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尾崎美和子とは? わかりやすく解説

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尾崎美和子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/16 15:06 UTC 版)

尾崎 美和子(おざき みわこ, Ozaki, Miwako) は、シンガポール神経科学者薬剤師早稲田大学教授、日本女性科学者の会副会長などを経て、アジアメディカルセンター代表。

人物・経歴

1987年東京理科大学薬学部卒業、薬剤師。1989年東京理科大学大学院修士課程修了。東京理科大学在籍時は、国立小児医療研究センター(現 国立生育医療研究センター)にて小児白血病の分子メカニズム研究に従事(水谷修紀研究室)。1992年総合研究大学院大学博士課程修了。総合研究大学院大学では、国立遺伝学研究所 石浜明研究室にて大腸菌/ウイルスのRNAポリメラーゼの遺伝学を学ぶ。理学博士。卒業後から神経科学分野。日本学術振興会特別研究員(DC, PD)、大阪バイオサイエンス研究所研究員、アメリカ国立衛生研究所博士研究員を経て、1996年理化学研究所フロンティア研究システム研究員[1]。組織編成により脳科学総合研究所(現 脳科学総合研究センター)に異動。2002年度第7回日本女性科学者の会奨励賞受賞[2]。プロジェクトリーダーを務めた後、2005年早稲田大学生命医療工学研究所教授。2006年シンガポール早稲田オリンパスバイオサイエンス研究所副所長・リサーチディレクター。2009年早稲田バイオサイエンスリサーチシンガポール研究所主任研究員を兼務[1]。2011年アジアメディカルセンター(シンガポール)代表[3] [#]ディレクター&チェアマン。アジアメディカルセンターはシンガポールの科学技術中心バイオポリスにヘッドクォーターを有す。

日本女性科学者の会副会長や[1]、東京理科大学校友会理窓会シンガポール支部長も務めた[4]。脳信号の役割と分子生物学を結びつけたパイオニア。中国にも研究室を持ち、次世代ニューロモジュレーション用技術開発や医療機器開発の専門家でもあり、多数の企業連携を手掛けた。

学術的評価は、1990年代にウイルスを用いて脳神経系に外来遺伝子を導入する技術を開発、神経の電気的な活動(神経活動)と分子機能との関係の研究を行なったこと、神経成長因子であり神経活動モジュレータであるNeuregulin (NRG)の同定を行ったこと、脳特異的なアイソフォームを世界に先駆け脳神経細胞からクローニングし、脳神経系制御でのその主要な受容体がErbB4であることを明らかにしたことなどが挙げられる。NRGが興奮性神経伝達物質受容体であるNMDA受容体や抑制性神経伝達物質受容体GABA受容体の機能制御をすることを発見したことも大きい。特にnrg1は1つの遺伝子座からAlternative Splicingにより 複数の異なるmRNAが生成され、異なるmRNAやタンパクが、脳の情報処理、発生分化、神経筋接合部の情報伝達(特に心臓機能や運動系制御)、がん発生機構(特に乳がんや肺がん)等の全く異なる多機能制御を厳密に区別し行っている遺伝子である。その後、脳における情報処理機能制御が統合失調症発症にも関与していることが明らかになり、精神疾患に分子生物学的手法を導入、分子生物学的説明を可能にするきっかけにもなった。脳の情報処理システムを明らかにする目的で、新規技術開発を並行して進め、それを用いメカニズムに迫っている点が、彼女の科学者としての立ち位置の特徴である[5]


[#]アジアメディカルセンター http://www.amc-singapore.net/  

Asia Medical Center http://www.amc-singapore.net/en/

脚注




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