レバノンで爆発したポケベルは台湾ブランド－ハンガリー企業が製造

レバノン各地でポケットベルが17日に爆発し多くの死傷者が出たが、そのポケベルにブランド名が記載されていた台湾企業ゴールド・アポロ（金阿波羅）によれば、爆発した製品はハンガリー企業が製造した。

　　ゴールド・アポロによると、同社はブダペストのＢＡＣコンサルティングと数年前から契約しており、ＢＡＣは指定地域でブランドを使用できるという。

ヒズボラのポケベル爆発で９人死亡、2750人負傷－イスラエル関与か

　　ゴールド・アポロは資料で、爆発したポケベル「AR-924」はＢＡＣが製造・販売していると発表。ゴールド・アポロは「ブランド商標の使用許可のみを提供し、設計・製造には一切関与していない」と説明した。

　　ＢＡＣに電子メールや電話でコメントを求めたが、すぐには応答はなかった。

　　レバノンでは17日、各地で数千個のポケベルが爆発し、少なくとも９人が死亡、3000人近くが負傷した。親イラン民兵組織ヒズボラの構成員が多数負傷し、ヒズボラはこの爆発について、イスラエルによる攻撃だと主張。イスラエルはコメントしていない。

原題：Exploding Pager Mystery Deepens as Taiwan Firm Deflects Blame（抜粋）

— 取材協力 Jamie Tarabay and Bill Faries