大阪市交通局30系電車について…。 今年春の、谷町線への新車30000系の投入に伴い、市営地下鉄で唯一の抵抗制御車である30系の冷房改 造車が廃車されようとしています。 30系は、日本初の電気指令式ブレーキを搭載した電車ですが、この発電制動が当時の電車としては、とても優秀だと思うのです。 同世代の私鉄の、HSCブレーキを搭載した車両は、停止時の電空切替が15キロ程度で、待避駅の側線などで低速からブレーキを掛ける際、45キロ以下では発電制動が働かない車両が多いようです。 しかし30系は、発電制動が8キロ位まで効くように設定されているようですし、注意信号で一度40キロまで速度を落とし、一旦解放してから再制動してもきちんと停止間際まで発電制動が働きます。 30系以降に登場した電気指令式ブレーキ、抵抗制御(発電制動)の車両で、ここまで発電制動の融通が効く車両というのは他にあるのでしょうか?
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