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『11月15日2巻発売!』願ってもない追放後からのスローライフ? - 間話渓流のダンジョン
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『11月15日2巻発売!』願ってもない追放後からのスローライフ?  作者: シュガースプーン。
第一章拾った一番弟子

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間話渓流のダンジョン



長野県にあるGクラスダンジョン安曇野支部。

数あるGクラスダンジョンの中でも日本の不人気ランキングTOP5に必ずランクインする不人気ダンジョンである。


アクセスは他の不人気ダンジョンの様に悪いわけではなく、建物も綺麗な日本家屋をイメージした建物である。

なのになぜ不人気なのか。

まず一つめはここに出る魔物は両生類。つまりはカエルの魔物だからである。

入口はまだマシであるが奥に行けば行くほどヤバいのだ。

想像してみてほしい。

狼程ある大きさのカエルの大群が襲いかかってきたら。

圧倒的女性不人気の理由である。

そしてふたつめは簡単でこのダンジョンはGクラスダンジョンの中でも難易度が高いからだ。

理由は渓流型のダンジョンだからである。

足場の悪い岩場と浅いところはスネから深くなると胸ほど迄浸かる水辺で構成されたダンジョン。

一般人しか来ないGクラスダンジョンにおいては足場の悪さは危険度が跳ね上がるのである。

長野県においてはGクラスダンジョンはここだけである為、長野県民の一般人はダンジョンで稼ぐと言うイメージが少なく冒険者免許取得率が日本最下位な県である。


しかし、その不人気ダンジョンに、最近は2人の女子が頻繁に通っている。



伊藤雫と清水瑞稀。

色々あって東京から長野へと越して来た2人は相談の末この不人気ダンジョンへ潜る事を決めたのである。


東京でOLや受付をしていた頃の様にバッチリ化粧をして着飾っているわけもなく、今の2人は漁師や魚屋がきている様なゴムのツナギにプロテクターを着けて顔はスッピン。髪の毛は後ろで括っただけと言う格好。

括った髪に艶があるところがちゃんと手入れは怠って居ないのだとわかる程度だ。


瑞稀が右手に持った剣で牽制しつつデカいカエルを左手の盾で受け止める。

そこにすかさず雫が背後から槍を突き刺すのだ。

ここ数週間。2人は入口付近の魔物の出現数が少ないエリアでカエルを狩り続けている。

着実に倒して、体液まみれになりながら中から魔石を取り出してを繰り返す。

他のダンジョンなら周りに人がいるが、ここは現在2人しか潜っていない為、出現数が少なくとも効率は割といい。

税として半分近くギルドに持って行かれてしまうが、1日頑張れば2人で分け合ってもそこそこの量が取れる。

ステータスが冒険者の基本とされるオール5になるまでは次のエリアには進まないと決めている。

たまに雫が連絡をとる東京で頑張る先輩の少女にアドバイスを貰いながら、2人は冒険者免許の取得を目指していた。



ダンジョン探索が終わってシャワーを浴びた後、2人は登山に行く様な大きなカバンを車に押し込むと帰路に就く。

ダンジョンに潜る為の装備はこれほど大きなカバンでないと収まらないのだ。

雫のおじいちゃんの形見の軽バンはサスペンションが効かず乗り心地は最悪だが、ここでは移動手段があるだけでありがたい。

今日は週に一度の外食の日なので2人は行きつけの蕎麦屋へと向かう。

行きつけと言ってもこっちに来て数週間、2回ほど行っただけなのだが毎回ここなので行きつけでいいだろう。


いつもの!ではまだ通じない天ざる蕎麦を注文して出してもらったお茶で一息ついた。


「私達もだいぶなれてきたよね、雫!」


「言ってもゲート前だけどね。初めは気持ち悪くてギャーギャー言ってたのに比べれば成長したわよね」


東京の頃の様に上司の愚痴などを言い合うのではなく、最近の成長を話すのも変わったことの一つだ。

後は瑞稀がしっかりと物事を考える様になった。

周りに流されるのではなく、私の言った事でも間違ってると感じたことはしっかりと言うようになったのだ。


魔石を吸収して伸びたステータスは微々たる物だが、あの時の出来事でお灸を据えられたのもよかったのか、瑞稀の考え方はいい方向へ進んでいる。なんなら過去の自分を思い出して凹んでいる時まであるくらいだ。


「雫、食べないならその大根貰っちゃうよ?」


「だめ!最後まで残してあるんだから!」


ここの天ざるセットは海老が入ってない分リーズナブルで、その代わりに天ぷらとしては珍しい大根の天ぷらが入っている。とても水々しく蕎麦つゆに付けて食べれば絶品なのだ。


東京に居た時と比べてとても質素な。でもとても平和で幸せな毎日がすぎていくのだった。









カクヨムにて100話ほど先読み掲載してます。

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