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◆伝説の勇者が闇堕ちした日、ポンコツは爆誕する◆〜〜ポンコツじゃなくて個性と言って貰えま…あ、あ、ぷにぷにするのヤメテ下さい!(涙目)〜〜 - 二章・第三話ブレイブダンジョンへ②【挿絵付き】
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二章・第三話ブレイブダンジョンへ②【挿絵付き】



◇◇◇◇◇



ブレーブダンジョン…



その入り口周辺は、

相変わらず賑やかだった。


一部、ダンジョンマニアの観光客が

辺りをうろつき、

仲間の到着を待っている様子の

冒険者もちらほらいた。


イルがここへ訪れたのは

今回で二度目だ。

少し前の依頼でも訪れた場所だったが…

しかし、

あの時は入り口周辺の草刈り…という、

冒険者としては何とも情け無い依頼だった

けれど…


あの日々があったからこそ、

今日があるのだ…

と、イルは襟を正す。


改めて、ダンジョン入り口を観察する。

山の麓の自然洞が

ベースになっているような造りのようだ。

入り口は大きく、

重厚な鉄の扉で閉ざされている。


「ねえ、リーン様?

改めてだけど…この入り口の扉、

どうやって入るんだろう?」


先ほど、鉄の扉と言ったが、

正確には扉らしきものだ。

両開きでも、引戸でも、押戸でも無い…

"扉らしき鉄の巨板"が聳えているのだ。


「扉の前に立って、冒険者プレートを翳すのだ」



挿絵(By みてみん)



そう言って、リーンは

自身の虹彩色の冒険者プレートを翳すと、

鉄の扉の中央に

人一人が通れるゲートが出現した。


「うおぉぉ⁈

か、かっこいい…魔法式の扉!!」


イルは目を輝かし、

踊るように感動を表現する。

まさに、地方から来た

ダンジョンマニアの観光客そのものだ。


「よ、よし!僕も入ってみるぞ!」


リーンの見よう見まねで

真新しい冒険者プレートを翳すと、

同様にゲートは出現した。

緊張でぎこちない歩き方をしながらも、

イルはゲートを潜る。


先に仁王立ちして待っていた

リーンに「遅い!」と、

怒られた事すら

イルの耳には届いていないだろう。

おっかなびっくり、

ゲートを潜り、観光客がするように

辺りをキョロキョロと隅々まで

見渡す。



初めてのブレーブダンジョン探検…



今世のイルの冒険はここから始まるのだ!




◇◇◇◇◇



(ブレイブダンジョンへ③へ続く)

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