社会の文化的公共財である野球を通じて国民の生活に活気や憩いを与えるべく、「する」人を増やすことはもちろん、「観る」「支える」ファンを増やす支援活動を行っています。
野球はシーズン中、ほぼ毎日ゲームがあることから「日常のスポーツ」といわれます。1年を通して、キャンプから始まり、ペナントレースは半年以上にもおよび国際試合、そしてオフシーズンも話題が尽きません。そのため時にチームの勝敗が、スター選手のプレーや契約の話があいさつ代わりになるほど、人々の暮らしに溶け込んでいます。
投げる。打つ。捕る。走る。跳ぶ。滑る…。プレーを楽しむだけで、自然と多種多様な動きを身につけることができます。幼少期から遊びとしてベースボール型のスポーツに接することで健全な発育・発達に寄与し、生活を送る上での基礎的な運動能力を高めることにもつながります。
日本に野球が伝来してから150年が過ぎ、2024年にプロ野球は90周年を迎えました。子どもからお年寄りまで、「する」「観る」、そして「感じる」スポーツとして愛され、その時代、時代の人たちの期待に応えることで感動が生まれ、勇気をもらい、日々の生活が潤い、心地よい時間を過ごしていただく一助として役割を果たしてきました。その繰り返しによって選手とファンが成長し、文化的水準を押し上げ、今では世界一の実力を誇る、日本を代表する競技として親しまれています。
NPBは、これからもこの大切な文化的公共財を守り、より発展させる担い手としての自覚を持ち、関係団体とも協力しながら試合や、いろいろなイベント・事業を通じて更なる野球の普及振興活動に努めてまいります。一人でも多くの方に触れていただくため、国内外の人たちにベースボールの魅力を広め、伝えていきます。世界中の野球仲間たちと共に、笑顔にあふれ、元気な日常を守り続け、これからもスポーツの発展に尽力し、国際親善に貢献していきます。