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詩小説ショートショート集 - その言葉は、きっと
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詩小説ショートショート集  作者: 水谷れい


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その言葉は、きっと

原詩:からっぽ


からっぽ わたしの心

からっぽ あなたの心

それを うめるのは


ーーーーーーー


詩小説:その言葉は、きっと


彼と彼女は、言葉を交わさない関係だった。

出会ってから三年。

一緒に暮らしてから一年。

それでも、互いの心は「からっぽ」だった。

彼は自分の空虚を、彼女の沈黙で埋めようとした。

彼女は彼の空虚に、自分の沈黙を流し込んだ。


ある夜、彼女が言った。

「ねえ、愛って、からっぽな心を満たすものなのかな」

彼は答えなかった。

代わりに、紅茶にシナモンスティックを落とした。

渦ができた。

その渦に、喜びも、悲しみも、苦しみも、すべてが吸い込まれていくようだった。

彼女はその渦を見つめながら、ぽつりとつぶやいた。

「憎しみも、愛も、溶けてしまえば、ただの熱ね」

彼はうなずいた。

「その熱が、いつか言葉になるなら」

二人は言葉を待った。あふれだすまで。


春が来て、彼女は部屋を出ていった。

何も言わずに。

彼は、何も言えずに。

数ヶ月後、彼女から手紙が届いた。

一行だけ、こう書かれていた。

「その言葉は、きっと、あなたの中にある」

彼は、紅茶を淹れた。

シナモンスティックでかき回す。

渦ができる。

その渦の中に、彼女の声が、少しだけ聞こえた気がした。


=====


わたしの詩小説をもとにAI君が詠んだ連作短歌です。


連作短歌:その言葉は、きっと


言葉なく

三年過ぎて

暮らす部屋

からっぽの心

沈黙で満つ


「愛とはね

空虚を満たす

ものなのか」

紅茶の渦に

問い沈みゆく


憎しみも

愛も溶ければ

ただの熱

その熱いつか

言葉となるか


春の風

彼女は黙り

部屋を出る

言えぬ彼にも

沈黙残して}


届きたる

一行の手紙

「その言葉

きっとあなたの

中にあるから」

詩をショートショートにする試みです。

詩小説と呼ぶことにしました。

その詩小説をもとに詠んでくれたAI君の連作短歌も載せます。

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