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サイコフットボール 〜天才サッカー少年の双子は本当のテレパシーが出来て心が読めるサイキッカーだった!〜 - 都大会決勝 桜見VS柳石6
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サイコフットボール 〜天才サッカー少年の双子は本当のテレパシーが出来て心が読めるサイキッカーだった!〜  作者: イーグル
第2章 地区大会、都大会の戦い

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都大会決勝 桜見VS柳石6

「え、ええ!? 今のめっちゃくちゃスーパーゴールじゃないですか!?」



「撮ったか今の!?」



「は、はい! 勿論です!」



 目の前でスーパープレーが生まれ、村田と泉の2人の記者が興奮しながらもカメラの方をチェック。



 まさか全国でもない都内の大会で、トップレベルのプロがやるような素晴らしいゴールを見られたのは想定外だった。



「なんてこった……! 彼の息子達が此処で活躍してるなんて!」




「与一! お前格好良すぎだってー!」



「あんなゴールよく決めたな!?」



「凄すぎるから……!」



 1点を決めた与一の側に皆が駆け寄り、祝福しながらも待望の先制点を喜び合う。



「皆もダイレクトでよく繋いだよー♪」



 会心のゴールを決めた事で与一に笑顔が戻り、皆のプレーを称賛していた。



「いや、俺は咄嗟にって感じだったと思う」



「あ、俺も! あのままトラップだったら取られるって感じてさぁ」



「僕もあそこはダイレクトじゃないと不味いって感じましたから……」



 与一のスーパープレーに絡んだ竜斗、楽斗、若葉の3人。



 いずれも咄嗟の判断で止めずにダイレクトプレーへ踏み込んでいる。


 結果その感覚は間違ってなくて、こうして1点に繋がったので彼らのプレーは正解だろう。



「え、何その感覚!? 皆天才じゃーん♪」



「(1番凄いの君なのに……)」



 自分の事を棚に上げて与一は3人を天才だと明るく評価し、影二は偉ぶらないなぁと思って、スーパーゴールの立役者を見つめる。



「よーし! 後は僕達の手で完封! 今日の主役は守備だよー!」



 桜見ゴールマウスから輝羅の声が守備陣に届き、最後の攻防戦に備えて盛り上げていく。




「あり得ない……! 何でダイレクトであんな繋がって行くんだよ……!?」



 後半の終盤で失点した小島は悔しさからか、体を震わせていた。



 他の選手達も信じられないという感じで桜見イレブンを見るしかなく、呆然としている。



「時間が無い!!」



「!?」



 ボールを持ってセンターサークルへ向かいながら、星夜は一喝するように現実を告げていた。


 時間は無いが点差は僅か1点と、決して追いつけない事が不可能な差ではない。



「そうだ! 折れたら本当に負ける! 同点ゴールを狙いに行くぞ!!」



 星夜の言葉に気付かされた小島は皆へ諦めるなと、大声で皆の背中を押す。


 これに柳石は最後の気力を振り絞り、桜見へ再び立ち向かう決意を固めていく。



「(やってくれたね……与一!)」



 思い出されるのは前半に自分が与一を抜き去ったプレー、それを今度は与一に真似されて抜かれただけでなく、得点までされてしまう。



 これには絶対借りを返そうと、星夜の心が熱く滾ってきた。



「向こう必死にゴール狙って来るよー! 最後まで集中を切らさないようにー!」



 やっと何時もの調子が戻ったか、与一は周囲の仲間へ積極的に声を掛けていた。




「2人で止めるよ!」



「おお!」



 ボールを持った影丸に対して室岡、若葉の2年コンビが左サイドのライン際で攻防戦を行う。



「(流石に進めないって!)」



 息の合った2年の連係と進ませないという気迫を前に、技術に優れる影丸もヒールパスで後ろに戻すしかない。



「こっちだ!」



 此処でGKの小島が前に出て来れば味方からのパスを受け取り、前線へ右足のロングボールを放り込む。


 これを大橋が頭で弾き返し、影二がセカンドとなって転がる球を追う。



 だが、影二よりも速く追いついたのは星夜だった。



「(決めてやる!!)」



 同点ゴールを奪おうとゴールを鋭い眼差しで睨むように見て、星夜は右足を振り抜きシュート。


 与一が先程決めた時のシュートスピードに劣らない球が、桜見ゴールへと襲いかかる。



「ってぇ!」



 シュートが加速して向かう前に与一が右足でブロックして弾き、ボールは高く上がって桜見ゴールの上空を舞う。



「取るよー!」



 味方に一言声を掛けてから輝羅は落下する球へ向かってジャンプ。


 両掌に収めて相手の追撃を許さない。



 ピィ────



 そこへ主審が長い笛を鳴らすと選手達は、それが試合終了の笛である事を理解して足を止める。



「勝ったぁ! 東京No.1ー♪」



 輝羅は勢い良くボールを上空へ蹴り上げてから、ゴールマウスを離れて歓喜の輪を作るイレブンへ飛びこむ。



 昨年都大会ベスト16で泣いたチームが都大会優勝と、大躍進を見せて観客達からの声援を浴びながら、優勝の味と東京で一番のチームになった喜びを皆が噛み締める。



「今年の桜見は凄くないか……!?」



「こんな強くなってるなんて聞いてないぞ……!」



「ひょっとして関東大会も行くんじゃないか!?」



 一部では桜見の躍進に驚く者達も居て、東京を制する程まで行くとは思っていなかったらしく、騒然となっていた。




「負けたぁ〜、結構ガチでやったのに〜」



 準優勝に終わった柳石。


 皆が敗北の悔しさを味わうと影丸のマイペースは変わらずで、優勝に湧く桜見イレブンを眺める。



「桜見は──あの双子を中心に強かったな」



 その隣に立つ小島は決勝点を決められた時を思い返す。



 与一による連続ワンツーは与一が優れていた事もあったが、合わせた仲間達の協力無しでは成り立たない。


 あれが桜見のレベルの高さを表していた。



「あんなゴラッソ(素晴らしいゴール)俺達も決めてみたいもんだよね〜」



「相当練習しなきゃ無理だろ。実際それをやって決めるなんて難しいだろうし」



 桜見の決めたゴールが羨ましくなり、影丸は真似したいと目を輝かせている。




「想像以上だったよ神明寺の、いや──桜見の力は」



 一通り喜んでいた与一の前に星夜は歩み寄れば、神明寺兄弟の強さと言いかけたが桜見全体の強さだと称えた。



「こっちの台詞だからー、僕が抜かれたのは身内以外じゃ君が初めてだよー」



「それは光栄な事だね」



 爽やかな笑みを浮かべる星夜に、与一は少し悔しそうな顔を見せる。


 こうして見ると、どっちが勝者で敗者なのか分からない。



「関東大会で当たるかもしれないから、その時またやろうか」



「次は1回も抜かせないよー」



「抜くだけじゃなく与一を抜き去って輝羅からもゴールを奪ってみせるさ」



 星夜は与一と握手を交わした後、輝羅の方へと視線を向けていた。



「おや、与一だけじゃなく僕にも挑戦状を叩きつけられたねー?」



「そりゃそうだよ。君には僕の決まったと思った会心のシュートをセーブされてるからね」



「あれは良いシュートで流石の僕もキャッチは無理だったなぁ。ま、どっちにしても入れさせるつもりは無いから♪」



 輝羅は与一と同じく明るい笑みを見せれば、次も完封すると言いきる。


 共に関東大会への進出が決まっているので、彼らが再戦する可能性は充分あり得るだろう。




「今年の中学サッカー、面白くなりそうだぞ」



 フィールド上で挨拶を交わす与一、輝羅、星夜の3人を見ていた村田から期待するような言葉が出てくる。



「古神君の復帰と彼ら双子、ですよね。見出しはどうしましょ?」



「そうだな──」



 泉から問われて村田は少し考えると、顔を上げて双子を見ながら言う。




「小さな巨人、神明寺弥一の息子達が鮮烈な勝利を飾る、か」




 桜見1ー0柳石



 与一



 マン・オブ・ザ・マッチ


 神明寺与一




 中学サッカー都大会 優勝 桜見中学



 地区予選



 1回戦 VS深山田 10ー0



 2回戦 VS森里 7ー0



 決勝戦 VS富永 1ー0



 都大会



 1回戦 VS羽崎 5ー0



 2回戦 VS華三里 4ー0



 3回戦 VS堅山 1ー0



 準々決勝 VS 空川 3ー0



 準決勝 VS東王 2ー0



 決勝 VS柳石 1ー0



 得点34 失点0



 大会最優秀選手 神明寺与一



 大会得点王 古神星夜

与一「全国まで長いなぁ〜、9試合戦ってもまだ関東大会なんだ〜?」


神奈「東京、関東エリアはかなり激戦で出場枠も多いせいかな」


輝羅「しかも関東大会は僕達みたいに勝ち上がって来た猛者が揃ってるんだよねー?」


神奈「うん、勝ち上がるのは簡単じゃないと思う」


輝羅「とりあえず今は都大会優勝を喜ぼう♪ていう訳で次回は学校が関東大会進出を祝ってくれるよー! そして僕達に取材が来る……!?」


与一「速くも有名人になっちゃうかもー!?」

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