クアラルンプール国際空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/26 08:05 UTC 版)
| クアラルンプール国際空港 Lapangan Terbang Antarabangsa Kuala Lumpur Kuala Lumpur International Airport |
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| IATA: KUL - ICAO: WMKK | |||||||||||||||||
| 概要 | |||||||||||||||||
| 国・地域 | |
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| 所在地 | セランゴール州セパン | ||||||||||||||||
| 母都市 | クアラルンプール | ||||||||||||||||
| 種類 | 民間 | ||||||||||||||||
| 運営者 | マレーシア空港会社 | ||||||||||||||||
| 運用時間 | 24時間 | ||||||||||||||||
| 開港 | 1998年6月30日 | ||||||||||||||||
| ターミナル数 | 2 | ||||||||||||||||
| 拠点航空会社 | マレーシア航空 エアアジアグループ |
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| 敷地面積 | 10,000 ha | ||||||||||||||||
| 標高 | 21.15 m (70 ft) | ||||||||||||||||
| 座標 | 北緯2度44分36秒 東経101度41分53秒 / 北緯2.74333度 東経101.69806度座標: 北緯2度44分36秒 東経101度41分53秒 / 北緯2.74333度 東経101.69806度 | ||||||||||||||||
| 公式サイト | http://www.klia.com.my/ | ||||||||||||||||
| 地図 | |||||||||||||||||
| 空港の位置 | |||||||||||||||||
| 滑走路 | |||||||||||||||||
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| 統計(2024年) | |||||||||||||||||
| 旅客数 | 5,700万人 | ||||||||||||||||
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CAPA[1]
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| リスト | |||||||||||||||||
| 空港の一覧 | |||||||||||||||||
クアラルンプール国際空港(クアラルンプールこくさいくうこう、略称: KLIA、英語: Kuala Lumpur International Airport、 マレー語: Lapangan Terbang Antarabangsa Kuala Lumpur, ラパンガン テルバン アンタラバンサ クアラルンプール)は、マレーシアのセランゴール州セパン (Sepang) にある国際空港。マレーシア最大の空港である。
概要
クアラルンプール中心部から南へ約43km地点に位置する。メインターミナル、サテライト、klia2(格安航空会社ターミナル)、および4,000m滑走路3本で運用されている。航空管制はマレーシア民間航空局によって行われている。総敷地面積は10,000haと広大であり、将来計画では2つのメインターミナルと4つのサテライト、滑走路5本で運用される計画である。
マレーシアのフラッグ・キャリアのマレーシア航空と、エアアジアグループのハブ空港になっている。F1マレーシア・グランプリが開催されていたセパン・インターナショナル・サーキットが付近にある他、空港内及び空港周辺には乗り継ぎ客用のホテルが複数存在する。
沿革
マハティール・ビン・モハマド首相の主導で、これまで運営されていたセランゴール州スバン (Subang) のスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(通称 : スバン空港)に代わる空港として建設がスタートし、1998年6月30日に開港。「森の中の空港、空港の中の森」をコンセプトに、黒川紀章がターミナルビルを含む全体計画を設計し、メインターミナルを大成建設、サテライトを竹中工務店が施工した[2]。実際に周辺はプランテーションされたアブラヤシの森に囲まれている。
なお、この空港の開港により従来の国際空港であったスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港は、マレーシアの玄関口の役割を終えた。
2017年2月13日、LCCターミナル(klia2)で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正男がVXガスで暗殺される事件が起きた[3][4][5]。
ターミナル
メイン・ターミナル(KLIA)
1998年、開港と同時に供用開始した。216か所のチェックインカウンターと20か所の搭乗ゲートがあり、国際線と国内線が同じゲートを共用できるようになっている。主に国内線と短距離国際線が利用している。KLIAエクスプレスの駅がある。ラウンジはマレーシア航空が国内線用、国際線用の2つのラウンジを設けている。
サテライト・ターミナルA
メイン・ターミナルから、地下式のエアロトレインを利用して移動する。27か所の搭乗ゲートがあり、国際線の大型機、長距離線が利用している。商業施設のほか、トランジットホテル、そしてマレーシア航空をはじめ、キャセイパシフィック航空、タイ国際航空、シンガポール航空などの航空会社ラウンジ、そしてPlaza Premium Lounge、サマサマ・エクスプレスラウンジなどの有料ラウンジが設けられている。西側に同一規模のサテライト・ターミナルBを建設する計画があり、用地は確保されている。
LCCターミナル(klia2)
2014年5月2日開業。メイン・ターミナルと離れているため専用の管制塔を備える。延床面積26万㎡はLCC専用ターミナルとしては世界有数の規模で、68か所の搭乗ゲートがある。ターミナルビルとサテライトは「スカイブリッジ」と呼ばれる全長300mの橋で連結されており、橋の下を航空機が通過できる構造になっている。航空会社や利用クラスシートに関わらず、有料で利用できる空港ラウンジ(Plaza Premium Lounge)も設けられている[6]。KLIAエクスプレスの駅やバス・タクシー乗り場、車寄せは、ターミナルと接続している商業施設gateway@klia2内にある。
建設の経緯
旧LCCターミナルは利用客の急増により手狭となっていた。2009年1月、エアアジアはサイム・ダービー社と共同でヌグリ・スンビラン州ラブに自社専用の空港「KLIA East @ Labu」を新規に建設する計画を明らかにした[7][8]。当初は運輸大臣も同意していたが、首相の介入の結果、マレーシア政府は既存の空港用地内に、新たに恒久的なLCCターミナルを2011年9月までに建設することを決定し、エアアジア側の提案は却下された。2010年9月の着工時点では2012年の供用開始が予定されていた[9]が、設計変更、工事の遅れなどにより2014年5月2日にようやく供用が開始された[10]。エアアジアは、新施設の安全性への懸念から当面はターミナル移転を見合わせる意向であったが[11]、同年4月15日に「klia2」への移転に合意し、5月9日までに移転した[12]。
旧LCCターミナル (閉鎖)
旧LCCターミナル(Low Cost Carrier Terminal, 格安航空会社ターミナル)は2006年供用開始。既にエプロンが整備されていた貨物地区の空き区画に、当初から将来の貨物上屋への転用を想定した設計で建設されたもので、増改築を経て、30機分の駐機スポット(いずれも搭乗橋なし)を擁するに至った。klia2の開業により2014年5月9日をもって閉鎖された。
就航航空会社と就航都市
国際線
メインターミナル(第1ターミナル)
○ - ワンワールド
☆ - スターアライアンス
△ - スカイチーム
KLIA 2(第2ターミナル)
| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
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杭州、広州、深圳、南寧、桂林、昆明、汕頭、長沙、武漢(2026年5月22日より運航再開予定)[37]、香港、マカオ、高雄、大阪/関西(2026年6月15日より運航開始予定)[38]、マニラ、クラーク、セブ、ダバオ、バンダルスリブガワン、バンコク/ドンムアン、プーケット、チェンマイ、ハートヤイ、クラビー、ラヨーン、ハノイ、ホーチミン、プノンペン、シェムリアップ、ヴィエンチャン、ルアンパバーン、ジャカルタ、デンパサール、ジョグジャカルタ、バリクパパン、メダン、スラバヤ、バンダ・アチェ、スラカルタ、マカッサル、プカンバル、バンドン、パレンバン、ポンティアナック[39]、バンジャルマシン、パダン、バンガロール、チェンナイ、コーチ、コルカタ、ティルチラーパッリ、ヤンゴン、マレ、シアヌークビル、ダナン、ニャチャン、ハイデラバード、ブヴァネーシュヴァル、ヴィシャーカパトナム、ダーウィン[40] |
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東京/羽田、大阪/関西、札幌/新千歳、ソウル/仁川、釜山(2026年6月17日より運航再開予定)[41][42][43]、北京/首都、上海/浦東、杭州、成都/天府、武漢、西安、長沙、台湾/桃園、デリー[44]、カトマンズ、コロンボ、マレ、テヘラン[45]、ジェッダ、バーレーン(2026年6月26日より運航開始予定)、ポートルイス[46]、ロンドン/ガトウィック(2026年6月26日より運航再開予定)[47]、シドニー、メルボルン、パース、ゴールドコースト、アデレード、オークランド[48]、 タシュケント[49]、イスタンブール |
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ドンムアン空港(バンコク) |
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スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)、ングラ・ライ国際空港(デンパサール)、フセイン・サストラネガラ空港(バンドン)、クアラナム国際空港(メダン)、ジュアンダ国際空港(スラバヤ) |
| |
マニラ、セブ(2025年11月15日より運航再開予定) |
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ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) |
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シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール) |
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シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール) |
国内線
メインターミナル(第1ターミナル)
| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
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スルタン・アブドゥ・ハリム空港(アロースター)、ビントゥル空港(ビントゥル)、スナイ国際空港(ジョホール・バル)、スルタン・イスマイル・プトラ空港(コタバル)、コタキナバル国際空港(コタキナバル)、スルタン・アマッ・シャ空港(クアンタン)、スルタン・マァムド空港(クアラトレンガヌ)、クチン国際空港(クチン)、ラブアン空港(ラブアン)、ランカウイ国際空港(ランカウイ)、ペナン国際空港(ペナン)、ミリ空港(ミリ)、サンダカン空港(サンダカン)、タワウ空港(タワウ) |
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コタキナバル国際空港(コタキナバル)、クチン国際空港(クチン)、ランカウイ国際空港(ランカウイ)、ペナン国際空港(ペナン)[50]、シブ空港(シブ)、ミリ空港(ミリ)、タワウ空港(タワウ)[51] |
KLIA 2(第2ターミナル)
| 航空会社 | 就航地 |
|---|---|
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スルタン・アブドゥ・ハリム空港(アロースター)、ビントゥル空港(ビントゥル)、スナイ国際空港(ジョホールバル)、コタバル、コタキナバル国際空港(コタキナバル)、スルタン・マァムド空港(クアラトレンガヌ)、クチン国際空港(クチン)、ラブアン空港(ラブアン)、ランカウイ国際空港(ランカウイ)、ミリ空港(ミリ)、ペナン国際空港(ペナン)、サンダカン空港(サンダカン)、シブ空港(シブ)、タワウ空港(タワウ) |
就航地一覧
-
マレーシア国内
- 東アジア
東京/成田、東京/羽田、大阪/関西、札幌/新千歳、名古屋/中部、福岡、那覇
台北/桃園、高雄
ソウル/仁川、釜山、済州
北京/首都、上海/浦東、深圳、広州、桂林、廈門、成都、杭州、南寧、福州、昆明、鄭州、海口、南京、武漢、重慶、汕頭、長沙
香港
マカオ
- 東南アジア
マニラ、クラーク、セブ、ダバオ
バンコク、プーケット、チェンマイ、クラビ、ウタパオ
ハノイ、ホーチミン、ダナン、ニャチャン
シンガポール
プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル
ヤンゴン
バンダルスリブガワン
ビエンチャン、ルアンパバーン
ジャカルタ、デンパサール、バンダ・アチェ、ジョグジャカルタ、マタラム、メダン、パダン、スラバヤ、プカンバル、マカッサル、マナド、スラカルタ、パレンバン、バンドン、バリクパパン
- 中央アジア
- 南アジア
デリー、ムンバイ、ハイデラバード、チェンナイ、コチ、ティルッチラーッパッリ、バンガロール、ティルヴァナンタプラム、バンガロール、ブヴァネーシュヴァル、ヴィシャーカパトナム
カトマンズ
ダッカ
カラチ、ラホール
コロンボ
マレ
- 西アジア・中東
- ヨーロッパ
- 太平洋・オセアニア
- アフリカ
- 過去に就航していた都市
名古屋/中部
平壌
天津
チッタゴン
イスラマバード、ペシャーワル
サナア
ベイルート
ダンマーム
ロンドン/スタンステッド
パリ/シャルル・ド・ゴール、パリ/オルリー
フランクフルト
ストックホルム
ローマ
モスクワ/ドモジェドヴォ
ポートモレスビー
カイロ(バンコク経由便)
ケープタウン、ヨハネスブルグ
ハラレ
ロサンゼルス(東京/成田経由便)、ニューアーク(ストックホルム経由便)
バンクーバー(香港経由便)
ブエノスアイレス(ケープタウン経由便)
新交通システム
メイン・ターミナルとサテライト間には、完全自動化された無人運転の新交通システム「エアロトレイン」が運行されている。両ターミナル間の移動にはエアロトレインを利用する必要がある。
宿泊施設
メインターミナルに直結した大規模ホテル「サマサマ・ホテル」と、ターミナル制限区域内にあり、時間利用も可能な「サマサマ・エクスプレス・ホテル」がある。また空港周辺に乗り継ぎ客などの利用を狙ったホテルが複数存在している。
市内へのアクセス
鉄道
空港連絡鉄道のKLIAエクスプレス、KLIAトランジットが、klia2ターミナルに隣接するklia2駅を始発駅に、次に停車するメインターミナルに隣接したKLIA1駅からKLセントラル駅までの間をノンストップで最短28分間で結んでいる。
バス
- Skybus - KLセントラル駅、1 Utama
- Aerobus - KLセントラル駅、Paradigm Mall、Premiere Hotel、ゲンティン・ハイランド
- Airport Coach - KLセントラル駅、ニライ駅
- Star Shuttle - プドゥラヤ・バスターミナル、イポー、Sitiawan, テロックインタン
- Jetbus - Terminal Bersepadu Selatan (バンダル・タシッ・スラタン駅)
- Transnasional - マラッカ
- Yoyo Bus - イポー、Yong Peng、ジョホールバル
タクシー
セダン型のタクシーだけではなく、ベンツを使ったラグジュアリータイプ、ワゴンやミニバンのタクシーも用意されている。出口付近にある Taxi Fare Coupon 発券所でクーポン券(行先のゾーンにより決められた定額運賃券)を発券してもらうと安心である。セダン型のタクシーでクアラルンプール市内まで、RM100程度(人数・荷物数でも多少変わる)、その他のタイプはRM200程度から。
ギャラリー
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メインターミナル外観
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メインターミナル出発階
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サテライト内部
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サテライト中心部
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メインターミナルとサテライトを結ぶエアロトレインの乗り場
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マレーシア航空のボーイング777
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エアアジアのエアバスA320
脚注
- ^ “Kuala Lumpur International Airport handles 5.2m pax in Dec-2024, 57.1m pax in 2024”. centreforaviation.com. Centre for Asia Pacific Aviation (CAPA). 2025年9月30日閲覧。
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- ^ マリンド・エア、クアラルンプール発着でランカウィ、ペナン線に就航 FlyTeam 2013年9月28日付
- ^ マレーシアLCCのマリンド・エア、ボルネオ島行き3路線を開設へ
関連項目
- スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(旧・クアラルンプール国際空港)
- マルチメディア・スーパーコリドー
- マハティール・ビン・モハマド
- 三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン - 当空港敷地内に開業しているアウトレットモール。
外部リンク
固有名詞の分類
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