ロンドン・テムズ川岸に打ち上げられた不発弾のようなもの、巨大なクリスマスの飾り玉だった 21
季節 部門より
現場はテムズ川北側・イーストロンドンのワッピング。地元のタワーハムレッツ警察がTwitterへ投稿した写真を見ると、吊り下げ用の金具が取り付けられているものの、昔のギャグアニメなどに登場する爆弾のような外見をしている。背景の様子からみて直径数十センチメートルはありそうな感じで、屋外に設置する巨大クリスマスツリーの飾り付けに使われるもののようだ。
オンラインストアでの人気商品買い占めを禁ずる「グリンチボット禁止法(Stopping Grinch Bots Act of 2018)」が米連邦議会に提案された(プレスリリース、Softpedia、H.R.7160、S.3639)。
提案者の一人、チャック・シューマー上院議員(ニューヨーク州選出)は昨年、転売目的で人気のおもちゃを買い占めるのに使われるボットをクリスマス嫌いのグリンチになぞらえ、「グリンチボットにクリスマスを盗ませたり、ニューヨーカーの財布から金を盗ませたりしてはならない」と述べ、対策を小売業界団体に要請していた。
法案にはこれを踏まえた呼称が付けられているが、対象はおもちゃに限定されず、オンラインストアが設定した販売個数の制限を迂回する行為と、それにより取得した商品の転売を禁じる内容となっている。ただし、調査・研究目的に限り、制限を迂回するソフトウェアの作成・使用が認められる。
法案の正式名称は「(A bill)to prohibit the circumvention of control measures used by Internet retailers to ensure equitable consumer access to products、and for other purposes」となっており、上院・下院それぞれ同じ内容の法案が提出されている。ただし、短い名前として「Stopping Grinch Bots Act of 2018」が指定されているのは下院の法案のみだ。
米国ではボットによるチケットの大量購入・転売を禁ずる法律「Better Online Ticket Sales Act of 2016(BOTS Act)」が2016年に成立しているが、グリンチボット禁止法はBOTS Actのオンライン小売サイト版になるとのことだ。
東京大学宇宙線研究所などが行っていた暗黒物質の観測プロジェクトが来年末で終了することになったそうだ(読売新聞)。
このプロジェクトはXMASS実験と名付けられており、岐阜県飛騨市神岡鉱山内の地下1000mに検出器を設置して2010年より運用を行っていた(過去記事)。この装置の大型化を行う後継計画(XMASS-1.5)が進められていたものの、その目処が立たなかったことからプロジェクトが終了となるという。また、記事では約30億円の改修計画の予算が認められなかったともされている。今後はイタリアで2019年開始予定の実験に合流して研究を継続するという。
東京大学宇宙線研究所将来計画検討委員会 最終報告書によると、海外ではすでにより高感度な施設が登場していることや、現在使われている検出器の改修では高感度の実現に限界がある点、今後暗黒物質の探索については「世界で一つしか作れないような大型検出器が必要となり、いずれ1つの国際共同実験が発展しそれに統合されることが想定される」との想定から既存施設の改修は取り下げるべきと言う提言も出ている。
ただ、XMASS実験の終了により、今までこれに関わっていた研究員や研究グループの海外における研究活動に制限が出る可能性なども危惧されている。
Facebookがクリスマスの翌日、North Poleに住むSanta Clausさんのアカウントを停止したそうだ(Santa ClausさんのFacebookへの投稿、KTVF、Fairbanks News-Miner、Consumerist)。
North Poleといっても北極ではなく米国・アラスカ州のノースポール市だが、Santa Clausは本名。市議会議員も務める地元の有名人で、2012年の米大統領選挙では候補者として届け出もしている。
8年前にFacebookアカウントを作成したClausさんの外見は絵に描いたようなサンタクロースで、投稿もサンタクロースっぽい内容だ。Facebookではアラスカ・ノースポールのサンタクロースとして活動しており、30万人以上が「いいね!」を付けている。
ところが12月25日になって、Facebookは特に何の説明もなくClausさんに本人確認を求めてきたという。Clausさんはパスポートや運転免許証、市議会議員の辞令などを送ったが、アカウント情報と一致しない、または認められる身分証明書類にあたらないといった理由でいずれも却下され、翌26日にアカウントは停止されてしまう。
この件は地元メディアKTVFやFairbanks News-Minerで取り上げられることとなり、ClausさんのFacebookアカウントは12月28日に復元されている。Facebookでは誤ってアカウントを停止してしまったと説明しており、サンタクロースの「悪い子リスト」に載ることを恐れたのかどうかは不明だ。
ClausさんはFacebookに対し、8年にわたって無料で多くの人と交流する場を与えてくれたことと、アカウントを復元してくれたことに感謝するとともに、Facebookでの活動は自ら進んでやっていることであり、やめるつもりはないとの意思を示している。
英国・スコットランドで、Amazonの倉庫で働く派遣労働者の劣悪な労働条件が批判にさらされている(Ars Technica、Guardian、Courier)。
スコットランド・ファイフの配送センターで働く派遣労働者の賃金は英国の最低賃金をわずかに上回っているが、派遣会社が手配するバスの運賃が1日10ポンドかかるため、最低賃金を下回る計算になる。1日のバス代は地元の路線バスの1週間パスよりも高額であり、交通費を節約するため、冬の寒さにも関わらず、配送センターの近くにテントを張って寝泊まりする労働者もいるそうだ。
倉庫内を1日に10マイル以上も歩いて注文された商品を揃える仕事をしたThe Sunday Timesの覆面リポーターによれば、労働者用の飲み水タンクは常に空だったという。また、医師の診断書があっても1日の欠勤には懲戒ポイントが1ポイント付けられ、6ポイントを超えると解雇されることもある。30秒の遅刻でも0.5ポイントとなり、そのほか目標が達成できなかった場合やミスが多い場合にも懲戒ポイントが付けられるとのこと。
一方、Amazonでは他社に劣らない賃金を支払っており、安全で楽しく働けるようにしていると説明している。仕事の内容は雇用前に説明し、それぞれの労働者にあった仕事ができるようにさまざまなポジションを用意しているという。また、期待通りの仕事のレベルに達しない人については、専用の指導も行うとのこと。飲み水については、いつでも飲めるように用意していると述べている。
しかし、スコットランド自由民主党のウィリー・レニー党首は、最近の報道が地元の人々から長期にわたって聞かされていた内容と一致すると述べ、多くの人にとって耐えがたい労働環境をAmazonが作り出したのは間違いないと述べているとのことだ。英Amazonの劣悪な労働環境は以前から報告されている。
フィンランド政府のWebサイト「thisisFINLAND」では、自国をテーマにした絵文字のアドベントカレンダーを昨年公開していたが、今年はアーティストなど24人のクリスマスメッセージで構成されるアドベントカレンダーとなっている。
吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人