課題
Runway は 2018 年に創業されました。その頃、生成 AI はまだ誕生したばかりでした。同社は AI モデルの開発と学習に多くの作業を要し、同時にそれらの製品の収益化に向けた戦略を練っていました。Runway の経営陣は AI ツールにサブスクモデルを使用することを想定していましたが、チームを他の技術や事業の優先事項に集中させる必要があり、請求・決済システムの構築にリソースを割く余裕はありませんでした。
そのため、Runway はユーザー向けの初期の階層型サブスクリプションを簡単に開始できる請求ソリューションを求めていました。それと同時に、同社の経営陣は請求・決済ニーズが今後進化する可能性が高いことを理解しており、将来的により高度な機能をサポートできる柔軟かつ適応力のあるソリューションを採用したいとも考えていました。
グローバルなユーザーベースを持つ Runway には、顧客が希望する自国の決済手段を簡単に使える決済・請求ソリューションも必要でした。そして、このソリューションが会計・財務チームに過度に負担をかけることなく、さまざまな国際市場における税務規制の遵守をサポートすることを期待していました。
ソリューション
2018 年の創業時から、Runway は継続課金、オンライン決済、グローバルな税務管理を処理する Stripe のソリューションを導入しました。
Runway はサブスクリプション管理に Stripe Billing を導入しました。その決定の決め手は、実装の容易さでした。Stripe の統合プロセスに関するドキュメントが充実していたため、Runway は料金設定やサブスクモデルの設定、新規ユーザー登録をわずか数分で行うことができました。「コア実装では、顧客の作成、GPU クレジットに対するシンプルな従量課金モデルの設定、基本的な決済フローの処理に焦点を当てました」と、Runway のスタッフプラットフォームエンジニア、Matt Basta 氏は述べています。それ以降も、Billing は Runway のビジネス成長に必要な柔軟性も提供しています。例えば、Billing を活用することで同社は新しいサブスクリプション階層を簡単に提供できています。これには、Runway の全サービスメニューをユーザーに提供する無制限利用オプションも含まれます。
Runway はまた、Stripe 決済ソリューション を活用しています。これは、決済フローの改善を目的に設計された一連の事前構築済みの決済画面へのアクセスと、Apple Pay や Cash App Pay などのデジタルウォレット、さらに顧客の決済情報を自動入力してスピーディーかつ簡単な決済体験を実現する Stripe の高速決済ソリューション Link を含む多様な決済手段へのアクセスを提供します。Runway が選択したのは Stripe Checkout の実装です。これは、同社のサイトに直接埋め込める事前構築済み決済フォームで、開発者がコードなしで新しい決済手段を有効化できる仕組みになっています。Checkout は 30 以上の言語と 135 以上の通貨をサポートしており、Runway のグローバル展開を後押ししました。
Runway はさらに Adaptive Pricing を活用して、決済時に顧客の現地通貨でサブスク価格を自動表示していますが、複数の価格ポイントを手動で管理する手間は必要ありません。アメリカ国外の顧客に自国通貨で価格を表示することで、決済時の離脱につながりやすい摩擦が軽減されます。
さらに、Runway は Stripe Revenue Recognition を導入して、発生主義会計と収益に関するコンプライアンスを効率化しました。Basta 氏は次のように述べています。「Stripe のレポートツールが月次決算をサポートしてくれるため、業務効率が向上し財務および会計チームの貴重な時間が節約できています」
Runway の初期の Stripe 導入は比較的基本的なものでしたが、同社は進化を支えるために Stripe の様々なプロダクトを次々と取り入れました。「請求・決済ニーズが徐々に高度化するにつれて、さらに複雑な機能を追加していきました」と Basta 氏は述べています。
成果
Billing 統合にかかった時間
Billing の実装にかかった時間はわずか数分で、同社はほぼ即座にサブスクライバーの追加を開始できました。Basta 氏は次のように述べました。「Stripe Billing の最初の実装は非常にシンプルでした。Stripe の API と SDK はドキュメントが充実していたため、最小限の複雑さで稼働させることができました。」
決済手段を追加するためのノーコードソリューション
Runway は Stripe 決済ソリューションを活用して、Apple Pay や Cash App Pay などのデジタルウォレット、そして Link を含む 8 種類の新しい決済手段を迅速に利用できるようにしました。これらの新しい決済手段の追加にあたってはコーディングは不要でした。そのおかげで、Runway の開発者は自社のコアサービスに専念できました。
Adaptive Pricing による収入の増加
Adaptive Pricing の導入は、Runway の収益に明確な効果をもたらしています。セッションあたりの顧客生涯価値は 14% 増加し、Adaptive Pricing を利用したサブスクではサブスクあたりの顧客生涯価値が 17.7% 増加しました。
財務・会計チームが節約できた時間
Billing によるサブスク管理プロセスを自動化し、レポート作成に Revenue Recognition を活用することで、Runway の財務・会計チームは時間を大幅に節約できました。さらに、Stripe のレポートとデータにより、毎月の経常収益や登録者の増加と定着率に関して重要なインサイトが得られるようになりました。
Stripe は最初から私たちと共にあります。Stripe のおかげで、私たちは最初の収益を上げることができ、2018 年以降の成長を実現しました。