15日、佐賀競馬場(小雨 不良)で行われた重賞競走、第8回佐賀王冠賞(ダート2000m)は、ビキニボーイが1番人気に応えて圧勝した。レース序盤は中団に構え、2周目の向正面半ばでスパートを開始。3コーナー過ぎに先頭に立ち、アエノブライアンを振り切ってリードを広げた。勝ちタイムは2分10秒5、勝利騎手は山口勲。
5馬身差の2着に3番人気アエノブライアン、さらに1馬身差の3着に5番人気ダノンターキッシュ。2番人気コスモファルネーゼは4着だった。
ビキニボーイは父ビーチパトロール、母エバーアンドエバー(母の父ハーツクライ)、5歳牡馬。東眞市厩舎の管理馬。通算成績は39戦12勝、昨秋の佐賀転入後はこれで7勝目。重賞は前走の佐賀スプリングカップに続く連勝となった。
レース後の関係者のコメント
1着 ビキニボーイ(山口勲騎手)
「とにかく、無事に走ってくれて勝つことができたので嬉しかったです。(レースについて)控えたわけではないのですが、前回のレースがうまくいきすぎたので、今日はやはりこんな展開かなという感じでは乗っていました。2000mということもあって、それでもバテる馬でもないので、コスモファルネーゼを見ながら早めに踏んでいきました。まだまだ、佐賀に来た当初よりも良くなっているので、距離も幅広く活躍してくれますし、とにかく無事にいって欲しいです」
2着 アエノブライアン(金山昇馬騎手)
「初騎乗でしたが、久々でも感じは良かったですし、仕上がりは良かったと思います。
良い位置で流れに乗れましたし、シブい面があるとは聞いていましたので、人気馬が仕掛けてくるのに合わせて少し早めに動きました。最後は甘くなりましたが、頑張ってくれましたし、次はもっと良くなると思います」
3着 ダノンターキッシュ(出水拓人騎手)
「後ろからの競馬でしたが、道中もうまく折り合って競馬ができましたし、この馬自体も賢いところがあって乗りやすいです。使うごとに良くなってきていますし、距離も延びていい馬だと思います」
4着 コスモファルネーゼ(石川慎将騎手)
「出脚も悪くなかったですし、位置取り的にも問題なかったのですが、勝負どころで勝ち馬が来た時に一緒に上がって行けなかった点が...。時季的なものなのか、少し見えない疲れが出てきているのかもしれませんね」
5着 テイエムフォンテ(山田義貴騎手)
「位置取りとしても予定通りのポジションで流れに乗れましたし、道中もスムーズでした。手応えも良かったですし、距離的にもこなせる力はあると思いました。頑張ってくれたと思います」
(取材協力:うまかつ.net)