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ヒーローブレス!~謎の紳士に変身アイテムを貰った俺は、普通の人を守るための戦いに身を投じるが~ - 第51話 どうすんの?
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ヒーローブレス!~謎の紳士に変身アイテムを貰った俺は、普通の人を守るための戦いに身を投じるが~  作者: XX
第4章:血塗られた玄武

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第51話 どうすんの?

「……言われてみれば、確かに不自然ね。あの人が正義の味方だと考えるなら」


「そっすね……無駄に妖怪と戦わせて、問題を解決する気が無い……そう思えますね」


 俺は今、会話の流れで気づいてしまったことを話したら。


 笹谷と高瀬の2人は、俺の気づきを深刻に受け止めてくれた。

 じゃあ多分、あり得ない想像ではないんだな。

 2人もそう言わないんだし。


「……どうすんの?」


 俺の話を聞いた笹谷が、自分のヒーローブレスを気にしつつ、そう訊いて来たので。

 俺はこう答えた。

 答えるしか無かった。


「……どうしようもないだろ」


 今、気づいたことが真実でも。


 妖怪が出てきたら倒さなければいけないし。

 あの男が極悪人にヒーローブレスを渡すことを阻止することも不可能だ。


 だからやることは変わらない。


 そんな俺の言葉に、2人は納得いかない様子を見せていた。

 ……そりゃま、気持ちは分かる。


 自分たちのヒーロー活動、ただの見世物なのかもしれないなんて。

 そんなの普通に気分は良くないし。


 極悪人がヒーローブレスを持って悪事を働くなんて、ゾッとするし、許せない。


 でも、こっちから起こせる有効な対処法が何も無いから……


 悔しいよ。


「まあ……とりあえず帰還しよう」


 だけどまあ、それはそれ。

 この空間で相談するべきことは取り敢えず全部片付いたので


 俺は異空間転移を解除する。


 2人も後を追ったのか。


 元の空間に戻ったとき、笹谷と高瀬もブレスを左手首に巻いていて。


 外してポケットに仕舞いながら


「それじゃあ」


「うん、それじゃあ」


 それぞれ、自分の席に着いた。




 そして。

 3時間目の授業中だったよ。


 ぎちっ


 ……突然、異空間転移が起きたんだ。

 まだ午前中なのに。


「異空間転移!」


 俺は席を立ち上がる。


「桜田君!」


 笹谷も立ち上がる。


 高瀬は窓にダッシュして、外を確認しに行った。


 で


「外に妖怪は見えないですよ!」


 その言葉で


 ……だとしたら。

 ああ、誰かが今、ブレスを悪用しているのか?


 どうする……?


 むやみやたらに探しに行くか?

 でも、そんなの上手く行くわけがない。


 それにバラバラで探したら、もしくだんの極悪人のヒーローブレス所持者に遭遇した場合、各個撃破の憂き目に遭う恐れがある。

 危なくてあり得ない。


 かといって、3人固まって探しに行っても無駄だろ。

 効率が悪すぎるから、まず絶対、徒労に終わる。


 どうする……?

 分からない……!


 そう思い、俺は窓から校庭を見たんだ。

 特に意味があったわけじゃない。流れで、だ。


 だけど、そのときだった。


 ……校庭に怪物が出て来たんだ!

 それも複数。7~8匹は居たと思う。


 ここからは見えないけど、出現元はおそらく……この下の階からだ。

 そこから飛び出た怪物が、空に向かって羽ばたき、舞い上がっていく。


 町の方々に向かって。


 ……それは


 紫色の怪物で。

 赤い髪の女の上半身を持ち、その両腕が鳥の翼。

 下半身も鳥のもの。

 そんな、半人半鳥の怪物。


 ……あれは……ハーピー!?


 そんな感じで。

 驚く俺たちの前に。

 西洋の怪物……ハーピーが出現していた。

妖怪では無く、モンスターが現れた。


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