阪神１１Ｒの第１回しらさぎステークス（３歳以上ＧＩＩＩ・芝１６００ｍ）は５番人気キープカルム（坂井瑠星騎手）が勝利した。勝ちタイムは１分３３秒０（良）。１馬身差の２着に１番人気チェルヴィニア、さらに１馬身半差の３着に１４番人気コレペティトールが入った。

キープカルムは栗東・中竹和也厩舎の４歳牡馬で、父ロードカナロア、母ダンスアミーガ（母の父サクラバクシンオー）。通算成績は１５戦５勝。

レース後のコメント

１着　キープカルム（坂井瑠星騎手）
「いつもお世話になっているノースヒルズの前田オーナーの馬でこの記念すべき第１回のしらさぎステークスを勝ててとても嬉しく思います。前回あまりゲートを上手く出られなかったのでそこだけ普通に出られるように気をつけて臨みました。(直線は)手応えも良く、あとは進路を見つけるだけという感じでした。少し狭いところを強引な感じにはなりましたが、馬のおかげで勝つことができました。(この馬は)操縦性、反応が良く、今日に関しては言うことありません。この先も重賞で頑張ってくれると思います。今日は無事に重賞を勝つことができて、まだまだ上のステージで頑張ってくれると思いますので、これからも応援よろしくお願いします」

２着　チェルヴィニア（Ｃ．ルメール騎手）
「いいレースをしてくれました。スムーズで、ドバイの時より手応えは良かったです。いい反応をしてくれましたが、ペースが遅く、もう少し速いペースならスタミナが生かせたと思います。頑張ってくれました」

３着　コレペティトール（井上敏樹騎手）
「スタートを五分に出てくれましたし、促して、中団につけられればと思いました。ペースがよどんだところでは、ためるよりはと思い、外々を回る形になりましたが、最後まで脚が上がらず、一生懸命走ってくれました。障害練習の効果はあったと思います。今回、実績の無い自分を乗せてくれた馬主さんや関係者の皆さんに感謝しています」

４着　ダイシンヤマト（岩田康誠騎手）
「位置を取りに行って勝負をかけましたが、伸び切れませんでした。それなりに来ているのですが」

５着　デビットバローズ（松山弘平騎手）
「スタート良く、番手で競馬ができました。最後も力強く伸びてくれて、重賞でも勝負になる力を見せてくれました」

８着　ダンツエラン（松若風馬騎手）
「ゲートは良かったです。道中モタモタして、直線で一回ハミを取り、一瞬脚を使いましたが、最後脚が上がりました」

１０着　シヴァース（Ｍ．デムーロ騎手）
「スタートは良かったです。レースは流れず、かかりました。直線に向いたらジリジリとしか伸びませんでした」