以前の記事で紹介した書籍も大体セール価格だったので。

角川書店70%引セールの文庫や一般書籍 - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

角川書店70%引セールのKindleお勧め漫画(主にガンダム) - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

Kindleで出ているガンダム富野小説 - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

Kindleで『フルメタル・パニック!』の長編シリーズを揃えた - ARTIFACT@ハテナ系[↑B]

米原万里

嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は去年冬のセールで買って読んだのだが、非常に面白かった。今回のセールで1冊だけといったら、これを選びたい。

筆者のマリは、1960年に共産党員の父親の仕事の関係で、チェコスロバキアのプラハのソビエト学校に通う。そこで仲の良かった3人の友達たちとの思い出、そして、30年後音信不通だったその友達たちを探し出して再会する。東西冷戦終結後の激動に、東欧の個人がどのように翻弄されたのかがよくわかる。

MASTERキートン』でも、東西冷戦時代を巡るエピソードが多かったが、そういうった話が好きな人にはお勧めしたい一冊である。

『心臓に毛が生えている理由』は『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』のサブテキストとして。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 角川文庫

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 角川文庫


山田正紀

山田正紀氏はいろいろな面を持つ小説家だが、自分にとっては冒険小説作家である。『謀殺のチェス・ゲーム』は、山田正紀氏の冒険小説の代表作といえる作品で、自衛隊の新型対潜哨戒機の奪取を企むグループとそれを阻止しようとする自衛隊の騙し合いが面白く、コンゲーム作品として非常によくできている。今映像化しても面白いんじゃないかなあ。200円と非常に安いので、だまされたと思って買って欲しい。

『崑崙遊撃隊』は昭和初頭の中国を舞台にした冒険小説でこれも180円と安い。他の作品も200円を切る価格が多いのでお手頃だ。

謀殺のチェス・ゲーム (角川文庫)

謀殺のチェス・ゲーム (角川文庫)

崑崙遊撃隊 (角川文庫)

崑崙遊撃隊 (角川文庫)

神狩り (角川文庫)

神狩り (角川文庫)

弥勒戦争 (角川文庫)

弥勒戦争 (角川文庫)

チョウたちの時間 (角川文庫)

チョウたちの時間 (角川文庫)

宝石泥棒 (角川文庫)

宝石泥棒 (角川文庫)

氷河民族 (角川文庫)

氷河民族 (角川文庫)


大槻ケンヂ

グミ・チョコレート・パイン』や『新興宗教オモイデ教』といった思春期の焦燥を描く小説が印象的な大槻ケンヂ氏。他の作品も、角川文庫でかなり出ている。

同じく思春期の焦燥を描いた『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(滝本竜彦)も。ヒット作の『NHKにようこそ』はKindle化されていない。

女性の思春期の焦燥を描いた小説の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(桜庭一樹)もセールに入っている。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 角川文庫

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 角川文庫


森見登美彦

森見登美彦氏といえば京都を舞台にした小説。はてなユーザーでもある。

夜は短し歩けよ乙女 角川文庫

夜は短し歩けよ乙女 角川文庫

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ 角川文庫

ペンギン・ハイウェイ 角川文庫


万城目学

この人も京都小説のイメージが。

鴨川ホルモー 角川文庫

鴨川ホルモー 角川文庫

ホルモー六景 角川文庫

ホルモー六景 角川文庫


SF

『声の網』はネット時代に読むと、いろいろ面白い作品。『戦国自衛隊』は映画しか知らなかったのだが、小説はだいぶ印象が違ってびっくりした。何といっても、自衛隊員が品行方正なのだ! あと非常に短い。

『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』は『メタルギア ソリッド』も遊んでいるし、伊藤計劃氏の小説ということで読んだのだが、『メタルギア ソリッド』知らない人にはちょっときついと思う。

声の網 (角川文庫)

声の網 (角川文庫)

時をかける少女 角川文庫

時をかける少女 角川文庫

新装版 戦国自衛隊 角川文庫

新装版 戦国自衛隊 角川文庫


小説

不夜城』は歌舞伎町の中国マフィアの抗争を描くノワール小説。

『マグマ』は地熱発電をテーマにした珍しい小説。地熱発電の勉強になる。

不夜城 (角川文庫)

不夜城 (角川文庫)

マグマ 角川文庫

マグマ 角川文庫


新書

物語消費論改 アスキー新書

物語消費論改 アスキー新書


IT