祖父の葬儀、棺の上に“玄関の表札”が落下!「几帳面なおじいちゃんらしい」と涙した母
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冠婚葬祭では、時に予期せぬ出来事が起きる。投稿を寄せたのは長崎県の50代女性。40年前、祖父の葬儀で“不思議な出来事”があったという。
昭和の、まだ自宅での葬儀が一般的だった頃の話だ。祖父母がお世話になった人々が大勢参列する中、女性は「初めての葬儀を子どもながらに部屋のすみで、じっと見てました」と振り返る。いよいよ出棺の時が来た。女性は、このときの光景が忘れられないという。(文:西荻西子)
棺が玄関から出ようとしたその瞬間
「親戚の叔父さん達が棺をかかえ、玄関から出ようとしたその瞬間でした。玄関入り口の手が届かない高い壁の所に打ち付けてあった祖父の名前が記された表札が、いきなり棺の上に落ちてきました」
その場にいた人は全員驚いたという。その表札は、どう考えても自然に落ちるはずがないほど頑丈に固定されていたからだ。この現象を見た女性の母親は、涙を流し、強く女性の手を握りしめながら、こうつぶやいた。
「おじいちゃんが今日でこの家から出ていくから、はずしたんだろうね。几帳面なおじいちゃんらしいよね」
祖父の存在を感じさせるこの葬儀から40年が経った。女性は、
「その場にいた祖母も母も父や叔父たちも皆、冥土に旅立ち、私しかこのことを覚えてる者はもういません」
と投稿は締めくくられている。当時を知る人たちはもういないが、女性の記憶に深く刻まれた出来事だったようだ。
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