Marp入門
Marpで Marp を説明します。VS Codeを使う方法ではなくMarp CLIを使う方法ですので、テキストエディタはお好きなものをお使いください。
MarpのMarkdownエンジン部分が Marpit です(インストールの必要はありません)。
Marp、Marpitの開発者は日本人の服部雄輝さんです。
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marp: true
paginate: true
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# Marp入門
奥村晴彦
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## Marpとは
Markdownでプレゼンテーションスライドを作るための仕組みです。
`---` が改ページです。最初のYAML部分は設定です。
- 箇条書きは `-` または数字で始めます。
- スペース2個でネストできます。
1〜3個の `*` で囲んで *Italic*、**Bold**、***Bold Italic*** にできます。
> 引用は `>` で始めます。
このファイルがサンプルです。
新しいフォルダにこのファイルを `index.md` という名前で保存してお試しください。
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## Mac/Homebrewでのインストール
```
brew install node
node -v
npm -v
npm install -g @marp-team/marp-cli
marp --version
```
アップデートは `npm update -g`
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## ブラウザでの利用
このファイルのあるディレクトリで次のように打ち込みます:
```
marp . --server
```
ブラウザで http://localhost:8080/ を開くだけです(`index.md` 以外の名前の場合はファイル名をクリックします)
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## HTML/PDF/PowerPointファイルへの変換
```
marp index.md --html
marp index.md --pdf
marp index.md --pptx
```
それぞれ `index.html`、`index.pdf`、`index.pptx` ができます。
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## 画像の入れ方
```

```
`[]` にはオプションが入ります。例:
```

```
HTMLの `img` タグも使えます。
ローカルの画像を使ってPDF/PowerPointにするには `--allow-local-files` が必要です:
```
marp index.md --pdf --allow-local-files
```
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## 表
|中央揃え|左揃え|右揃え|
|:-:|-|-:|
|1|A|B|
|2|C|D|
|3|E|F|
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## 数式
MathJaxで数式が書けます。
Einsteinは $E=mc^2$ と言った。
$$ \frac{1}{\sqrt{2\pi}}\int_{-\infty}^{\infty} e^{-x^2/2} dx = 1 $$
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## テーマ
`theme` は `default`、`gaia`、`uncover` が設定できます。
```
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marp: true
paginate: true
theme: gaia
---
```
さらに `class: invert` で白黒反転します。
[追記] 次の記事も参考になります。