炎の地 連携
「これで終わりよ!」
下層に進むに連れ、やはり敵のHPも攻撃力も上がっている。
しかし、レンとの連携はもちろん、モモとも初めてとは思えないくらい綺麗に連携が決まり、スムーズに敵をどんどん倒すことができた。
「そういえばモモは回復どれぐらい残ってるんだ?」
「私は残り3個だよ。 慎重に探索してたから2個しか使ってないんだ」
「レンにはできなそうだよね・・・」
「俺だってやろうと思えばできるぜ」
「レンって脳筋ってイメージだったけど違うんだ~」
「ちげぇよ! でも、いつも指示出してくれたりするのはユウマだな」
「ってことはやっぱり・・・」
「ちげーって!」
「あーレンが大きな声出すからまた敵出てきちゃったー」
「俺が大きな声出す前から敵いましたー!」
「2人とも・・・」
昨日知り合ったばかりなのに、波長が合うのかレンとモモはもうすっかり仲良しだ。
モモの戦い方も、レンと似ている部分があり、更にはレオンのおかげで僕から注意が逸れる。
僕はその隙にとどめを刺す。
戦闘に関してお互い何かを言って決めたわけではないが、この戦い方が1番お互いしっくり来ているのだろう。
「本当に思うけど、2人増えるだけで戦闘がこんなに楽になると思わなかった! 下層に初めて来たとき1体だけで手間取ってたのが嘘みたい!」
「確かに、俺達も2人ではきつかった部分があったかもしれないな。 モモとレオンのおかげで俺達もだいぶやりやすくなったぜ」
「そうだよ。 それに、モモは本当に強いよ。 このメンバーなら、ここの世界のボスもきっと大丈夫だよ」
「今日はかなり飛ばして進んできたからな・・・。 この辺で今日は休もうぜ」
「賛成! 今朝から色んな事があってあっという間だったけど、身体は多分相当疲れてるかも・・・。 明日は少し遅めに出発しよう! 疲れた身体で向かっても攻撃を受けるだけだからね!」
「そこまで考えるんだね・・・」
「これまでずっと私とレオンの2人きりだったからつい・・・」
「モモの考え、僕は賛成だよ」
「俺もいいと思うぜ。 急いでいるとは言っても、すぐにって訳じゃねーしな」
「そうと決まれば、少しだけ来た道戻ろう! ここだと奥からモンスターが来るかもしれないから」
確かに、下層ではモンスターが湧いてこないのであれば少し戻った所で休む方が安全なのかもしれない。
僕はこれまでそんなこと考えたこともなかった。
辺りを見渡して安全そうな場所で休息を取る。
これまでの僕のやり方で襲われなかった方が奇跡かもしれない。
「レオン、近くに敵がいないか見て来てくれる?」
モモの言葉を聞いたレオンは言うことを聞いて辺りを確認しに行った。
「多分いないと思うけど念のためね。 それじゃ、私ご飯作ろうと思うんだけど・・・」
「それなら、僕達が持ってる材料とか全部モモに預けるから、ご飯は任せてもいいかな?」
「任せて! 料理は現実でもよくやってたから得意なんだ」
モモに料理を頼み、僕とレンは簡易テントを張る。
しばらくしてすぐに料理が完成した。
これまで1人でこのゲームに挑んて来たからか、あっという間にご飯が完成する。
「後は、レオンのご飯を用意して・・・」
「レオンって何食べるんだ?」
「生肉だよ。 普通のライオンとか虎と同じなんだ~。 レオンは戦闘中にたまにモンスター食べてるよ」
それは初耳だった。
「あはは。 2人と出会って一緒に戦ってるときも食べてたんだけど・・・2人とも戦闘に集中してたからね」
「そう・・・なんだ?」
衝撃的な事実に僕は困惑しながらも、食べるのは敵だけだと、モモの説明を受け、絶対にモモの敵にはなりたくないと思った。
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毎日の投稿に関してですが、少々仕事で忙しくなってしまい、しばらく3~4日の更新とさせていただきます。
読者の皆様には申し訳ありませんが、これからも、何卒よろしくお願いいたします。
また、3~4日と曖昧になってしまうので、更新する日にはTwitterの方にはなりますが、その都度報告させていただきます。