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【一二三書房一次通過作品】異世界召喚の代打に、神様転生させてもらった僕が、自重せずにハーレムをつくりながらスローライフを目指す話 - 第五十五話 御飯
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第五十五話 御飯

すみません。

色々忙しいので今日は此れで最後です

 そして僕が肝心のララとミリアにシシルに目を向ける。


「旨~~いっ!」

「美味しいよ~~」

「うめえ~~」


 三人共涙を流しながら食べていた。

 ……良く入るな。

 此れの前に三人に出した料理も結構な量だったんだけど……。

 

 僕の手前に居るシシルなんか、一人でかなり食べてたんだが。


「……太るよ」


 ぼそっと小声で呟きながら雑穀粥を食べる僕。


 ビクッ!


 小声で呟いたつもりだったが聞こえてたらしい。

 三人共フルフルと涙目で首を振る。


「今度ダイエットしょう」

「明日から私も」

「今度の休みに走ろう」


 うん。

 太るな。

 三人共確実に。

 

 ……良いけどさ。


 はっ!


「違うっ! こんなどうでも良いこと聞きたかったんじゃないっ!」

「「「きゃっ!」」」


 いきなりの僕の大声に驚く三人。

 

「うん?」

「どうした?」

「何か言い争ってるみたいだぜ」

「いや違うみたいだけど?」

「知り合いみたいから何かあったんだろう……」

「何だ痴話喧嘩か……」

「おいおい」

「つまらねえ」

「気にするな」

「そうか?」


 僕の言動に此方を見てひそひそと話をするオークの血塗れ冒険者達。


「何か言いました?」


 彼等に向けてにっこりと笑う。

 但し仮面越しなんで表情は分からないだろう。


「「「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」」」


 なんか逃げてんだけど……。

 そのままスルーする事にしたらしい冒険者達。

 そのまま彼等は食べる事に集中する。

 ……いや。

 良いけど。

 


「貴方達! 何でこんな所に居るんですかっ!」

「え? 何でって……」

「御飯だけど……」

「見れば分かるだろう」


 僕の言葉に首を捻りながら話す三人。


「そうでなくて依頼はっ! 仕事はどうしたんですかっ!」

「「「……」」」


 おい。


 なんで全員目を逸らす。


 しかも他の冒険者の方も……。

 そういえばどこかで見た事あると思えばミリア達と一緒に雇った冒険者かい。

 だから一緒に居るのか。

 それはそうとなんで全員物凄い量の冷や汗を流してんだ?


「それで?」

「「「……」」」


 ずる、ずる。

 ず――……。

 ごく、ごく。


 三人は麺を食べてスープを飲み干す。

 三人共……冷や汗から脂汗に変わってるんだが……。

 他の冒険者の方はというとよそ見してるし~~。

 気のせいか?


「あのね、あのね依頼に失敗したの」

「予定外の事があってな」

「おかげで違約金を払ったら一文無しに……」


 凄い気まずそうです。

 それはそうでしょう。

 依頼を失敗した事を直接指名依頼した僕に言ってるんですから。

 

 それはそうと依頼に失敗したなんて報告、僕は聞いていないんだが?

 従業員が僕に変な気を利かせて報告しなかったのかな?

 普通ならありえないのですが……。

 僕がこの三人の事を特別気に掛けてたように見えたんだろうね。

 従業員に変な気遣いをさせてしまいました。

 

 まさか3人があんな簡単で安全な仕事を失敗するとは。

 これは僕の想像の埒外です。

 まったく。

 予想外の腕の悪さだな。

 今まで良く冒険者で生活出来たなあ。

 本当に。

 三人の雑魚ぶりに溜息が出る。

 命が幾つあっても足りないよ。この三人は。



 ◇



 などと思ってた時期が僕にも有りました。


 二十分後。

 

 三人に詳しい話を聞きました。

 そして暫しの時間。


 僕はその話の内容に冷汗を流していた。

 まずい。

 非常に不味い。

 なにが不味いかって?

 その場で頭を抱えたくなる位だ。


「もう一度お話を伺いたいのですが宜しいですか?」


 僕の仮面の下の顔は引きつる。

 三人に先程の話を再度促した。


「良いけど……」

「う~~ん良い仕事を回して貰った恩を仇で返した話をもう一度するのはねえ~~」

「そうだな。正直気が進まない」


 渋る三人。

 そこを説得してもう一度話を聞いた。

 不味い。

 凄く不味い。

 非常に不味い。

 大量の冷汗を流しながら話を聞く僕。

 内容は何て事の無いありふれた失敗談。

 護衛中に予想を超える数の魔物に出会った事。

 流石に魔物が多かったので荷物を捨てて商人を担いで逃げ出した事を。

 ……というだけの話だ。

 

 ありふれた話だ。


 三人は運が悪かっただけ。

 アクシデントで依頼に失敗したとはいえ、商人を守りきったのは十分評価に値する。

 寧ろ次の仕事も頼むと、何時もならそんな風に言う筈だった。

 そんでもって幾らか握らせるのが常道なんだが……。

 うん。

 気になる問題を聞きだしました。

 現れた魔物がロックリザートだったのだ。

 しかも本来の生息地を追われた集団。

 その数は百を超えるぐらい。

 それってあれ(・・)だよね……。

 僕達の旅の途中で遭遇した魔物だよね。


「あれはきつかったなあ~~」

「とんだ不運だな」


 しみじみとした声が聞えたので其方を見る。

 其処に居るのはいまだに御飯を食べてる他の冒険者達だ。

 中には酒を飲んでる奴も居る。


「そんなにですか?」


 僕の言葉に食事中の冒険者達が一斉に頷く。

 やばい。

 嫌な汗が止まらないんだけどおおおおおおおおっ!


「ああ」

「ここら辺を中心に俺達は活動してるんだ」

「そうそう」

「それでよう。あいつ等の生息地なんかは良く知ってるから何時ものように避けてたんだよ」

「そしたら突然群れに遭遇してな」

「「「「「「「「「「「「「「はあ~~」」」」」」」」」」」


 冒険者達は一斉に溜息を付く。

 やばい。(冷汗)

 非常にやばい。(脂汗)

 多分だが。

 僕以外の皆がロックリザードを殲滅した時の悪影響だろう。

 多分、群れから離れていた所に居たロックリザートが怯えて逃げたのだ。

 そして彼らがそれに遭遇したんだ。

 そんで逃げ出して依頼は未達成。

 そして全員此処に居るという流れか……。

 どうしよう~~。その原因を作ったのは……(脂汗)




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