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KCモーターグループとは? わかりやすく解説

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KCモーターグループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/23 08:47 UTC 版)

KCモーターグループ: KC Motorgroup Ltd. KCMG)は、中華人民共和国香港に拠点を置く自動車関連会社である。モータースポーツ活動および部品製造業を行っている。

概要

2007年に中国・香港をベースとしアジア太平洋地域で新しいレーシングプロジェクトを展開、支援するために設立された。チーム名のKCMGは「クゥン・チン・モーター・グループ」の略称。これはチーム代表のポール・イップ (Paul Ip) の香港名がイップ・クゥン・チン (Ip Kung Ching) であるため。最初は全日本F3選手権とアジアF3へと参戦を開始。そこから徐々に規模を拡大し、今では日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラや、FIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP2クラスなどをメインにアジアを拠点に世界でも活躍の幅を広げている。

傘下に炭素繊維強化炭素複合材料(カーボンコンポジット)製造を手掛けるKCMGコンポジットインターナショナル(KCMG-CIL、本社はダブリン)を持つ。本社にR&Dセンター、台湾・台中市に生産拠点を持ち、2020年に稼働予定の新工場は敷地面積51ヘクタール、従業員5,000人以上を抱える、世界最大規模のカーボンコンポジット工場となる予定[1]。2016年5月には童夢との提携を発表したが[1]、2019年に提携を破棄している[2]

レース活動

KCMG
国籍 香港
本拠地 香港
創設者 ポール・イップ
チーム代表 ポール・イップ
活動期間 2007年 - 現在
カテゴリ JF3SFWEC、PCCJ、AsLMS
公式サイト KCMG
2026年のスーパーフォーミュラ
エントリー名 KCMG
レーサー 8. 山下健太
69. カッレ・ロバンペラ
マシン SF23トヨタ
タイヤ 横浜ゴム
テンプレートを表示

全日本F3

トムスの土居隆二が代表を務めるdtm(ディーティーエム)に日本での運営を委託し、PTRS (Ping Tzuo Racing Spirit) チームとして2008年の全日本F3選手権Nクラスに参戦。翌2009年にはアチーブメント株式会社をメインスポンサーに据え、「ACHIEVEMENT by KCMG」として全日本F3 Nクラスに2台体制で参戦する。翌年には3台体制に拡大する。

2013年には一時シリーズから撤退するものの、2014年にはNクラスに1台体制で復帰を果たす。2015年にはCクラスに1台体制で参戦。2016年以降は参戦していない。

フォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラ

全日本F3に参戦を開始した翌年の2010年に、国内トップフォーミュラのフォーミュラ・ニッポン平中克幸を擁しステップアップを果たす。以後1台体制での参戦を続け、アレキサンドレ・インペラトーリ折目遼を起用。スーパーフォーミュラ (SF) へと名称変更後もリチャード・ブラッドリーと1年ごとにドライバーを変えながら参戦していたが、2014年からは2016年までは中山雄一、2017年からは小林可夢偉を起用し、第4戦もてぎで小林が2位に入りチーム初の表彰台を獲得した。

2018年よりパイオニア販売がメインスポンサーとなり、「carrozzeria Team KCMG」として参戦。2019年は松田次生がチーム監督に就任し、タイヤ2スペック使用ルールの盲点を突く「晴天下でウェットタイヤスタート」などの奇策を披露する[3]

2020年は2016年のSFチャンピオン国本雄資が加入し、チーム初の2台体制で参戦。

WEC

LMP2(2015年)

2013年にはアジアを飛び出し、WEC開幕戦のシルバーストーンラウンドでLMP2クラスへ参戦。さらにル・マン24時間レースにも挑戦し、中国系のチームとしては初めての参戦となり注目を集めた[4]

2014年にはオレカ・03でフル参戦を開始。ドライバーはKCMGと関わりのあるマシュー・ホーソン、リチャード・ブラッドレーに加えて開幕戦では松田次生を起用。このレースでは2位に入り、チーム初の表彰台を獲得。第4戦のアメリカラウンドでは再び松田次生が合流し、遂にクラス初優勝を飾る。その後第7戦、8戦でも勝利を重ねるなどの活躍を見せるも、ポイント係数が2倍のル・マン24時間レースでのリタイヤが響きランキング3位に終わる。

2015年はマシンを新型オレカ・05へスイッチ。第三ドライバーはニコラ・ラピエールニック・タンディを起用。ル・マンではポールポジションを獲得し、決勝も圧倒的な速さで念願のクラス優勝を飾った。年間では安定感に勝ったGドライブに敗れ2位となった。

2016年は新しいことに挑戦したいという理由から、ポルシェワークスのプロトン・コンペティションとジョイントしてLM-GTEアマクラスに参戦[5]。最高2位、年間4位で終えた。また前年クラス優勝によりル・マンのシード権を獲得していたLMP2にも、ホーソン・タンディ・松田で参戦したが、116周でリタイアに終わっている。

2017年以降はル・マン含めてWECには参戦していない。

GT

2016年からアウディ・R8 LMSカップに参戦。開幕戦では中山雄一を起用した[6]

2017年開幕のブランパンGTシリーズ・アジアには、竹田直人・白坂卓也を擁してアウディ・R8 LMSの2台体制で参戦している[7]

2022年はポルシェ・911 GT3 Rで、デイトナ24時間スパ24時間ニュルブルクリンク24時間などの耐久レースにスポット参戦している[8]

TCR

2018年はTCRヨーロッパ・シリーズにホンダ・シビックタイプR TCRで参戦。4勝を挙げチーム選手権ではチャンピオンに輝いた。更にWTCCに代わり新設されたWTCR(世界ツーリングカーカップ)にワイルドカード枠で第3戦ハンガロリンクに地元のアティラ・タッシ、第4戦ニュルブルクリンクにクリス・リチャードが出場した。しかし両ドライバーの最高位はタッシが15位、リチャードが16位だった。

2019年からWTCRに初のフル参戦を果たす。ドライバーに前年TCRヨーロッパ・シリーズでランキング4位のアティラ・タッシと前年の鈴鹿で1年振りの復帰を果たしたティアゴ・モンテイロを起用した。マシンはホンダ・シビックタイプR TCRの2台体制で出場。モンテイロは母国戦となる第6戦ポルトガルのレース3で実に2年振りの勝利を果たした。その後第8戦鈴鹿のレース1で3位表彰台に入り、ランキング20位となった。一方タッシは第5戦ニュルブルクリンクのレース2で表彰台一歩手前の4位に入るなど前半戦はチームメイトのモンテイロを上回っていたが、第6戦ポルトガルのレース3で初のポールポジションを獲得するも、レース本番ではエンジントラブルにより初優勝はならなかった。この影響なのか後半戦はほとんどのレースでモンテイロの成績を下回り、WTCR初年度はランキング24位で終わった。なおチーム選手権ではシーズン1勝挙げたにもかかわらず全13チーム中最下位に終わった。

FIA-F4

2019年11月、国際自動車連盟 (FIA) とSROが企画した国別対抗戦「FIAモータースポーツゲームス英語版」のフォーミュラ4 (F4) カップレースで使用されるF4マシン「KC.MG-01」を開発・製造した[9]。KCコンポジットが製造したカーボンモノコックに、アバルト製1.4Lターボエンジンを搭載し、F1以外のフォーミュラカーでは初めてハイブリッドシステム (12 kW) を使用。また、F4マシンではまだ義務化されていない頭部保護デバイス「Halo」も採用した。

2024年7月、インタープロトシリーズ併催の「KYOJO CUP」において、2025年シーズンよりKC-MG01をワンメイクマシンに採用することが発表された[10]

戦績

FIA 世界耐久選手権

チーム名 使用車両 ドライバー クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Pts. Pos.
2014年 KCMG オレカ・03日産 マシュー・ハウソン
リチャード・ブラッドリー
松田次生(Rd.1,4)
アレキサンドレ・インペラトーリ(Rd.2–3,5–8)
LMP2 SIL
2
SPA
2
LMS
Ret
COA
1
FUJ
2
SHA
Ret
BHR
1
SÃO
1
130 3位
2015年 KCMG オレカ・05日産 マシュー・ハウソン
リチャード・ブラッドリー
ニック・タンディ(Rd.1,4,6–8)
ニコラ・ラピエール(Rd.2–3,5)
LMP2 SIL
4
SPA
3
LMS
1
NÜR
1
COA
2
FUJ
Ret
SHA
3
BHR
2
155 2位
2016年 KCMG ポルシェ・911 RSR クリスチャン・リード
ヴォルフ・ヘンツラー
ジョエル・カマティアス
LMGTE
Am
SIL
4
SPA
4
LMS
5
NüR
EX
MEX
3
COA
2
FUJ
3
SHA
3
BHR
2
125 4位

ル・マン24時間レース

チーム 車両 クラス No. ドライバー 周回数 総合順位 クラス順位
2013 KCMG モーガン・LMP2・日産 VK45DE 4.5 L V8 LMP2 47 アレキサンドレ・インペラトーリ
マシュー・ハウソン
ホーピン・タン
241 DNF DNF
2014 KCMG オレカ・03R・日産 VK45DE 4.5 L V8 LMP2 47 マシュー・ハウソン
リチャード・ブラッドリー
アレキサンドレ・インペラトーリ
87 DNF DNF
2015 KCMG オレカ・05・日産 VK45DE 4.5 L V8 LMP2 47 マシュー・ハウソン
リチャード・ブラッドリー
ニコラ・ラピエール
358 9位 1位
2016 KCMG オレカ・05・日産 VK45DE 4.5 L V8 LMP2 47 松田次生
リチャード・ブラッドリー
マシュー・ハウソン
116 DNF DNF
ポルシェ・911 RSR LMGTE
Am
78 クリスチャン・リード
ヴォルフ・ヘンツラー
ジョエル・カマティアス
300 41位 10位

フォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラ

チーム No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 順位 ポイント
2011年 SGC by KCMG 18 アレキサンドレ・インペラトーリ SUZ
10
AUT
7
FSW
Ret
TRM
11
SUZ
C
SUG
12
TRM1
8
TRM2
Ret
9位 2.5
2012年 18 折目遼 SUZ
17
TRM
15
AUT
Ret
FSW
Ret
TRM
Ret
SUG
Ret
SUZ1
18
SUZ2
15
NC 0
2013年 KCMG 18 リチャード・ブラッドリー SUZ
19
AUT
Ret
FSW
Ret
TRM
14
INJ
C
SUG
Ret
SUZ1
13
SUZ2
18
NC 0
2014年 18 中山雄一 SUZ
Ret
FSW1
13
FSW2
16
FSW
10
TRM
Ret
AUT
16
SUG
13
SUZ1
Ret
SUZ2
18
NC 0
2015年 18 中山雄一 SUZ
13
OKA
Ret
FSW
15
TRM
16
AUT
19
SUG
10
SUZ1
Ret
SUZ2
6
11位 1.5
2016年 18 中山雄一 SUZ
13
OKA
10
FSW
9
TRM
15
OKA1
17
OKA2
13
SUG
Ret
SUZ1
14
SUZ2
11
NC 0
2017年 18 小林可夢偉 SUZ
9
OKA1
4
OKA2
5
FSW
15
TRM
2
AUT
7
SUG
7
SUZ1
C
SUZ2
DNQ
6位 16.5
2018年 carrozzeria Team KCMG 18 小林可夢偉 SUZ
10
AUT
C
SUG
6
FSW
12
OKA
2
SUZ
13
9位 7
中山雄一 TRM
13
2019年 18 小林可夢偉 SUZ
9
AUT
10
SUG
2
FSW
6
TRM
2
OKA
18
SUZ
12
9位 19
2020年 7 小林可夢偉 TRM
14
SUG
14
SUZ
4
SUZ
15
FSW
11
8位 27
中山雄一 OKA
11
AUT
18
18 国本雄資 TRM
Ret
OKA
7
SUG
5
AUT
4
SUZ
3
SUZ
Ret
FSW
15
2021年 KCMG 7 小高一斗 FSW
15
SUZ
16
AUT
16
SUG
17
TRM
14
SUZ
18
10位 4
小林可夢偉 TRM
10
18 国本雄資 FSW
8
SUZ
Ret
AUT
Ret
SUG
13
TRM
11
TRM
Ret
SUZ
15
2022年 7 小林可夢偉 FSW
18
FSW
9
SUZ
5
AUT
Ret
SUG
17
FSW
14
MOT
14
MOT
17
SUZ
18
SUZ
10
10位 18
18 国本雄資 FSW
13
FSW
15
SUZ
6
AUT
11
SUG
9
FSW
8
MOT
15
MOT
12
SUZ
20
SUZ
18
2023年 Kids com Team KCMG 7 小林可夢偉 FSW
Ret
FSW
6
SUZ
14
AUT
11
SUG
6
FSW
9
MOT
7
SUZ
8
SUZ
17
8位 24.5
18 国本雄資 FSW
12
FSW
16
SUZ
16
AUT
10
SUG
9
FSW
15
MOT
10
SUZ
16
SUZ
8
2024年 7 小林可夢偉 SUZ
19
AUT
10
SUG
10
FSW
8
MOT FSW FSW SUZ SUZ 7位 20.5
8 福住仁嶺 SUZ
6
AUT
8
SUG
13
FSW
4
MOT FSW FSW SUZ SUZ

脚注

  1. ^ a b “童夢、KCMGコンポジットインターナショナルと業務提携”. MOTOR CARS. (2016年5月26日). http://motorcars.jp/dome-kcmg-composite-international-and-business-alliance20160526 
  2. ^ “童夢 新CFRP開発・生産拠点 『童夢Advanced Carbon Laboratory』を稼働。最新、高品質のCFRP製品を速やかに提供できる環境が完成”. 童夢. (2019年3月14日). http://www.dome.co.jp/news_n/news_20190314.html 
  3. ^ 1周目ウエットタイヤ作戦は意外とアリ? 小林可夢偉が“奇策”を振り返る”. motorsport.com (2019年10月28日). 2020年4月9日閲覧。
  4. ^ ABOUT US 2014 First Chinese team racing in the full championship of FIA World Endurance Championship (WEC)”. KCMG. 2020年4月9日閲覧。
  5. ^ “KCMG、LMP2からLM-GTEアマにスイッチか”. オートスポーツweb. (2016年1月13日). https://www.as-web.jp/past/kcmg、lmp2からlm-gteアマにスイッチか/1 
  6. ^ “KCMG、アウディR8 LMSカップ第1戦上海で中山雄一を起用”. オートスポーツweb. (2016年5月18日). http://www.as-web.jp/sports-car/16590 
  7. ^ “KCMG、ブランパンGTシリーズ・アジアにアウディR8 LMSの2台体制で参戦へ”. オートスポーツweb. (2017年4月4日). http://www.as-web.jp/sports-car/105007 
  8. ^ KCMG、デイトナ24時間デビューへ。IMSA GTDチャンピオンドライバーの起用を発表”. autosport web. 2022年1月6日閲覧。
  9. ^ KCMG unveils Formula 4 car for inaugural FIA Motorsport Games”. KC Motorgroup.com. 2020年4月9日閲覧。
  10. ^ KYOJO CUP、2025年からハイブリッド搭載フォーミュラを使用へ。新型車KC-MG01をお披露目 - オートスポーツ・2024年7月20日

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