休息の地 次の世界
強化や回復薬、食糧を買った僕達はホテルのロビーで待ち合わせをした。
「僕達の装備強化待ってくれてありがとう。 これで次の世界に行けるよ」
「準備はどれだけ入念にしても損はしないわ。 ところでずっと疑問があったんだけれど・・・」
「疑問?」
「ミカのレベルだけ・・・その・・・」
少し言いにくそうに口籠るハヅキに対して、僕達もどう説明したらいいか分からずレンと顔を見合わせる。
「あたし、実は1回死んでるの。 それで、その時からレベルが上がってないから足引っ張っちゃうかもしれないけど、サポートするから、その・・・」
「死んでる? は? このゲームは死んだらそのまま現実でも死ぬだろ」
ハッキリ言うアサヒに対して、僕達でも分からないことだからこそまた口籠る。
「あたしもなんでか分からないけど、気が付いたら水の地で目の前でボスが倒れてたの」
「そうだったのね。 ごめんなさい。 言いにくいことを聞いてしまって」
「2人はこのゲームのことどこまで知っているの? 僕達もまだ分からないことあると思うから、情報は共有した方が良いかもしれないね」
「そうね。 でも、ここで話のもあれだし次の世界で進みながらお互い情報を共有しましょう?」
「俺はハヅキに賛成だ」
「レンもそれでいい?」
「おう」
あれから仲直りはしたものの、まだどこかふてぶてしい。
「それじゃ! 次の世界レッツゴー!」
モモの一言に、全員気持ちを切り替えてゲートへと向かう。
「あたしレベル全然足りないから、次の世界、積極的に戦闘してレベル上げするね」
「それなら、私がサポートするわね」
「ありがとうハヅキ!」
「ふふ。 妹が2人になったみたいで嬉しいわ。 それじゃ、行きましょうか」
女子メンバーは和気あいあいと、男子メンバーはピリピリした雰囲気で次の世界へと踏み出した。