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扉の向こうは異世界!! - 14話 運営!!
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14話 運営!!

 家に戻るなり克己は部屋に篭もりパソコンと睨めっこする。

 新しいビームサーベルを数本作成した克己は、三人にビームサーベルを渡し、無くさないように指示して闇系のコアを解析する。だが、なんにも使えないただの宝石だと分かり、宝石商に売ってしまおうと考えた。

 だが、ギルドで話を聞く限りだと闇のコアは武器加工されるらしく、黒石になり強度もある剣になると言う事だったが、ビームサーベルがあるので必要はないと判断。ギルドに相談したら高値で買い取るというが、金貨よりも日本円と考えた克己は宝石商に連絡し、闇系のコアを売ってしまうことに決めた。

 克己は早速宝石商に電話して鑑定をお願いする。

 闇コアの存在価値はかなり高いらしく、10億円で買い取ってくれるとの話だった。これを売れば税金を払っても遊んで暮らせるだけの財産を手に入る……だがしかし、克己は不思議に思うことが一つあった。


「田中さん、普通に考えた宝石とかって簡単に買い取ることはできないんじゃないんですか? それにこんな大金……」


「あぁ……普通・・はね……」


 克己はそのセリフで察することにして田中に質問したことを謝罪し、それ以上の詮索をするのを止める。


「それが一番いいですよ」


 田中はそう言って微笑む。涼介はどうやって彼と出会ったのかが、克己には不思議だった。

 大学の研究室を私物化したと言う事で大学側から使用禁止を言い渡されたため、他のコアも売却して研究費用とし道具を買いまくる事にした。

 やはりビームライフルかビームスナイパーライフルが作りたく、自分の部屋を一部改造して研究室にすると、そこで研究を始める。サーベルの応用でライフルも作成できるようになった。

 また、店の新しいメニューをと考えることにし、季節風の食事を取り入れるため本屋に寄る。料理本を手に取りパラパラとめくって良さげな本をレジに持っていき、新しい料理本を購入した。ノエルに荷物を待たせ次の店へと向かう。

 暫く二人で歩いているとノエルが申し訳なさそうな顔して言ってきた。


「克己様、実は下着のサイズがだんだん合わなくなってきました……新しいのを買って頂きたいのですが……」


 ノエルが顔を赤くし、申し訳なさそうに言ってきたがそれは仕方ない。

 克己は、ノエルだってまだ成長中なのだから仕方ないと言って、克己が住んでいる家の側にできたG.Qへ行って、ノエルに下着を選んでもらった。

 また、ホームセンターでシャッターを購入し袋の中に入れる。

 袋に入れた事によりシャッターの重みがないため、物凄く楽ちんだと克己は思い暫く店の中を探索してから家に戻る。ノエルに支えて貰いながらクローゼットの出入り口にシャッターを設置した。

 これで何かあっても勝手に出は入りできなくなったので、ペルシアが暴走して日本側にいかないように鍵を閉め封印した。

 そのあと克己はお店に顔をだしたのだが、客と間違われて席へと案内される。

 克己は戸惑いながらも様子を見ることにし、料理を頼んでみる。

 注文して暫くすると、料理がやってきた。まずは一口と口に運び食べてみると、克己は首を傾げ料理を眺める。

 口に含んだ料理の味が落ちているように感じられ、克己は直ぐにペルシアを呼んで貰おうとした。だが、ウェイトレスは克己の事をお客だと勘違いしており、尚且つペルシアを店主だと思っていたようで、中々取り次ぐことができず、克己は勝手に奥へと向かうことにする。しかし、ウェイトレスは必死で克己を止めようとした。

 だが、そんなウェイトレスを手で退けマネージャー室へ行くと、ペルシアが難しい顔して計算機を叩いていた。

 克己が名前を呼ぶと、ペルシアは体を「ビクッ!」とさせて、克己の方を見る。驚いた顔から安堵の表情に変わり、頬を緩めた。

 ペルシアはウェイトレスが克己の体に絡みついているのに不思議に思い、克己とウェイトレスに質問をする。ウェイトレスの勘違いと分かり、真っ赤な顔してウェイトレスはひたすら謝る。克己はウェイトレスに早く仕事へ戻るように指示した。

 克己はペルシアの顔を見て、すぐさま味が落ちている事を指摘するがペルシアは否定する。


「そ、そんなことないにゃん!」


 そう言ったので克己は自分が頼んだ料理をペルシアにも食べてもらう事にしてみた。ペルシアも首を捻らせ、料理を数回咀嚼する。そして味が落ちていることに気がついた。


「ペルシア、管理を任せているんだからこんな事では困るんだよ」


 克己はペルシアを叱り、ペルシアは直ぐ厨房へ確認しに行くと、料理人達は雑談しつつ適当な混ぜ方や盛り合わせ、味付け等を行っておりペルシアは愕然とした。

 ペルシアはナワナワと震えだし、ついに怒号を響き渡らせる。

 暫くして克己の元に新しい食事がやってきて、味見をすると味が改善されていた。


「ペルシア、ちゃんと管理してね。俺のいる国では、食事は大事なんだよ。特に味には五月蠅いんだ。しっかり頼むよ、たまに確認しに来るから……あと、これは新しい料理のレシピを作ってきたから、来月からはこれをお客さんに出して作ってね!」


「分かりましたにゃん、今回は申し訳ないですにゃん」


 そう言って、ペルシアは謝罪し厨房へ戻って監視を続けていた。

 翌日、ペルシアに言ってまた洞窟に行くことを告げる。


「前回みたいなミスはさせないにゃん、気をつけて行ってくるといいにゃん!」


 ペルシアはそう言って見送ってくれた。

 そして再び皆で洞窟へ向かう。

 洞窟の入り口で武器の確認をして洞窟の中へと入って行くと、やはり最初に出てくるのはスライムやスケルトンばかり。次の階へ降りるとオークやゴブリン、トロルが現れてくるようになった。

 四人とも武器が桁違いに強くなっているのでピンチになることもなく、サクサクと先へと進むことができた。

 克己が腕にしている耐久性抜群の腕時計(ヨルバシカメラで購入)を見ると、夜の10:00を過ぎだったので休憩し、明日また先へと進むことにした。


「先に言っとくが、俺は不寝番はやらないからな」


 克己は宣言し、ゴツゴツとした地面に寝そべり、残り四人はジャンケンをして順番を決めて不寝番をやることになった。

 翌朝といっても洞窟の中なので暗いのだが、目が覚めて見てみるとノエルが不寝番をしていた。


「ノエル、大丈夫か? あと一人くらい雇ったほうがいいか?」


 克己は疲れきった顔をしているノエルにそう聞くと、ノエルは時間が分からないから交代のタイミングが……とのことだった。

 克己は次の夜には洞窟を出ることにし、皆に時計を購入する必要があると考える。もちろん彼女たちは戦闘を行うため、壊れ難い物を買うのが良いかなと思いつつ、全員を起こした。

 全員同じ気持ちであまりゆっくり休めなかったようで疲れた顔をしていた。

 この先へ行くのは不寝番をクリアしてからではないといけないと思い、シェリーにお願いして魔法を唱え、洞窟から脱出してもらった。

 街へ帰り着き家に戻ると、ノエルは疲れた顔をして部屋へ戻り、直ぐに眠りについてしまう。

 克己はノエルが直ぐに寝ているのだから残りの三人もそんな感じなのだろうと思い、克己は一人で奴隷商館へ行き、16歳のレベル3になったばかりという女魔法使いを購入して家に連れて帰る。克己は取り敢えず、余っている服を着させると、サイズがぴったりであった。

 だが、この魔法使いは何故かビビっていたので聞いてみると、自分は奴隷だから性奴隷にされるのではないかと思っていたらしい。

 克己は急いで誤解を解き、ライラにお菓子を頼んで余っている部屋に案内させた。

 それからヨルバシカメラへ行き、全員分の耐久度が高い、自衛隊が持っている時計を購入し、ついでに寝袋も購入する。家へ戻り新しい仲間の魔法使い、奴隷のハミルに武器と時計を渡し使い方を説明した。

 夕方になり皆が起きてきたので克己は全員に魔法使いのハミルを紹介し、全員に購入してきた時計を渡す。

 これで不寝番の時に時間に迷わないで交代できるだろうと話し、翌日にもう一回突入することにした。

 翌朝、皆で洞窟へと向かい「今回こそ制覇するぞ!」と、気合いを入れて中には入っていく。やはり地下3階で時間を確認したら夜になっていた。

 今回は時計があるため問題なく交代はでき、寝袋があるため直接床で寝る事は無くなり、それほど痛い思いをせずにゆっくり休めた。

 全員レベルも上がっており、脱出魔法もハミルが覚える。これで何かあったら二人にお願いすれば良いという状態になり、克己の気持ちに余裕が生まれた。

 ハミルの攻撃スタイルは剣と魔法の攻撃。これぞ魔法剣士!! みたいな戦い方をしていた。

 ノエルとアルスはそれを見習いながら自分たちも同じように戦い、やっとのことで地下5階までやってきた。


「おぉ! 何か冒険っぽいな」


 克己は少し興奮しながら皆にそう言うと、皆も頷いて笑っている。

 先へと進んでいくと、地下6階へ行く階段が見つかり、今日はその側で休むことにした。

 ハミルは魔法を使い過ぎで、グロッキー状態になっていた。そのため皆が気を使ってハミルの当番を最後にすることにし、残りの順番はジャンケンで決めて休むことになった。

 翌朝……と言っても、洞窟の中なので真っ暗だが、ハミルもすっかり魔力が回復したみたいで元気になり、先へと進んで行くと行き止まりになっているようで、特に何かがあるわけでもなさそうだった。


「道を間違えたかな?」


 克己がそう言うと、ノエル首をかしげて言う。


「ほぼ一本道に近いダンジョンですから……それはないと思いますよ?」


「仕掛けがあるのかもしれないですね」


 シェリーはそう言って壁を触りながら調べると、窪みが有りそこをライトで照らしてみるとスイッチみたいなものがあった。


「シェリーお手柄だな!」


 そう言うとシェリーは嬉しそうな顔して克己に抱きついてきた。

 ノエルはそれが気に入らなかったらしく克己の足をわざと踏んづけた。


「痛て!」


 克己は足が折れるのではないかと思いながら、街の道具屋で購入していた薬草を食べて痛みを和らげる。だが、ノエルの怒りはまだ続いているようで機嫌が悪かった。


「俺は関係ないのに……」


 克己はぼそっと呟くと、ノエルに聞こえたらしく克己を睨む。


「デレデレしているのが悪いんです!」


「別にしてないだろ! 勝手に決め付けるなよ!」


 克己はムッとして言い返し、克己とノエルは険悪ムードのままで先に進むことになった。

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