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詩: ここで待ってて
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詩: ここで待ってて

作者: 水谷れい
掲載日:2026/02/16

「ここで待ってて」と

あなたが言ったので

リードをガードレールに結ばれて

マンションの入り口で待っています

雪が降りそうな寒い午後です


だんだんと陽が傾いて

ちらちら雪が降ってきました

腹ばいになったぼくの黄金色の背中に

うっすらと積もっていきます

のどが渇いたので前足の雪をなめました


すっかり暗くなり

マンションにも灯がともりました

雪は降り続き ぼくは白犬になりそうです

豊かな毛皮のおかげで寒くはありません

でも 何も食べていないのでひもじいです


あなたは戻って来ない

雪をなめるので のどの渇きは大丈夫

毛皮のおかげで 寒くはありません

ひもじいけれど まだまだ我慢できます

ただ さびしい さびしい


あっ あなただ!

マンションから泣きそうな顔で出てきました

「ごめんね ごめんね」

ぼくの雪だらけのからだを抱きしめます

かすかに知らない男の人のにおいがしました


ぼくは尻尾を思い切り振って

あなたの顔をぺろりと舐めます

うれしい うれしい

あなたが戻ってきた

ただ そばにいてくれればいいんです




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