チュートリアル 依頼
次の日は朝から市場を周り、レンとミカの武器を購入。
レンは格闘家がつけているようなグローブに爪が付いているものだ。その爪は20%の確率で敵を麻痺状態にする。
ミカは一目惚れと、握ってみてしっくりした杖を購入。
しかし、僕が探している武器はどこにも見当たらない。
「先にシグさんが紹介してくれたお店行ってみようか」
シグというのはレンが武器を買った際に、いい防具を扱っているお店を紹介してくれた人だ。
そのお店は広間にある噴水からすぐ近くの路地にあるそうで、一先ずそこを目指すことにした。
意外にもその路地はすぐに見つかり、奥へ歩いていけばお店が1つだけある。
「おじゃましまーす! シグさんの紹介で来ましたー!」
ミカの元気な声が店内に響く。
見渡した感じ誰もいなそうに思えたが、奥にあるカウンターで何かがゴソゴソと動く。
警戒するもすぐにその正体は顔を出し僕は一瞬で警戒を解く。
「シグの紹介?」
そう言った彼女の頭にはピンク色の耳が生えていた。
「猫・・・・・・・」
それだけ呟き、猫耳の生えた子に突進するミカ。
それを慌てて止めるレンと、引きつった顔をする彼女。
ミカは獣人でもいいらしい。
「えっと・・・驚かせてすみません。動物とか見るとこうなってしまうみたいで」
「変な奴にゃ。それで、シグに紹介されたってことは、君たち冒険者としての防具が欲しいん?」
「はい。それとは別に双剣を扱っているお店を知らないか聞きたかったのもあります」
「君双剣使いなん? 珍しいにゃん。防具は全部揃えられるけど、条件があるにゃん」
関西弁と猫語が混ざった口調で話す彼女はテキパキと奥から何かを持ってくる。
「私の名前はミャンマー。ミアって呼んでええよ」
「僕はユウマ。で、突進しようとした子がミカでそれを止めてる男がレン。ミア・・・よろしくお願いします」
「それで条件にゃんだけど、この地図にはこの世界の大まかなものが書かれてるんやけど、ここから近くの森にゴブリンが住んでるにゃ。これまでゴブリンと私たちはお互いあまり干渉せず、平和に暮らしていたんや」
ミアは地図を指しながら説明する。
その説明をミカもレンも大人しく聞いている。
この世界の地図とは言っても流石にゲームの中だから本当に小さいものだった。
「にゃんだけど、最近そのゴブリンが子供を攫ったり、暴力的ににゃって困ってるんや。そこで、街の人間全員で相談して、ゴブリンを全て倒してしまおうってことににゃったんだけど、その倒しに行ける人がいにゃいんや」
「つまり、そのゴブリンを全て倒せば防具を作ってくれるって事か?」
「防具と、ユウマの双剣を作って報酬として渡すにゃ」
「俺は良いと思うぜ」
「あたしも賛成!」
「でも僕今戦える武器がないんですよね」
「それにゃら、この片手剣を持っていけばいいにゃ。後は簡単な防具にゃらあるからそれ使ってや」
ここまでの好条件を出され、ノーと言える人間は少ないだろう。
「分かりました。それならゴブリン倒してきます」
《ミャンマーからの依頼 ゴブリンの殲滅。報酬 双剣、全ての防具》