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◆伝説の勇者が闇堕ちした日、ポンコツは爆誕する◆〜〜ポンコツじゃなくて個性と言って貰えま…あ、あ、ぷにぷにするのヤメテ下さい!(涙目)〜〜 - 二章・第二話進めば暗雲①
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二章・第二話進めば暗雲①



◇◇◇◇◇



さて…

本日も、お決まりのパターンの…筈だった。



東の空が白み始め、

小鳥の囀りがこだまする時刻に

イルは毛布の暖かさを惜しむように

ベッドから、のっそりと起き出す。


空は高く晴れ渡り、

上着を着込まなくては、吹く風で

身震いしてしまう、秋も深まった

早朝。

ギルド建物裏手の井戸で

ざっと、顔を洗い

部屋から持ち出してきた

練習用の剣を携え、運動場へ赴く。


そこには、既に稽古を開始している

同業者…冒険者仲間がちらほらいた。


「よう、イル!

一本やるか?」


馴染みとなった冒険者仲間と

軽く声を交わし、

イルの早朝練習は始まる。


イルから少し遅れ、

井戸へやって来たリーンは

毎朝の光景を見ながら、

小さなあくびをし、

イルの練習を見守るまでが日課だった。


軽く朝の稽古を済まし、

リーンとイルは合流し酒場へ向かう。


そんな今日も、穏やかな日になると

二人は呑気に朝食を食べていたのだが…


朝食を終え、

リーンとイル、ニ人は気楽な気分で

ギルド窓口へ向かう…

今日の依頼は何だろう?

町の商店の手伝いか?

薬草採取か?


できたら、

余り臭くて汚い仕事でなければいいなぁ…

などと、イルは考えながら

窓口の列に並んでいた。



「え??」



そんな鼻歌交じりのイルが、

窓口に立ち、

ギルド職員の言葉を聞いたとたん、

固まってしまう。


目は見開き宙を凝視、

唇は僅かに戦慄いていた。


隣りの窓口の列に並んでいた

冒険者の同志達も、

イルの様子に気付き、

何事かと心配の目を向ける。


「ほれ、シャキッとせぬか!

何、呆けてるのだ!」


ただ事ならぬ空気を一蹴したのは

リーンだった。

イルの背中を思い切り叩き、喝を入れる。


「痛っっ…!

だ、だって…だって…!」


叩かれた背中の痛みなのか、

なんなのか?

イルは涙目になっていた。


いや、みるみるうちに、

鼻声にもなっていった。


最近、精神的にも少しは

逞しくなっていた気がしたが…

久々の泣き虫イルの復活だ。


と、何がそんなに悲しかったのかと

周囲も顔を見合わせるが…

次の瞬間…


「イヤッッ、ホォォオ〜!!

っっ、しゃぁぁ!!」


イルの歓喜の奇声が室内に響く。



◇◇◇◇◇



(進めば暗雲②へ続く)

イル:「そう言えば…アーファって全然、ドワーフっぽくないなぁ?」

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