紺野班実習の軌跡 【柊 翔太編】
【紺野班実習の軌跡】
今まで受けてきた全ての実習で思い出に残る事を紺野班で話し合っていた時に聞いたことを、よつ葉が代筆をさせてもらいました。
【成人慢性看護実習】での実習記録
「☆☆大学看護学部看護学科4年 柊 翔太です。よろしくお願いします」
ナースステーションで実習生それぞれが挨拶して指導看護師が発表されそれぞれの実習が始まる。
「柊さんの担当の香月です。男の子教えるの初めてなのドキドキしちゃうわね」
「……よろしくお願いします」
「担当患者様は、ちはや様よ。看護記録確認してね」
「はい」
奥のテーブルで看護記録をみて計画をたてたり色々な事を読み取らなくてはいけない。
「挨拶にいきますよ」
香月指導看護師に呼ばれて一緒に病室に向かう。
「あらっ? 看護師君だ!」
ちはや様が、柊君に気づいて声をかけた。
「ちはや様、はじめまして。☆☆大学看護学部看護学科4年 柊 翔太です。よろしくお願いします」
「よろしくね」
挨拶も終わるタイミングで主治医が病室に入ってきて
「あっ、ちょうど良いところにナースがいるので回診もしておこうかな?」
「実習生の柊です。フォロー入ります」
主治医の声につられ、自然に動き出した柊君に笑顔で頷いた主治医と香月指導看護師。
聴診器で心音を確認する。
「柊さん、○○を点滴に追加してくれる? 時間2時間で落として」
「はい」
ドクターのオーダー薬が届き香月指導看護師と、ちはや様の病室に向かう。
「ちはや様、点滴ボトルにお薬を追加させてくださいね」
「ありがとう。お願いします」
トレイの中から必要なものを出し香月指導看護師より指導受けながら実施していく。患者様への直接の針刺し処置じゃないので学生でも指導看護師の下で学んでいく。点滴計算をして2時間で落ちるようにセットする。
「何滴落下?」
「72滴落下です」
「はい。看護記録に記入しておいて」
「はい」
ナースステーションに戻り、指示されていたことをまず終わらせる。
ナースコールを知らせるコールとランプ。部屋を確認する。
「ちはや様ね、柊さんコールとって」
先輩看護師がナースコールをとるように促してくれる。
「ちはや様、どうされました?」
「点滴の針の部分が腫れてきました」
「直ぐに伺いますね」
ちはや様の腕を見ると針がずれているようだった。針刺し行為は許されていないので、指導看護師に刺し直しを依頼する。
「柊さん、抜針してください」
「はい」
指導看護師に言われて順序を思いだし、ちはや様の腕から抜針する。
新しい点滴を指導看護師にしてもらい処置を終える。ナースステーションに戻り全て記入をする。
針刺し行為は許されていない学生に、抜針行為をさせてもらえたことに生きた看護を学んだと話してくれた柊君。
現役看護師さんたちには当たり前の日常でほんの一部の事なのだろうが、学生にとっては生きた事を学ぶ現場である。こうして学生を成長させてくれる日々だったよね。
実習最終日、ちはや様の退院を見届け実習を終えた柊君でした。
【柊君から聞いた思い出をよつ葉が代筆させていただきました】
ナースコールを受けたり、点滴の抜針したりって学生はできないもんね。指導看護師さんの計らいで行える事だもんね。看護師になれば当たり前のことだけど、学生の時にできたってことがこれからの道で自信になればいいよね。よつ葉も指導看護師さんのおかげでナースコール受けたことがあったから緊張したけど嬉しかったこと思い出しました。
今回の舞台は成人慢性期看護
患者様役 ちはや れいめい様
看護師役 香月よう子さま
ご出演ありがとうございました。