Firefox 4のベータではユーザインターフェースが改善され、Google Chromeはその人気度を日に日に高め続け、Operaはスリックな新バージョンをリリース。ブラウザ競争は今もなお続いているわけです。今日はどのブラウザが一番スペースを無駄にせず、画面をフル活用できるかに焦点を置いてみて行きたいと思います!
注意:Firefoxの表示エリアを最大化したり、などカスタマイズ方法は色々ありますが、今回はあくまで初期設定の状態で、というお話です。ブラウザは全て最新版を使用(バージョンはそれぞれ、Firefox 4.0 Beta 2、Safari 5、Chrome 6.0 dev、Opera 10.60、IE 8)。
全ての条件を一緒にするため、ブックマークバーは非表示、その他の設定はデフォルトのままにしています。大きな違いはIE、Opera、Firefoxにはデフォルトでステータスバーがあり、ChromeとSafariにはない、というところです。Google Chromeではリンクなどをマウスオーバーした際に下部に表示されるステータスバーがあります。IEでステータスバーを無効にすることも出来るのですが、リンクをハイライトしソースを表示させることが出来なくなるので、これは設定していません。
Firefoxでは簡単に表示スペースを最大化出来、Firefoxをカスタマイズすることによって理想の状態を造り上げることは恐らく可能なのですが、今回は比較することが目的なのでデフォルト設定のままです(もっともFirefox 4に対応しているアドオンもまださほど多くありません)。
通常の状態: Chrome
画面のピクセルの最大化に関してはGoogle Chromeのシンプルなインターフェースが功を奏しています。IE、Firefox、Operaでステータスバーを非表示にしてもピクセル数でみるとまだかなりの開きが認められます。
最大化した状態: Chrome
ブラウザを最大化するとブラウザ間の差はさらに明らかになります。Google ChromeはIEの大きさの半分ほどという結果が。
全画面モードは画面いっぱいにブラウザを最大化した状態です。この状態での勝者は画面の上部にマウスを動かした時にツールバーがドロップダウン表示され、ブラウジングがより快適に出来るFirefoxとIE。Opera、Google Chromeにはこの機能がなく、Safariには全画面ブラウザモードというもの自体がありません。
サイドタブ表示: Chrome
OperaとGoogle Chromeにはタブをサイドバーに移動させるオプションがビルトインされています。Operaはデフォルトで有効になっていますがChromeでは、コマンドラインスイッチを使って有効にする必要がありますが、縦型タブは画面のスペースを最大化出来て便利です。Firefoxユーザの方はTree Style Tabアドオンを使ってタブを横に移動させることが出来ます。が、Firefox 4.0にはビルトインされておらず上手く作動しなかったのでここには含めていません。
小さい画面を使用している場合は特にGoogle Chromeのインターフェースが最適である、ということがわかるかと思います。Firefoxをカスタマイズするとさらに画面スペースを有効活用することが出来るかも知れませんが、デフォルトの状態ではGoogle Chromeに軍配が上がっています。
読者のみなさんはネットブックやラップトップの画面ではどのブラウザを使っていますか?
ぜひコメントで教えて下さい。
How-To Geek (原文/まいるす・ゑびす)