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スフェリオン・ソナーとは? わかりやすく解説

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スフェリオン・ソナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 00:44 UTC 版)

スフェリオン・ソナー
種別 中周波マルチモード・ソナー
開発・運用史
開発国 フランス
就役年 1985年
送振系
周波数 中周波数(6〜8 kHz)
パルス幅 60, 120, 250, 500, 1000, 2000, 4000ミリ秒
ビーム幅 13度
送振方向 全周無制限
送受波器系
装備方式 球形アレイ
ステーブ数 36本 (送受波器 計160個)
アレイ径 115センチメートル
探知性能・その他諸元
探知距離 2キロメートル (1.1 nmi)
〜24キロメートル (13 nmi)
重量 1,830 kg(アレイ)
6,000kg(システム全体)

スフェリオン・ソナー (Spherion Sonar) は、フランスタレス(旧 トムソンCSF)社の水上艦用 中周波ソナー・システム。フランス本国では使用されていないが、世界各国に多数が輸出されている。

概要

スフェリオン・ソナーは、輸出が振るわなかったDUBA-25の後継として、1985年に発表され、市場に投入された。スフェリオンという名前の由来は球形のアレイにあり、160個の送受波器によって全周を捜索できる。

スフェリオン・ソナーは、輸出市場におけるライバルであるアメリカ・レイセオン社のAN/SQS-56 (DE-1160) と同様、艦首/船底装備と可変深度ソナーの両方の形態で提供されている。可変深度ソナーは10~13 kHzで、217 dBの強度を持つ。

艦首装備型のうち、初期のモデルであるスフェリオンB(TSM-2633)は、6~8 kHzの周波数を使用して、探知可能距離は2~24 km。直径1.15m、重量1,830 kgの球形アレイを有し、波形はパルス波と連続波(768のドップラー・チャネル)、変調方式周波数変調で、25の目標を追尾でき、システム全体の重量は6,000 kgであった。

これをもとに、アンザック級フリゲート向けに開発されたスフェリオン Mk 2は、さらに2 dBの増強を果たすためにTRDTモードが追加されたほか、魚雷警戒装置とも連接されている。これにより、追尾可能な目標は64に増加し、また、探知可能距離も32 kmに延伸された。価格は、艦首ソナーで400万ドル程度、可変深度ソナーと合わせた統合ソナーで600万ドル程度とされている。その後、スフェリオンBの発信機に、より先進的な情報処理装置を組み合わせたMFS 2000も開発され、フリチョフ・ナンセン級フリゲートに搭載された。

最新モデルは、これをさらに発展させたスフェリオン Mk 3である。5.5 kHzとより低周波を使用可能としたほか、情報処理能力も強化されて、探知距離が64 kmに延伸されているほか、音波ビームの形成能力も向上している。

採用国と搭載艦

参考文献

関連項目





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