Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12) - 婚約破棄を告げられた悲しみ、その海の中で。
[go: Go Back, main page]

表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/1194

婚約破棄を告げられた悲しみ、その海の中で。

「君とはもう生きていけない。だって、君より好きな愛おしい人に出会ってしまったんだ」


 彼はそう説明して、私との婚約を破棄することを告げた。


 それから一時間ほどが経ち。

 私は自宅へと帰っているところだ。


 あぁどうしてだろう、晴れた空を見ることさえ今は辛く感じる。


 そもそもの始まりは恋愛ではなかった。私と彼が出会ったのはお互いの親が知り合いだったから。で、流れのままに婚約するに至ったのだ。


 でも、それでも、私は彼を好んでいた。


 二人で喋る時、とても楽しかった。


 彼も柔らかな面持ちでいてくれていたから、心は同じなのだと、見ている未来は同じものなのだと、迷いなくそう信じていた。


 でも現実は違って。

 彼には私でない人と結ばれる未来が見えていた。


 私と彼の見ている未来は異なるものだった。


 頬を一筋の涙が伝う。


「……終わってしまった、すべて」


 私は彼とは行けない。

 彼と共にこの道を先へ進むことはできない。


 でも。


 それでも。


 彼と二人楽しく笑い合えた時間だけは確かにあったのだと、いつまでも覚えていたい。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ