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社畜はなんとアンデッドになってしまったようだ! - 19話 ケモ耳は正義!
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19話 ケモ耳は正義!


この話をするとリリンが辛そうにするため、俺はなかなかその話をすることが出来ずにいた。

ただ、その話をしなければそういったことは無いため、何となくその話をしないようにしながらエリクサーについて聞いてみた。


そもそもリリンがどうしてそういったことに対する知識があるのかと言うと、何とこの家に薬学に関する本が大量にあったのでそれで学んだらしい。

本当に、この家に対する謎が深まるばかりだ。

そこから作り方などについても聞いてみはしたのだが、今のところさっぱり意味がわからなかった。

なんというか、リリンは天才肌なのだろう。


「んーとね、あの、緑色の綺麗な葉っぱを混ぜて、んで、綺麗なすごいやつをぐーってやって、それでそれで……!」


こんな説明である、何も分からない。

その綺麗な葉っぱがなんなのかと聞いてみても、綺麗な葉っぱとしか答えないので困る。

まぁ、それについて聞いたところでという話ではあるから、別に聞かなくてもいいんだがな。

それよりも俺はその材料を手に入れるためにお金を集める方法を考えなくてはいけない。

ネロの元で売り続けていたらどれだけやっても貯まりそうにないからな。

聞いてみると、ネロから貰っているお金はだいたい銀貨3枚~5枚程度らしい。

そんでもって、エリクサーの材料を買い揃えるためには白金貨3枚ほど必要らしい。

銀貨に直すとだいたい300万枚程らしい。

うん、無理だろう。

そんな儲けでちまちまやり続けていてもどうやってもエリクサーの材料を買うまではたどり着けない。


俺はそのことをリリン説明しようとした。

しかし、その瞬間、リリンが徐に窓の方を見つめていた。


「んー……って、もうこんな時間!?」


リリンは朝日が差し込むのを見て、慌てたような様子でそう言った。

そうか、いつもだったらもうそろそろネロの所に行くぐらいの時間なのだろう。

行かせたくは無いが、いかなくてはご飯を手に入れることは出来ない。

しかし……うぅむ……。

俺は意を決してリリンにネロから鞍替えをするという提案をする事にした。


「ねぇ、リリン、本当にネロの所に売りに行くしかないの?」

「え?」


リリンは不思議そうな様子で聞き返した。


「や、ネロよりももっと近くてもっと高く買ってくれるところもあるんじゃないかなって」

「…………うーん」


俺の言葉を聞いてリリンは困った様子になった。


()()で買ってくれるのは多分おじさんだけだと思うから、多分無理じゃないかなぁ?」

「…………それは、どういうこと?」

「うー…………」


リリンはまた困った様子になった。

なんだ? 俺そんなに困る様なこと聞いたか?

無理なのかもしれないというのは分かったが、リリンはその理由を話すのを渋っているようだった。

まぁ、俺に信用が無いという事なのだろう、少し落ち込むが仕方の無い事だ。


「リリン、別に言いにくいなら言わなくていいよ…………」

「うっ、そんな事は……うーん……」


リリンはさらに困っている。


「……じゃ、じゃあ、今から言うこと聞いてもネムちゃんは僕のこと嫌いにならないって約束出来る?」

「ん? うん、多分?」

「多分、じゃなくて、絶対嫌いにならないって約束して!」

「え、うん、分かった」


リリンの勢い強さに若干押されつつも俺はそう返事をした。

だが、どうだろう。

絶対に嫌いにならない約束はしたが、リリンはそんなにやばいことをやらかしたりでもしたのだろうか?

別に何かちょっと悪いことをしてしまったくらいなら別にそこまで責め立てる気持ちもない。

それ以上にこの子は頑張っているだろうし、ほんの少しの悪い事なら許容できる。

だが、もしリリンが極悪人だったなら、その限りでは無いかもしれない。

…………そうでは無いことを祈るしかないな。


「分かった、じゃあ…………」


そう言ってリリンは頭に手を当てたりして何かしだした。

俺はそれを黙って見つめていた。

すると、次の瞬間、少し驚くことが起きた。


「…………えへへ、びっくりした?」

「いや…………」


俺はそれを見て思わず固まってしまう。

その様子を見てリリンは不安そうな顔をする。


「……やっぱり嫌だよね、け、けど、嫌いにならないって約束したからさ、その……」

「いや、嫌って言うか…………」


俺は心から思った事を口に出す。


「ギャン可愛い!」

「ふぇっ!?」

「もふもふしたい」

「え、ちょ、なに!?」

「え、触ってもいい?」


俺は突然出現したそれに手を伸ばそうとする。


「ストップストップストーップ!」


それを拒否するかのようにリリンの手が前に突き出される。


「と、突然どうしたの!? ってか、ネムちゃんそんなおっきな声出せたんだ!?」

「だって、モフモフは正義だから」


リリンの頭に現れた2つのそれをモフモフしながら睡眠出来ればそれはどんなに幸せなことか…………。

俺の頭はそれにいっぱいになる。


「ちょ、一旦落ち着いて!? どうしたの!?」

「どうしたも何も無いよ」


これは万国共通、どこの誰だってこう言うだろう。


()()()()()()!」

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