コパルヒン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2014/03/18 02:44 UTC 版)
コパルヒン（露: Kопалхін、Kopalkhin）は、シベリアエスキモーなど極北の遊牧民が作る伝統的なセイウチの肉の発酵食品。
材料
コパルヒンの材料となるのは、セイウチの肉である。銛で捕獲したセイウチを用いる。
製法
- セイウチの肉を脂肪付きのまま大きなブロックに切り出す。
- 剥いだセイウチの皮で肉を巻く。
- これを一ヶ月程度放置・熟成する。
賞味法
食べるときは凍ったままの固まりを斧で割り、ナイフで薄く削いで食べる。強烈な腐敗臭がして舌に強い刺激があるという。極東シベリアでは人間とともにソリをひく犬の貴重な食料となる。
参考文献
- 『北の狩猟民とともに』関野吉晴（2000、小峰書店） ISBN 978-4338124089
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