スーパーマーケットの店内アナウンスで悟った奥さま。~立川心療内科マンガ

◆ 相手を反発させずに望む行動へ導く「やんわり罰則」
パートナーや子供、あるいは職場の同僚など、誰かの行動を変えたいとき、
感情的に強く警告したり、高圧的に命令したりしていませんか?
実は、この「強すぎる警告」は、相手を望む方向へ導くどころか、
かえって反発心を生み出し、関係を悪化させてしまうことが心理学的にわかっています。
では、相手の行動を効果的に変えたいとき、私たちはどのようなコミュニケーションを取るべきなのでしょうか?
今回は、警告が逆効果になる心理と、相手に変化を促すための「やんわりとした罰則」の技術について解説します。
◆ 強い警告が引き起こす「心理的リアクタンス」
人が外部から自由を脅かされるような強い圧力や命令を受けたとき、
その自由を取り戻そうとして、警告された行為をあえて行ってしまう心理現象を「心理的リアクタンス」と呼びます。
たとえば、「絶対にタバコを吸うな!」と強く言われると、かえって
「自分の行動を指図されるのは嫌だ」と感じ、反抗心からタバコを吸ってしまう、といったケースがこれにあたります。
強すぎる警告は、相手の自尊心を傷つけ、
「抵抗する」という方向にエネルギーを向かわせてしまうため、行動変容の成功率が著しく低下します。
◆ やめさせたいときは「やんわりと、明確な罰」を予告する
相手の行動を変えたいとき、感情的な強い警告を避け、代わりに行うべきなのが、
「やんわりと伝えつつ、違反した場合の明確な結果(罰)を予告する」
という方法です。
重要なのは、感情的にならず、罰を冷静な「ルール」として提示することです。
たとえば、遅刻を直したいパートナーに対して、
「今度遅刻したら、私はすごく悲しい!絶対にやめて!」と感情的に訴えるのではなく、
「今度遅刻したら、その日はデートをキャンセルして帰るね」のように、明確な行動の結果を伝えます。
「今度こうしたら●●してもらうからね」と具体的に伝えておくことで、
相手は行動を修正しようとするはずです。
◆ まとめ
相手の行動を変えたい時は、感情的な「強い警告」は逆効果であり、
心理的リアクタンスを引き起こすことを覚えておきましょう。
相手の行動を変えたい時は、感情ではなく、明確なルールを伝えることを意識してみてください。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
