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【書籍化&コミカライズ】神様のミスで異世界にポイっとされました ~元サラリーマンは自由を謳歌する~ - 第69話 戦地へ
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第69話 戦地へ

マリオさんと銀狼の3人が王都に旅立ってから数日経った朝。


顔を洗い、朝食を食べてコーヒーを飲んでいた時にふと閃きます。


木の板で箱を作ります。幅1m、長さ2m、高さ30㎝の箱です。


中に魔法陣を一つ設置します。その横に小さな魔法陣を1つ。これは横の魔法陣を制御するための制御魔法陣です。それらを魔力線で繋ぎます。


箱の中に木の椅子を設置固定します。


右の肘掛けに操作水晶を取り付けて魔力線で制御魔法陣に繋げます。メインの魔法陣の真ん中に魔石を嵌め込みます。


さて箱の中に入り椅子に座ります。


右手を操作水晶の上に置き始動と念じます。


すると箱の表面が結界で覆われます。


うん、ここまでは順調です。


更に上昇と念じると箱が浮きましたね。


成功です。


一度、床に下ろします。


魔法陣を追加して制御魔法陣に繋いで行きます。制御魔法陣も少し改変します。


さて、準備完了です。


先程と同じように箱を浮かせます。1mの高さです。


では追加した魔法陣を発動。右前と左後ろ側面に小さな魔法陣が浮かびプシューと勢いよく風が噴射されて箱が向きを変えました。成功です。


今度は反対に箱を回転させます。うん、成功。


次は後ろの箱壁面に少し大きな魔法陣が浮かびブシューと強く風が噴射。


おお、前に進みました。


成功です。


気が済んだので箱は収納に仕舞います。


今度何かに使いましょうか。


呼び鈴が鳴る。出ると冒険者ギルドからの使いです。


冒険者ギルドに来ると多数の冒険者が集まっています。


話を聞くと、どうやらテルゾア帝国がバルボア王国へと攻め込む準備をしていて、バルボア王国からトルドア王国へ救援要請が来たと。


それで今回、Dランク以上の冒険者に招集が掛かったと言う事らしい。


ギルマスが前で説明している。子爵様の騎士団と魔法師団と一緒に4日後の朝に出発となる。移動は冒険者ギルドが用意した馬車とファントムワゴンに乗って移動となる。


テルゾア帝国とは5つの小国を併呑して出来た大国である。現皇帝は特に大陸統一を掲げて軍事力を大きくしてきた。最近では他の大陸から齎されたファントムアーマーの開発に力を入れている。


旧ミリガド王国に旧型のファントムアーマーを供与したのは記憶に新しい。


迎え撃つトルドア王国も小国ではない。元々は魔獣の森に存在していた古代の王国が森に飲まれた事により出来た国である。トルドア王国の周辺国家は、トルドア王国から別れて建国された国である。


そもそも小国であった旧ミリガド王国がトルドア王国に対して戦争を仕掛ける方がおかしいのである。


まぁ、S級魔獣の侵攻が防がれた事によりトルドア王国が疲弊しなかったのも原因だろう。


さて話を戻す。


出発の日となった。


子爵家の大型ファントムキャリアが1台に4機のファントムアーマーを乗せて移動していく。その数5台。その後ろに騎士団と魔法師団が乗るファントムワゴンが続き、その後ろにファントムアーマーの部品と鍛治師、魔導具師が乗るファントムワゴンが続く。


最後は冒険者達だ。多くは馬車とファントムワゴンに乗っているが最後尾には冒険者が操縦するファントムギアが23機が続く。


コウは1台のファントムワゴンに冒険者たちと乗っていた。歌を歌いながら。


「帝国は卑怯で狡いぞ♪見たら殲滅やっつけろ♪帝国!見たら!殲滅だぁ!」と歌う。


「おい、コウ。もうその歌止めねえか?」と同乗している冒険者が言うがコウは歌う。


「なぁ、もう俺らも覚えちまったよ」


「ああ、俺なんて目を瞑ると歌が聞こえるぐらいだ」とか冒険者は口々に言うがコウはお構いなく歌う。


「帝国!見たら!殲滅だぁ!」


青空にコウの歌声が響く。

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[一言] 「バルボア王国からトルドア王国へ救援要請が来たと。それで今回、Dランク以上の冒険者に招集が掛かったと言う事らしい」 冒険者に戦争参加を拒否する権利はないのかな?対価は、どうなるのか。
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