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【一二三書房一次通過作品】異世界召喚の代打に、神様転生させてもらった僕が、自重せずにハーレムをつくりながらスローライフを目指す話 - 第八十三話 化け物の正体は?
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第八十三話 化け物の正体は?

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 ああ……。


 否。


 本当にあの怪物は四才児なのだろうか?


 ククル村にはかの高名な大賢者サキが居る。


 【転生】の術を使えるサキがな。


 ならばあれはサキの【転生】の術で英雄が赤子となり成長した姿の可能性がある。


 【転生】の術は成人まで成長した者を赤子の状態に戻す術だ。


 此れを用いれば、理論上は定命の者でも不老不老を得る事が出来る。

 但し重大な欠点がある。


 転生後の記憶若しくは先天的な身体欠損だ。


 転生した四天王サラの片目がまさにそれだ。

 あの片目は転生の代償として失った。


 だがその代償を上回る利点がある。


 先ず最初に若返り。


 次に【快癒】でも治癒出来ない重症者を赤子にまで戻す事で癒す事。


 最後に文字通りの【転生】だ。


 死者の魂を赤ん坊として生まれ変わらせる神秘。

 此れは四天王サラが自身にかけた【転生の術】とは根本的に異なる。


 サラの術は唯の若返りであり死者の魂の復活は不可能。


 但し死者を蘇らえらせる転生にも欠点がある。


 生前の記憶を失っていない死者の魂魄でなければならないという点だ。

 恐らくあの四才児は後者の神秘により復活した過去の英雄なんだろう。


 だがらこそ予想が付かない。


 何時、何処の時代の英雄なのか?


 サラを残して全滅した元四天王の内の誰かかとも思ったが多分違うだろう。


 なにしろあの天地揺るがす激戦での戦死なんだ。


 魂すら残るまいて。


 いや。


 可能性だけならばある。


 だがやはり現実的では無い。


 あの『化け物』と戦ったんだぞ!

 間違いなく魂さえ砕け散ったはずだ。


 ならあれは誰か?


 『分からない』としか言えない。


 ……。

 ………。

 …………。


 やはり四天王の誰かなのか?


 


 分からない事だらけで思考が同じ所を回り続け一巡する。


 だから少し突っついて、正体を探ろうとしたのが不味かった。


 以前から黒い噂が絶えない貴族と自分が避けてい貴族を餌にしたのが最悪の間違いだった。


 その悪手がヤツの怒りを買い先程私の目の前に現れたのだ。










 数多くの部下を従えた化け物としてな。


 





 


 この時、相手が四才児だと強調する意味を本当の意味で私は理解できた。

 

 まあ、目の前で何度も言われたからな。


 しかもあの言葉使いと身のこなし。


 もはや【転生】に成功した英雄の仮初の姿だという事に疑いの余地がない。



 これは悪夢だ。



 まさか元英雄が四才児の姿を取っていた事に気が付かなったとは。


 そして先程のヤツの要求は恐らく私への最後通達を兼ねているのだろう。

 数多くの配下を従えた奴は、すでに各地の悪行を調べ尽くしていたはずだ。


 奴らの実力なら、私含めて全員始末する事は造作ないはず。


 なのに今でも我々が生きてるのは理由がある。


 恐らく表向きは嫁として。


 私が見逃されたのは夫が人質として差し出した娘達のお陰だろう。

 経済援助をひねり出す為の方便という夫の機転があの時無かったら、私は今この場で息をしてない。


 いや。


 あれはそんな考えで二人を嫁にとやったのではない。

 ただ娘の気持ちを優先させただけだ。

 

 甘い。

 甘すぎる。

 夫は。


 だがその甘さに救われた。

 『だが、それももうここまでだ』。



 それを直接言いに来たんだろう。



 あの化け物は。


 今後は誠意を尽くして少しずつヤツの心象を良くしていく道しか残って無いか……。

 こう下した結論が、私自身を救う英断だった事を知るのは二週間の後となる。


 ヤツの報告書に書かれていた貴族の何人かが、内臓の機能低下で死に至る奇病を罹ったからだ。


 私はそれを成し遂げたのがあの化け物だと瞬時に理解し絶望した。


 どうやって?

 分からない。


 全くの未知。

 未知の恐怖。


 恐怖で私は震えた。


 もはや逆らう気力すら無い。


 ならばどうする?


 ……。

 ………。

 …………。



 剣王の座は夫にゆずり引退した方が賢明かもしれんな。


 そうするか……。

 


 




 こうして私は剣王を捨て唯の女になった。












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