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王子と婚約?ただし、条件がありますわ。 - 46
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ローズマリーがイザベラに刺され怪我をしたことはあの場にいた全員に口止めをしたが、どこからか漏れ社交界で噂になっていた。


「レオナルド王子を庇って?」


「傷痕が残るだなんて…」


「傷者の王妃なんぞいらん。」


「名誉の傷ですわよ?」


「ふん、王子を庇って出来たとは思えんがな。」


「騎士もいるし護衛もいただろうに。」


「修羅場になったとか?」


「あら、暴漢に襲われそうになったではなくて?」


「まぁ、暴漢に?そんな汚れた王妃は嫌だわ。」



噂が貴族達の間に広がり、商人や平民にも広がったが……



「ローズマリー様は王子を庇ったんだろ?」


「そうよ!絶対そうよ!」


「傷は名誉の傷よ!女性なのに、とても勇敢だわ!」


「ローズマリー様かっこいいよな!」


「ローズマリー様が例え汚れていても、この国の王妃に相応しいのはローズマリー様だけだ!」


「そうだそうだ!!」



と貴族と平民で意見が分かれていた。







ローズマリーはまだ城の一室で療養していた。

もう大丈夫だというのに、レオナルドが帰してくれない。

仕事もまださせては貰えなくて、ベッドの上で一日中本を読んで過ごしている。


そして噂のことは、城の使用人がローズマリーのことを貴族達がどういう噂しているのをアリアに教えて、アリアはローズマリーに伝えた。


「どこからかは漏れると思っていましたけれど。」


ローズマリーは読んでいた本を閉じ机の上に置いた。


「如何なさいますか?」


ローズマリーはベッドから降りてアリアに着替えを手伝うように指示をした。


「噂を流した根源に会いに行くわ。」


アリアはえ?という顔をしていた。


「ひとりしかいないでしょ?」


ローズマリーは着替え終わり、部屋を出るとそこにはレオナルドがいた。


「レオナルド様、ごきげんよう。」


「ローズマリー、どこへ行くんだ?」


レオナルドは少し機嫌が悪いようにみえた。いつもより声のトーンが低い。


「傷も癒えてきたのでお散歩に。」


ローズマリーがそう答えると、レオナルドは黙ったままじっとローズマリーを見つめた。


「母上の所だろ?俺も付いていく。」


「レオナルド様もお気づきに?」


レオナルドは頷いた。


「最初はあれだけローズマリーと婚約・結婚を望んでいたのに、ローズマリーが怪我をしたら、いきなりの婚約解消宣言。噂を流したのは、どう考えても母上だろ?」


レオナルドは呆れていた。


「母上も王妃の器ではないな。俺も人のこと言えないけど。」


「本当に、成長されましたね。」


ローズマリーは微笑んだ。二人の周りはとても穏やかだ。


「では、王妃様にお話をお伺いに行きますわよ?」


レオナルドはローズマリーに手を指し出し、ローズマリーはその手を優しく繋いだ。








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