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7つの大陸と1つの命 - 休息の地 モモとミカ
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7つの大陸と1つの命  作者: 神月しずく
5つめの世界
46/68

休息の地 モモとミカ



休息の地に着いた僕は疑問を投げかけた。



「モモ」


「うん? なに?」


「どうして傲慢なら簡単に倒せるって思ったの? もし倒せなかったらレンとレオンは・・・」


「それなら簡単だよ! これまで、色欲とか憤怒とか、全部その性質の行動ばかりだったでしょ?」


「言われてみればそうだな」


「傲慢って口だけ。 下層に行くほどモンスターは強くなってたでしょ? それって、あのルシファーの魔法。 あれだけの魔法をかけていたら、まず、そのかけている当人の場所まで辿り着けない。 自分が強くいる必要ない。 そうじゃなかったら呑気にお昼寝なんてしてないよ」



 意外とモモは頭が切れるのかもしれない。

 それでここまで生き残って来たんだろう。



「モモって意外と頭いいのか?」


「えー、レン私の事馬鹿にしてるでしょ! 私これでも現実では医学部だよ!」


「え」


「もう!」


「なんか、ごめん」


「ユウマまで!」



 ルシファーからも何も聞き出せなかった。

 ここのボスは全員人間だった。

 ゲームマスターになにかしらの暗示をかけられて、話したら・・・。

 


「ねぇ、ユウマ。 ミカさんのこと埋葬したって言ってたけど、その場所に連れて行ってくれないかな?」


「モモならあいつも喜ぶんじゃねぇかな?妹ができた! って言いそうだし」


「うん。 僕もモモなら連れて行っても良いと思ってた」


「2人とも・・・。 ありがとう」



 宿屋に行く前に皆でミカを埋葬した場所へと向かう。

 疲れているにも関わらずそう言ってくれたモモに感謝する。

 1人でも行こうと思っていたが、せっかくならみんなで行きたいと思っていたからだ。



「ここにミカさんが眠っているんだね」


「うん」


「ミカさん、ユウマとレンからお話は全部聞きました。 私は2人に助けられた。 だからこそ、この世界を、このゲームを必ず生きたままクリアしたい。 ミカさん、ユウマとレンのこと、私が必ず守ります。 だから、どうか見守っていてください」



 モモがそう呟くと、周りの草木が揺れ、一輪の花がモモの頭に乗っかった。

 その様子はミカがモモによろしくねって言っているかのように思えた。



「ユウマ、大丈夫か?」


「うん。 ミカ、必ずこのゲームクリアするから。 僕達のことどうか見守っていてね。」


「行くか」


「ミカさんに挨拶させてくれてありがとう」


「ううん。 僕達の方こそモモがそう言ってくれたの嬉しかったよ」


「ああ。 俺達は立ち止まってられねぇからな」



 その場から離れ、宿屋に向かいお風呂に入った後皆でご飯を食べに行った。



「おい、レオンってここ入れるのか?」


「入れるよー。 ここに来るといつもサービスって言って生肉いっぱい貰えるんだよね。 シェフの人が動物大好きなんだって」


「そういうことか・・・」


「でも、モモってレオンがいるからかなり目立つはずなのにこれまで1回も見かけなかったの不思議だね」


「確かにな」


「まぁ、基本的にレベルも上げなきゃって思ってあまり休息の地にいなかったから」


「あらあらまぁ。 とても可愛い子だこと」


「やめとけ」


「どうして? ねえ? この子触ってもいいかしら」



 静かに笑いながら話しかけてきた女性にモモは快く返事をする。



「どうぞ! 大人しい子だから噛んだりしないので安心してください!」


「ありがとう。 あら、本当に大人しいのね。 とっても可愛いわ」


「おい、時間ないんだから早く行くぞ」


「もう少しだけ良いじゃない」


「ダメだ。 行くぞ」


「もう・・・。 触らせてくれてありがとうね」



 女性は男性に連れていかれながらお礼をした。



「おしとやかな感じだったのに嵐みたいに去って行ったな」


「そうだね」


「レオンは毛並みもいいし、なにより顔が整っているからモテるんだよね」


「で、何食うんだ?」


「私はサンマの塩焼き定食。 飲み物は暖かい麦茶にしようかな」


「ミカとは正反対だな・・・」


「頭使う人は魚が大切なの」


「僕も久しぶりに和食食べたいな・・・。 和食のおすすめセットにするよ」


「俺はステーキだな!」



 それぞれ好きな物を頼み、レストランを後にする。

 明日1日休んだらまた次の世界へと行かなければならない。

 これはレンと少しでも早くこのゲームをクリアするために決めたことだ。

 モモも賛同してくれて、それぞれ身体を休める。


 

 次の世界は水の地だ。

 これで残りのボスは水の地を含め3人。

 ミカを救う方法、必ず見つけ出すからもう少しだけ待っていて。




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