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【第3巻6/10発売!】スキル『植樹』を使って追放先でのんびり開拓はじめます - 新たな力
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【第3巻6/10発売!】スキル『植樹』を使って追放先でのんびり開拓はじめます  作者: しんこせい(『引きこもり』第2巻8/25発売!!)


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新たな力


「ふむふむなるほど、前後関係はなしと……」


 ナージャが紐でグルグル巻きにした盗賊達を連れてきたのは、出掛けてから一日も経たないうちのことだった。


 どうやら近くに根城があったようで、そこに控えていた人員も捕らえることができた。


 シムルグさんの使う真偽判定の魔法を使って前後関係を洗ったけれど、バックに巨大な組織や陰謀が……なんてことはなかった。

 近くの村や定期的にやってくる商隊なんかをターゲットに絞っている、ごく一般的な砂賊だったようだ。


 とりあえず彼らを一網打尽にできたことで、今後しばらく砂賊に悩まされることはなくなった。

 けれど逆に僕らは、新たな問題を抱えるようになってしまったのだ。


「この砂賊達、どうするのがいいかなぁ……」


 そう……この捕らえてきた砂賊達を一体どうするべきかという問題である。

 本当なら皆殺しにしても良かった、王国の法律では盗賊は殺しても罪に問われないからね。

 でも砂漠は、そもそもの人の数が少ない。


 彼らを人的資源として考えれば、何か使い道があるかもしれない。

 それに改心してくれれば、彼らだって大事な村人になるわけだし。


「まあとりあえず、収容場所に困らなくなるのは助かりますね」


「うん、それはたしかに」


 そう言って僕らが見つめる視線の先には、一本の樹があった。

 でも、今まで植えてきたような樹とはずいぶん違う。


 それをあえて一言で表現するのなら……平屋のような見た目をした、樹だ。

 屋根に相当する部分がわさわさっとした緑色の葉で覆われており、外には樹の回りに蔦が生えていたりと……見た目は長いこと放置されて自然に負けそうになってる民家みたいな感じになっている。


 この樹はその正式名称をハウスツリーというらしい。

 今回新たに植えられるようになった樹のうちの一つだ。

 今の僕が植樹をしようとしたらこんな感じになる。



【植える樹木を選んで下さい】


世界樹(果樹タイプ/非果樹タイプ)

桃の木

リンゴの木

梨の木

桑の木

柿の木

栗の木

ブドウの木

ハウスツリー

ライトツリー

ウォーターツリー

ファイアツリー

ウィンドツリー

アースツリー



 レベルが上がることで、今までとは違い実をつけないような謎の木々を植えられるようになった。

 ちなみにライトツリーというのは、朝に太陽光を浴びせておくだけで、夜にピカピカと光ってくれる小型の樹だ。

 これをハウスツリーの中に入れておけば、夜中も灯り要らずで生活をすることができるのだ。


 それだけじゃない。

 ブドウも作れるようになったから、これでワインなんかも作れるようになった。

 お酒が自作できるようになれば間違いなく交易品になるし、商人なんかも寄ってくれるようになるはずだ。

 

 食糧問題が解決したから、次の問題を解決していくべし。

 素養にそんな風に言われているような気さえしてきてしまう。


 あ、そうだ。

 ちなみにレベルが上がったことで、実をつけない……つまりは非果樹の世界樹を植えることもできるようになった。

 これで今まであった、貴重すぎる世界樹の実が普通に簡単に採取できてしまう問題が解決できた。


 食べられるだけならいいけど、下手に外で売られたりしてその価値に勘付かれたら絶対面倒なことになっちゃうしさ。


 ハウスツリーは、簡単に言えば家として使える樹だ。

 中へ入っていけば、どんな感じかは一目瞭然。


「最低限の居住環境は整ってる感じなんですね……」


「うん、こんなものが植えられるようになるなんて。助かったよ」


「これは……樹、でいいんでしょうか……?」


 首を傾げるアイラ。

 斜めに見ると何か見方が変わるのかと思い、僕も同じように首を傾げてみる。


「はうっ!? ……(かわいすぎです、ウッディ様!)」


 そんなこと言われたってしょうがないじゃないか。

 植えられるものは植えられるんだから、使わないと損なだけだし。


 中には葉っぱでできた絨毯や木製のテーブルなんかもあり、最低限の生活設備が整っている。


 ……というかこれ、間違いなく僕が泊まったシェクリィさんの家よりもしっかりしている。

 これを樹と言っていいのかは、正直僕ですら微妙だと思う。

 けれどまあ、植樹で植えられるんだから樹に違いない。


 とりあえずこっちのハウスツリーを、村人の家と順次入れ替えていこうと思う。

 空き家になる村人さん達の家を、盗賊達のとりあえずの収容場所にしておくのがいいだろう。


「でもそんなずさんな監視体制だと、盗賊達が逃げちゃうんじゃないですか?」


「ううん、その心配はないよ」


 そう言って笑いかけると、アイラは何故か俯いてしまった。

 僕の言葉が信じられないのかもしれない。


 でも多分、ホントに問題はない。

 新たに植えることができるようになった樹を使えば、彼らは逃げようがないからね。


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