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【一二三書房一次通過作品】異世界召喚の代打に、神様転生させてもらった僕が、自重せずにハーレムをつくりながらスローライフを目指す話 - 第二十一話 黒幕の名は。
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第二十一話 黒幕の名は。

二話目です。

 僕は頭を抑えつつ空を見上げた。

 見上げた空は何処までも青く雲ひとつ無い。

 そんな僕を見つめる村人と孤児院のメンバー。

 そして再び眼を落とすと、僕を侮ってる自称山賊達が視界に入る。


 ジョブを暗殺者に変更。

 そして僕は彼らに殺意を分かりやすく開放する。


「「「「「「「「「ひっ!」」」」」」」」


 その殺意に怯える村人達とシャル。

 それに輪を掛け、僕の殺意を直接向けられた自称山賊達はさらに怯える。

 孤児院のメンバーは全然動じて無い。


「さて、此れからお前達には二つの選択を選ばせてやる」

「何をだ……」


 何の感情も篭ってない僕の目に怖気づく山賊達。


「一つ目の選択。廃人になるが知ってる事を洗いざらい話したくなる薬を僕に飲まされるか……」

「はあ? てめえなに言ってんだ! そんな薬があるわけ無いだろうが!」

「さっき僕のジョブのスキルで作った」

「はあ?」

「二つ目の選択。拷問で吐くか……です」


僕の言葉に唖然とする自称山賊達。


「「「「「「「「きやははっははははっ!」」」」」」」」」


 そして自称山賊達は大爆笑する。


「あ――笑った。 なんだ僕? 帰ってママのオッパイでも呑んでな」

「そうだな!」

「ひいー―ひっひっ! 笑えたぜ」


 残り六人の自称山賊も笑う。

 僕は無言で納屋の周りに【護法結界】を張る。


「さあ~~皆さん。全員後ろを向いて耳を塞いで下さい」


僕の言葉の意味は理解出来ないだろうが、不安なのか彼らは従うそぶりを見せる。


「おいおい、何をするつもりですか? は~ん」

「黙れ。下種が」


 僕は更に殺意を込め自称山賊を睨みつける。


「はあん?」

「僕の前でよくも女の人に暴行を加えたな。その罪万死に値する……」


 僕は腰の後ろの護身用短剣を抜くと納屋の中にある袋に投げる。


「第二の選択です。生きたまま喰われてください。ああ、黒幕を教えてくれた先着一名様だけは助けてあげます」

「お……おい嘘だろう? あれ……軍隊蟻だぜ」


 自称山賊の一人が顔を青ざめて呟く。


「集めるのは簡単でした。なにしろ良い餌がありましたからね」


 僕はワザと死んだ自称山賊の埋められた方を見る。


「まさか……俺達の仲間の体を餌にっ!」


 僕は肯定も否定もしない。

 ただ言外にそう彼らの意識を誘導する。

 

 自称山賊達の顔色が青から土色に変わる。

 うん。

 演技とは言え我ながら引くわ――。

 本当は召喚師の第一級魔術【蟲類召喚】を使ったんだが。



「その一人は生き残っても、後に黒幕に始末されるかもしれませんが、生きたまま食い殺されるよりマシでしょう?」

「おい坊主! 人の話を聞けよっ!」

「人の話を聞いてないのは貴方達です。僕の前で女の人に乱暴をしたんだ。何故唯で済むと思ってるんですか?」


「「「「「「「「ひっ!」」」」」」」


 僕の容赦のない凄惨な言葉に顔を青くする自称山賊達。


 モゾリ。

 モゾリ。

 モゾリ。

 

 袋の中から現れたのは複数の黒い蟻の集団。

 それは群れを成して這い出てくる。

 袋の中身は全て小さな蟻だった。

 それが無数に這い出してくる。



 軍隊蟻。


 昆虫だがこれも魔物の一種だ。

 全長一センチの大きな蟻の一種で雑食で旺盛な食欲を誇る。

 よく黒蟻(・・)と間違われるがその性質は凶暴凶悪。

 誤って蟻塚を踏み抜いたレッサードラゴンを僅か一時間で食い殺すと言われてる。

 蟻塚のある縄張りさえ近づかなければ安全だと言われているらしいが真偽は定かではない。

 対処方法は二つ。

 広範囲の魔術で殲滅するか、油で火災になるのを承知の上で周囲を焼き殺すしかない。

 まあ一つの蟻塚に一万から十万匹程生息してるので、その全てを殲滅出来ればの話だが。


「さあ~どうします?」

「まっ……まて分かったっ!」


 僕の質問にに答えようとする自称山賊の一人。


 ゴスッ。


 別の自称山賊が足で蹴り気絶させる。


「やめろっ! 糞っ!」


 青ざめた顔で怒鳴りつける。


 やれやれ。

 質が低いな。

 その態度自体が誰かに雇われてると証明しているようなものだが。


「糞っ! 喋るもんかっ!」 

「かまいませんよ」

「は?」

「だってもう手遅れだし」


 僕の言葉に間抜けな顔をする自称山賊達。

 僕は指を蟻の方に向ける。

 その行動の意味を理解するのが早かったのは袋に一番近い者だった。


「ひいいいいいいいいいいいいっ!」

「くっ! 食われる」

「「「「「「「あああああああああっ!」」」」」」」


 阿鼻叫喚の地獄絵図。

 蟻に全身を覆いつくされる自称山賊達。


「頼む助けてくれっ!」

「助けても良いけど……吐いてくれるね」

「おおともよっ!」

「馬鹿っ! 俺が先だっ!」

「俺が先だっ!」

「あんたらの暗殺を頼んだ依頼主はモル=ハイダ第二王子だっ! 助けてくれっ!」


 意外な人物の名前に僕は思わずクリスを見る。


「なあっ! あの糞兄貴がっ!」


 クリスの血の気が引いていた。

 無理も無い。

 不肖の兄だからね。


 モル=ハイダ第二王子。


 ハイダ家の第二王位継承者(・・・・・・)だった人。

 ハイダ家は魔術を重んじる所で、当然王侯貴族にもその実力が求められる。

 その中で彼は実力だけなら若干五十歳(実年齢)という若さで伯爵クラスの魔術の腕を持つ。

 そのため第一王位継承者の補佐として活躍するだろうと将来を期待されていた。

 だが何時頃からか悪い噂が立つようになった。

 

 

 民を人扱いしないので目障りな者は殴る蹴るなどの暴行を行なうとか。

 誘拐してきた女性を悪事に加担させた取り巻き達と慰み者にしたりとか。

 商人を脅し金銭を巻き上げたりなど。

 他にも色々悪い噂がたっていたらしい。


 だがあくまでも噂。


 実際の所は証拠がまるでない。

 証人さえ出てこない。

 それ故に唯の噂と思われていた。


 あの時までは……。

 あれ?

 まさかこいつ等あの時の?


「あれ? てことはあの時のゴロツキかお前達?」

「「「「「「「「「はっ? 何言ってんだ?」」」」」」」」


 僕は自称山賊達を指差す。


「一ヶ月前、帝都のククル商会ハイダ支店に、あの豚王子と一緒に金を強請りに来ただろ?」


 僕は第一級魔術【土壁】で仮面を作り顔を覆う。


「「「「「「「「「あああああっ!【ククル村の悪魔】」」」」」」」」」

「ふん。二度と僕の前に現れるなと忠告したのにな……」


 仮面で顔を覆った僕を見て自称山賊達……いや……ゴロツキ達か?

 ゴロツキ達は顔が青から土気色になる。


「まっまってくれっ! 助けてくれよっ!」

「残念だな……」


 僕の言葉を最後に蟻達はゴロツキ達の全身を覆い尽くす。

 それはもう隙間無く。

 

「ひいいいいいいっ!」

「いだだだっだだっ!」

「ああああっ!」

 

 悲鳴を上げるゴロツキ達。

 蟻達はその牙を皮膚に食い込ませ肉に突き立てる。


 僕の後ろで悲鳴が上がる。

 その残酷な光景に恐怖した村人達だろう。


「あああああ~」

「いあああ~」

「死にたくねええ~」


 やがてゴロツキ達は意識を手放した。

 後には蟻に集られた九体の人の形をした塊。


「あのう? カイル? 流石に丸腰の相手を殺すのはちょっと……」

「ふえ? 死んでませんよ。この人達は黒蟻を兵隊蟻と間違えて気絶しただけですよ」


 僕はシスターの言葉に振り返りながら答える。


 本当気が小さいね。


 このゴロツキ達は。


 因みに黒蟻達がゴロツキに纏わり付いてるのには理由がある。

 最初にこいつ等に掻けた水には蜂蜜が混ぜてあったのだ。

 黒蟻達はその蜂蜜に引き寄せられてゴロツキ達に纏わり付いてるのだ。

 なお蜂蜜は孤児院のメンバーが車酔いに使った残りです。

 あまり残ってなかったが効果は抜群でした。


 


 さて……。

 あれ?


 何故か後ろに居た全員がドン引きしていた。













 もしかしてやり過ぎた?(冷や汗)




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― 新着の感想 ―
[気になる点] モル=ハイダ王子ですが、自称山賊は第一王子って言ってますけど、カイルの地の文では第二王子になってます。どちらか間違ってます。
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