歌手にもBGM使用料分配、著作権法改正へ 「演奏・伝達権」導入

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定塚遼 岩澤志気
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 商業施設などで流すBGMの使用料を、作詞・作曲家だけではなく、歌手・演奏者にも分配するための新たな権利「レコード演奏・伝達権」を導入する見通しとなった。文化庁が9日、文化審議会の小委員会で著作権法改正のための素案を提示した。今年の通常国会に法案を提出する方針。

 現在、店舗や商業施設がBGMを流す際、使用料は、日本音楽著作権協会JASRAC)などの著作権管理団体が徴収し、作詞・作曲家らに分配しているが、歌手や演奏者には入らない。レコード演奏・伝達権が日本では著作権法に規定されていないためだ。法改正により制度を導入すれば、歌手らにも使用料が分配されることになる。

 素案では、徴収・分配をおこなう団体は文化庁長官が指定するとしており、使用料は原則として、その指定団体と商業施設など「当事者間の協議によって定められることが適切」としている。指定団体には、日本レコード協会と日本芸能実演家団体協議会の名が挙がっている。

 日本レコード協会などの調査…

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この記事を書いた人
定塚遼
文化部|文化庁、知的財産権、AI
専門・関心分野
文化庁、知的財産権、音楽など文化全般。外国人共生など