なんで? 友人と旅行に行ったら絶縁することになった女性 寝る間際に「ダメな人だと思っている」と人格否定され……
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長年の友人は大事にしたいものだが、人格否定までされたら付き合い切れない。投稿を寄せた女性(70代以上)は、毎年一緒に旅行へ行くほど親しかった友人との間に、取り返しのつかない深い溝ができた夜のことを明かした。
それは旅先の宿での、何気ないおしゃべりの最中だった。
「いきなり『だからだめなのよ!』と金切り声で怒鳴られました」
寝入る前のゆったりした会話の中で、突如響いた罵声。一体どういうことだったのか。(文:篠原みつき)
「生き方とか考え方に関する話題はこちらが極力避けるようにしていた」
思えばその友人は、「数年前から、私の生活態度に対してチクリチクリと批判的なことを言う頻度が高くなってきて」いたという。そもそも、違和感を覚えることが多くなっていたようだ。
「一緒にいるのがいやになることもあったのですが、一緒に旅ができる相手はなかなかいないし、それ以外の面ではとても気分良く付き合える方なので、その手の生き方とか考え方に関する話題はこちらが極力避けるようにして、一緒に旅をするような関係が続いていました」
大切な友人関係を壊したくない。そんな思いから、女性はなるべく価値観がぶつかる話題を避けるよう努力していたようだ。
しかし、今年の春の花見旅行で、ついに決定的な出来事が起きてしまう。
「こちらが寝際のたわいのないおしゃべりをしていたつもりの所、いきなり『だからだめなのよ!』と金切り声で怒鳴られました」
突然の罵声に、女性はこれまで感じていた友人の思いを確信したのだろう。「見下されていることは認識している」と返すと、さらに追い打ちをかけるような言葉が返ってきた。
「見下してなんかいない。ダメな人だと思っている」
これは、もはや暴言と言ってもいいだろう。女性はこう振り返る。
「当方の物事に対して努力をほとんどしないという生活態度が、何でも頑張って向上しようとする彼女からしたら本当に馬鹿でダメな人間だと思えるのは納得がいきます」
「が、あからさまにばっさり切り捨るような言葉には、言った本人がどのように認識していても、私そのものが否定されたのだと思っています」
確かに、こんな言い方をしてきた相手を「友人」と思えるはずもない。考え方や生き方は人それぞれだ。しかし、友人はその違いを認めることが出来なかったのだろう。女性は絶縁を決意した。
「私が、彼女のように『時代に取り残されないように』頑張って生きられれば、これからも関係を続けて行けるのでしょうが、全人格を否定されたように感じている今、申し訳ないことですが、近くにいることにすら嫌悪感があります」
こうして、2人の友情は終わりを迎えたのだった。
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