| 科目 | 内訳 |
| 1.原材料・副資材費 |
事業化する成果物や無償提供品(※)の構成部分や、開発・改良に直接使用、又は
消費される原料、材料及び副資材の購入に要する経費
[例:化学薬品、試験用部品、鋼材、組込用機械装置、機械・電気部品等]
※無償提供品とは、商品仕様や顧客の反応等を測定・分析し、改良・修正を加えて本格的な生産・販売活動
につなげるために試験的に開発途中段階で無償提供する試作品のことをいう。
【注意事項】
ア.事業の成果物の中に組み込むものは、全て本区分で申請すること
イ.受払簿(任意様式)を作成し、受払年月日や数量等を明確にすること
(全て使い切った場合も必ず作成)
ウ.仕損じ品、テストピース等が生じた場合は、保管すること
(保管が困難な場合には写真撮影による代用も可)
エ.未使用残存品は対象外
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| 2.外注・委託費 |
(1)自社で直接実施することが困難、又は適当でないものについて、外部の事業者等(大学・試験研究機関を含む)
へ委託する場合に要する経費
[例:機械加工、設計委託、試験評価、検査・実験委託、デザイン、市場調査委託、実証データ取得等]
(2)共同研究に要する経費
自社以外の事業者、大学、試験研究機関等との共同研究を実施する場合に要する経費
(3)専門家指導の受け入れに要する経費
・外部(専門家)から指導・助言を受ける場合や、外部(専門家)に
相談を行う場合に要する経費
[例:謝金、相談料、改良指導、技術文書作成の指導等]
【注意事項】
実績報告時に外部からの指導・助言・相談の日報及びその内容がわかる報告書の提出が必要となる
(4)試作品等の運搬委託に要する経費
・自社内で不可能な実証データを取得するために、
必要な機械装置等を試験実施場所等へ輸送する場合に要する経費
(5)顧客ニーズ調査に要する経費 本事業の対象となる試作品や製品等に係る顧客のニーズを把握するために
委託・外注により行う調査・分析に要する経費
【注意事項】
実績報告時に委託・外注先から納品された調査報告書の写しの提出が必要となる
(6)規格等の認証・登録に要する経費
・製品等の事業化に必要不可欠な規格、認証の取得に要する経費
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<対象とならない経費の例>
- 第三者へ再委託された経費
- 親会社、子会社、グループ企業等関連会社等へ委託された経費
- 共同研究先が負担する経費
- (6)(規格等の認証・登録)に関する認証取得後に発生した経費
- (6)(規格等の認証・登録)に関する維持審査料、認証継続費用
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| 3.直接人件費 |
研究開発に直接従事した主な社員・役員の人件費
【注意事項】
ア.直接人件費の申請額は以下のとおり
【短期】年度あたり1,000万円
【長期】年度あたり4,000万円
イ.対象となるのは、協定事業者の役員及び社員のうち、常態として協定事業者の業務に従事し、
協定事業者から毎月一定の報酬、給与が直接支払われている者であること
※役員の場合は登記簿謄本、社員の場合は雇用保険被保険証等の協定事業者の関係を証明する書類が必要
ウ.時間給の単価は、「人件費単価一覧表」を適用する(公募要項参照)
エ.従事時間の上限は、1人につき1日8時間、年間1,800時間とする
オ.各従事者の当月対象経費算定額(時間給×当月従事時間)が当月給与総支給額を超える場合は、
当月給与総支給額が対象経費の上限となる。
カ.採択後、就業規則及び賃金規定の提出が必要となる
キ.対象は、実際に協定事業に従事した時間に限られるので、報告時、
従業者別の作業日報の提出が必要となる
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<対象とならない経費の例>
- 事業に直接的に関係のない業務により発生する経費
[例:経理事務や営業活動等の経常的業務等]
- 就業規則等に定められた所定労働時間を超えて行われる時間外労働(超過勤務)
- 休日労働(就業時間等に定められた休日に労働した時間)
- 個人事業者の自らに対する報酬
- 雇用保険に未加入の正社員が行った業務により発生する経費
- 給与・報酬等の支払実績が確認できないもの
- 給与の支払いが振込以外の場合(現金支給は対象外)
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| 4.不動産賃借料 |
本事業の遂行に必要な事務所、施設等を新たに借りる場合に要する経費
【注意事項】
ア.協定締結日以降に賃貸借契約を新たに締結したものに限る
イ.原則、本事業の遂行のみに使用する物件とし、他の事業との共同利用部分がある物件については、
各事業の専有部分の面積等で経費が按分可能なもの等、明確に経費を区分できる物件に限る
ウ.賃借料に光熱水費が含まれている場合、当該経費相当を控除した後の経費を対象とする
エ.採択された後、賃借の必要性がわかる資料を提出すること
オ.報告時に、使用実績のわかる資料を提出すること
カ.不動産賃借料の申請額は年度あたり2,000万円を上限とする
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<対象とならない経費の例>
- 協定締結日前に賃貸借契約を締結したもの
- 敷金、礼金、保証金、仲介料、等
- 火災保険料、地震保険料
- 申請者、法人の代表者本人又は三親等以内の親族が所有する不動産に係るもの
- 第三者に賃貸する不動産に係る経費
- 事業の実施に必要な空間が間仕切り等によって物理的に区分されていない、
住居兼事務所、事務所にかかる経費
- バーチャルオフィスの利用料
| 5.設備導入費 |
製品等の開発・改良に直接使用する機械装置・工具器具のリース、レンタル、購入、据付
に要する経費
[例:試作を製作するための試作金型、計測機械、測定装置、サーバー等]
【注意事項】
ア.成果物に組み込む機械装置等は、原材料・副資材費で申請すること
イ.リース、レンタルの場合、協定締結日以降に賃貸借契約を締結したものに限り対象となる
ウ.割賦の場合、すべての支払いが協定締結日以降に終了するものに限り対象となる
エ.1件100万円(税抜)以上の購入品については、原則2社以上の見積書
(単価、数量、規格、メーカー、型番等の記載があるもの)が必要となる
(市販品の場合は価格表示のあるカタログ等の添付で可、リースやレンタルの場合は不要)
オ.対象とする機械装置、工具器具は、原則東京都内にある申請者の本社または
事業所、工場等に設置・保管し、完了審査において都の確認を受けるものとする
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<対象とならない経費の例>
- 既存機械設備等の改良や修繕等に係る経費
- 中古品に係る経費
- 本事業に使用しないものに係る経費
- 自社もしくは自社が賃借する場所以外に設置するものに係る経費
- 設置場所の社屋等の建設、増改築、整備・基礎工事等に係る経費
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| 6.産業財産権出願費 |
(1)事業化製品等の特許・実用新案等の出願に要する経費
(2)特許・実用新案等(出願、登録、公告され存続しているもの)を
他事業者から譲渡又は実施許諾(ライセンス料含む)を受けるために要する経費
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- 出願後の経費(審査請求、登録料、維持年金等)
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| 7.展示会等参加費 |
※7.展示会等参加費、8.イベント開催費、9.広報ツール製作費、10.広報掲載費の
合計の上限は、全体の負担額の10%以下とする
展示会に出展する際に要する次に掲げる経費
(1)出展小間料
【注意事項】
ア.出展小間内に他社の社名掲示や製品展示等がある場合、
自社が出展費用を全額負担していても按分対象となる
イ.出展小間内に自社製品等を複数展示している場合で、本事業の実用化製品等の展示面積が
小間面積の概ね2分の1未満の場合、按分対象となる
(2)資材費
[例:小間内の装飾費、出展に必要なポスター・パネル作成費、機器・備品のレンタル・リース代、
会場での光熱水費等]
【注意事項】
ア.展示会に係る備品・機器の購入費は対象とならない
(リース・レンタル料のみ対象)
イ.自ら材料や既製品を調達して小間の設営・装飾又は販促物の作成をする費用は対象とならない
(3)輸送費 自社から会場までの展示品や資材等の運搬委託に係る経費
【注意事項】
展示会に係る搬入搬出における自社での配送に係る経費(タクシー・バス・電車等の乗車料金、
レンタカー代、社用車のガソリン代等)は対象とならない
(4)保険料
(5)通訳・翻訳費
海外での展示会に必要な通訳・翻訳費
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<対象とならない経費の例>
- 小間内に自社名(又は自社ブランド名)が掲示されていない場合
- 特定の顧客(会員等)のみが対象の展示会、自社主催の展示会等への出展
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| 8.イベント開催費 |
※7.展示会等参加費、8.イベント開催費、9.広報ツール製作費、10.広報掲載費の
合計の上限は、全体の負担額の10%以下とする
自社が開催するイベントに要する次に掲げる経費
(1)会場借上費用
(2)資材費
(3)輸送費
(4)保険料
(5)通訳・翻訳費
※【注意事項】等については、7.展示会等参加費と共通
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| 9.広報ツール製作費 |
※7.展示会等参加費、8.イベント開催費、9.広報ツール製作費、10.広報掲載費の
合計の上限は、全体の負担額の10%以下とする
製品等カタログ・パンフレット、PR映像等の PR ツール
【注意事項】
名刺、商品タグ、紙袋、クリアホルダー、カレンダー、手帳、記念品、ノベルティ等については
対象にならない
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| 10.広報掲載費 |
※7.展示会等参加費、8.イベント開催費、9.広報ツール製作費、10.広報掲載費の
合計の上限は、全体の負担額の10%以下とする
新聞・雑誌・Web 等への広告掲載に要する経費
【注意事項】
ア.広告掲載費は年度あたり50万円を上限とする
イ.経費の請求においては、掲載内容、掲載時期、掲載事実・実績、費用内訳等の詳細な
書類が必要となる
[例]リスティング広告等においては、キーワード毎の掲載期間、クリック数、平均単価等が
わかる書類が必要
ウ.本事業に係る広告であることを証明する書類が必要となる
[例]バナー広告等においては、リンク先が協定対象サービスのページに直結していることが必要
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