LINEヤフーグループは、社員がパフォーマンスを最大限に発揮し、組織全体の成長力向上に寄与するためにも、社員の成長を促進支援することが最重要課題の一つと考えています。社員⼀⼈ひとりが個々の能⼒を最⼤限発揮し、より自律・主体的に活躍・成⻑するための機会を充実させ、社員とプロダクト双方の持続的な成⻑に繋げます。
<LINEヤフーグループの人材戦略図>
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私たちのミッションである”「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける”を実現する源泉となるのは、プロダクト創りの担い⼿である社員⼀⼈ひとりの成⻑です。
LINEヤフーでは社員⼀⼈ひとりが個々の能⼒を最⼤限発揮し、より自律・主体的に活躍・成⻑するための機会を充実させ、社員とプロダクト双方の持続的な成⻑に繋げます。
LINEヤフーでは、「WOW」で「!」なプロダクトを創りだす経験が社員の成長の源泉と考えています。会社は、社員の成長に資する多様な機会を創出することで社員とプロダクト双方の持続的な成長を目指し、社員は変化や挑戦を楽しみながら、プロダクト創りを通じて自らの成長機会を探求し続ける。そのための機会・環境の構築に取り組んでいます。
社員一人ひとりのさらなる成長機会、キャリア形成機会の一つとして、自らエントリーできる社内公募・グループ会社間公募制度「LINEヤフー Job Challenge」を通年で実施しています。プロダクトと社員の成長の両立のため、事業戦略上の事由から人材を募っているポジションを対象とし、応募者のこれまでの業務実績やパフォーマンス発揮度合いを参考に選考を行い、合格した場合は社内やグループ会社への異動が成立します。
ソフトバンクグループ各社社員が応募可能な社内起業制度「ソフトバンクイノベンチャー」にLINEヤフー社も参加しており、毎回の募集時には、自身の事業アイディアの事業化をめざして多くの社員がチャレンジしています。
全社からデータ活用の取り組みを発掘することで、新たな活用が進むことを目的とした「データアワード」や、生成AIの活用ユースケースの社内展開促進等を目的とした「LINEヤフー ChatAI CHALLENGE」を開催しています。
いずれのアワードも案件の領域は問われないため、社員は職種に関わらず自身の取り組みやアイディアを応募することができ、自律的にチャレンジできる機会として活用されています。
パフォーマンスとは、単に成果面の結果だけではなく、日頃の仕事ぶりや行動面も含めたものであると考えています。LINEヤフーでは、その行動視点を多面的にフィードバックしていくことでパフォーマンス発揮につなげていき、個人およびプロダクト/組織成長を支援していきます。
周囲からの成⻑に向けたアドバイスが得られる機会を提供することを目的に、バリューや期待役割の発揮度等を、上長・同僚・部下から多面的にフィードバックする「役割評価(多面)」を半期に一度実施しています。
1on1ミーティング(ワン・オン・ワンミーティング)とは、上長と部下が1対1で週1回(30分目安)行うミーティングのことです。上長が部下の直面している課題の解決や目標達成への支援を目的に行われ、部下の内省を支援し、経験学習のサイクルを効果的に回す役割を果たしています。
リモートワーク環境下では、社員一人一人の体調把握・コンディション確認は不可欠であり、1on1はその観点でも重要な役割を担っています。
LINEヤフー社では、現場組織を率いるマネージャーの役割を「組織を通じて成果を上げること」と整理し、管理職を対象に、組織をリードし、人材を育てるために必要となる情報やトレーニング機会を提供しています。また、役職者向けにいじめやハラスメントの報告や対応を含む職場の安全配慮義務に関する研修を実施し、ハラスメントのない職場環境づくりについての理解促進と対応方法を徹底しています。
管理職の学習機会や相互対話の場を提供する各種プログラム群を「COMPASS」として展開しています。組織パフォーマンスの向上に必要なマネジメントのスキルアップを支援するため、「1on1のためのコーチングワークショップ」「継続的なふりかえり」「権限移譲~仕事の頼み方 / 任せ方 のコツを学ぶワークショップ~」といったプログラムを提供しており、管理職は組織の課題感、個々の苦手領域と照らし合わせながら、自ら選択/参加することができます。
新任リーダー、新任部長を対象とした、スタートアッププログラムを実施しています。対話や内省を通じて、組織成功におけるリーダーシップ力を育成・向上することを目的としたカリキュラムで、役割ごとに求められる期待行動やマインドの理解や横のつながりを作るきっかけの場になるように、同じレイヤーとなる他組織の管理職とディスカッションするワークショップなどが提供されています。
現場組織を率いるマネージャーに必要な情報を一元提供するサイトを社内イントラネット上で提供しています。業務管理や労務管理、リスク管理といったマネジメント業務に必要な情報群に加え、マネジメントのTips集や研修の案内なども掲載・更新し、管理職の負荷軽減や業務効率化をめざしています。
仕事経験をサポートする、幅広いジャンルのトレーニング機会を提供しています。
LINEヤフー社内では、自律・主体的な挑戦を支援するため、画一的なカリキュラムではなく、社員各自の課題感や成長目標に応じてプログラムを選択し、いつでもどこでも自分のペースで学ぶことができる環境が常時提供されています。
すぐに仕事に活かせる体系的なビジネスナレッジを習得できる動画学習コンテンツ群「GLOBIS学び放題」をはじめ、データ教育ポータル「DATA ViLLAGE」では、データ利活用において知っておくべきこと、分析手法やAI・機械学習の基礎知識や実践事例を学べるコンテンツが多数揃えられています。
このほかにもLINEヤフー社内では、社員有志や部門主催の自主的な勉強会やライトニングトークイベントが数多く企画・開催されており、学ぶための情報やコンテンツ、共に学ぶ仲間を得ることができます。
LINEヤフーではトップリーダーが集まる選抜クラスをはじめ、女性リーダークラス、AI活用アカデミア、サステナビリティアカデミアなど多彩なプログラム群を展開しています。
AI活用の推進: AI人材が集まり学ぶ「AI活用アカデミア」を提供することで、社内における知識の共有やAIを利用したビジネス協業を促進し、研究者やエンジニアのみならず、"AIを活用する"デザイナー職や営業職、企画職なども含む多様な職種も含め、"文理両軸"におけるAI人材の育成に注力しています。AIに関する研修プログラムを幅広く提供しており、全社員必須受講のeラーニングプログラムに加え、AI活用に関するセミナーを定期的に開催しており(動画コンテンツ配信除く)、2024年度は約4,080名が受講しました。
サステナビリティアカデミア: 2022年から継続している「サステナビリティアカデミア」では社内外から講師を招き、グループ従業員を対象にしたセミナーやフィールドワークを開催しています。サステナビリティアカデミアでは、長期的なLINEヤフーグループ企業価値向上を目的に、サステナビリティも事業に取り込み成長していくため、「社会課題解決」と「ビジネス」の両立を目指し、様々なサステナビリティについての学びの場を創っています。
社会人ドクター進学支援制度: 当社に所属している正社員で勤続年数が2年以上経過している方を対象に働きながら、主にデータプラットフォームやサイエンス領域におけるテーマで、博士号を目指す機会を提供しています。支援認定を受けた社員の理系博士課程進学にかかる費用を奨学金(一定の上限あり)として給付し、原則週1日の特別有給休暇を取得できます。この制度により、LINEヤフーで働く意義をより高め、研究開発とプロダクト開発の相乗効果を生み出すことを目的としています。
教育機関との連携: 大学などの教育機関と連携しながら、IT教育の推進、人材育成を進めており、社員が大学で講師として講義をすることで、社員も成長する取り組みを実施しています。
エンジニア職・デザイナー職等には、専門スキル向上のためのプログラムをはじめ、全社戦略を見据えた技術(例:PaaS、CI/CD)や、サービス提供の基盤となる独自技術を学べる研修等を提供しています。また、インターネット業界の最新動向や、国内外の技術カンファレンスや学会の参加報告、最先端の技術動向(例:人工知能、ビッグデータ)の共有など専門スキル向上のためのさまざまな取り組みを実施しています。
新卒新入社員、中途入社社員を対象に、オンボーディングプログラムを実施しています。入社直後のオリエンテーションの提供をはじめ、社内で業務を行うのに必要な知識を効率的に習得するeラーニング群の案内、社内情報集の提供、入社一定期間後のフォローアップアンケートなどを行い、入社者が早期にパフォーマンス発揮できるようサポートしています。また、オンボーディングにおいては、受け入れ部門側の知識・マインドセット、トレーニングも重要であると考え、新卒入社者の受け入れ部門にはOJT担当者向けトレーニング、中途入社者の受け入れ部門にはメンター向けの受け入れの手引きを配布するなど、力を入れています。
新卒社員と若手先輩社員で開催するランチ会の飲食費用について、費用補助を行う施策です。OJT担当社員が、実業務を進める上での知識やスキルの習得・仕事の進捗確認などのサポートを行うのに対し、若手先輩社員は新卒新入メンバーが気軽に相談できる他組織の「お兄さん」「お姉さん」のような存在です。新卒研修やOJT期間中にはできない、新しい社内の人間関係づくりのきっかけとして活用されています。
新卒2年目になる社員全員を対象に、「新卒2年目研修」を実施し、入社後2年間の自身の働きを振り返り、複数の角度から自己理解を深めたり、他の同期の働きを知って刺激を得ることなどを通して、これから迎える新卒3年目の1年間や将来の成長をイメージするための機会として提供しています。
ミッションを実現し、プロダクトの創出と成長を支えるのは社員一人ひとりであり、人事制度はその成長を促進し、能力を最大限発揮できるように支援するために機能するものと位置付けています。
そのなかで、目標・評価のシステムでは以下を目指しています。
期初に所属する組織やプロダクトの目標に呼応する自身の目標を設定し、期中には上長と達成度等について対話して、目標のアップデートを重ねます。
期末には、個人成果を評価する「個人成果評価」、組織への貢献度を評価する「組織貢献評価」、中長期目線で期待役割の発揮度を評価する「役割評価(上長)」、をそれぞれ実施し、その結果を賞与や昇降給などに反映します。
また、当期のバリュー発揮度等を上長や同僚、部下の観点から評価する「役割評価(多面)」も実施して、その多面的な評価もフィードバックや報酬決定に活用します。
これらの評価を年に2回行うことで、年齢や性別、国籍、社歴等に関わらず、その人がもたらした成果を評価し、報酬が連動するシステムを実現しています。
目標・評価のシステムは組織やプロダクトと社員双方の成長ドライバーであり、組織や事業の変化に応じて常にシステムの改善も必要になると考えています。システムのたゆまぬアップデートによりさらなる成果、成長につなげていきます。
LINEヤフーのミッションやバリューに共感し、圧倒的に素晴らしいサービスを生み出すことに情熱を注げる人材を採用するため、中途採用・新卒採用・インターンシップを積極的に行っています。人材はプロダクトや事業づくりの根幹であると考え、スキルやマインド、ポジションなどの相互理解を通して、入社後の活躍や事業貢献まで中期的に見据えることを大切にしています。
これまでのキャリアで培った専門性と情熱を、さらなる価値創造に向けて発揮したいと考えるプロフェッショナル人材を積極的に採用しています。
現在LINEヤフーでは、社会的影響力の大きい多様なサービスを展開しながら、生成AIをはじめとする先端技術を実業務に取り入れ業務変革やプロダクト進化を加速しています。高い技術力とユーザー基盤を有し多様な専門性を持つ人材が集う環境で、スケールとスピード感のあるプロダクト創出に携わることで、社会への大きなインパクトと、組織や個人の成長を生み出すことができます。
社歴や年次に関わらず意欲ある人に裁量が託され、挑戦に向き合い続ける人が成果と能力に見合う待遇を得られる環境です。
エンジニア、データアナリスト、デザイナー、プロダクトプランナー、ビジネスコンサルタントなど職種別での採用を行っています。
応募職種を学生自ら選択いただき、専門性・志向性・適性を踏まえた採用活動を行うことで、応募者・企業双方にとってのマッチングを高めることを重視しています。入社後も職種別の育成制度や実務経験を通し、早期に専門性を高めて成長していくことができます。
年齢や新卒入社・中途入社を問わず、自ら学ぶ意欲を持ち、変化を楽しみながらパフォーマンスを発揮する人材に成長の機会があるとともに、社内公募制度を通じたポジション変更など、さらなる成長に向けた挑戦ができる環境です。
正社員としての就業経験がない学生を対象に、実際のプロダクト開発に関わる就業型プログラムを中心とした実践的なスキルや視点を養う機会を提供しています。新卒採用と連動した職種で多様なコースを設けており、参加者は自身の興味や関心に応じて専門性を深めることができます。
メンター社員による丁寧なフィードバックや、実務での社員との協働を通して、成長と将来のキャリア形成をサポートします。
社内公募・グループ会社間公募制度「LINEヤフー Job Challenge」は、能力にあふれる人材が、社内やグループ内でさらなる活躍の場を得て、プロダクトや事業の成長に貢献するしくみとしても機能することをめざし、通年で実施しています。