「京」後継のスーパーコンピューター、名称は「富岳」に 100
速いぞデカいぞふーじーさーん 部門より
2月に名前の募集が行われていた理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」の後継機の名前が、「富岳」に決定した(NHK、日経新聞、朝日新聞、ITmedia)。
公募では5000件以上の候補が寄せられたという。富岳の稼働は2021年ごとを予定している。
2月に名前の募集が行われていた理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」の後継機の名前が、「富岳」に決定した(NHK、日経新聞、朝日新聞、ITmedia)。
公募では5000件以上の候補が寄せられたという。富岳の稼働は2021年ごとを予定している。
米エネルギー省(DoE)は、1.5EFLOPS(エクサフロップス)以上の性能を持つスーパーコンピューター「Frontier」を開発する計画を発表した。このエクサスケールシステムは、オークリッジ国立研究所、AMD、Crayが連携して開発される。AMDの「EPYC」CPU、「Radeon Instinct」GPUのテクノロジー、Crayの「Shasta」アーキテクチャーと「Slingshot」インターコネクトをベースにしているという。2021年までに開発される予定で、Auroraと呼ばれるCray-Intelスーパーコンピュータを超える性能を持つとみられる。
開発に関する契約は6億ドル(約660億円)を超えるものとなっている。Frontierは稼働後、天気、亜原子粒子構造、ゲノム科学、物理などの基礎研究とモデルなどに利用される予定となっている(ZDNet、PCMAG.COM、Slashdot)。
Intelと米エネルギー省(DOE)は18日、米国初となる1EFLOPS(exaFLOPS)のスーパーコンピューター「Aurora」を2021年までに開発する計画を発表した(プレスリリース、VentureBeat、The Verge、GeekWire)。
契約総額は5億ドル以上で、Intelと下請けのCrayにより2021年にアルゴンヌ国立研究所への設置を目指す。Auroraは1秒間に100京回の浮動小数点演算を実行可能な処理能力により、エクサスケールで科学的問題の解決が可能なツールを研究者に提供する。
Auroraの基礎となる技術は将来の世代のXeon ScalableプロセッサーとOptane DC Persistent Memory、XeアーキテクチャーやOne APIソフトウェアを含み、人工知能と高性能計算の収束に特化したIntelの新しい技術になるそうだ。また、Crayの次世代スーパーコンピューターシステム(コードネーム「Shasta」を使用するとのこと。
中国では2020年を目指したエクサスケールスーパーコンピューターの開発競争を3つのチームが活発に繰り広げており、日本でも2021年頃の運用開始を目標に、スーパーコンピューター「京」の最大100倍の性能を目指す後継機を開発している。
Googleは円周率の日の3月14日、Google Cloudを用いて最も正確な円周率の世界記録となる小数点以下31.4兆桁の計算に成功したと発表した(The Keywordの記事、 Google Cloud Blogの記事、 Numberworldの記事)。
計算に使用したのは円周率の世界記録更新で定番となっているy-cruncher。開発者のAlexander J. Yee氏によれば、近年の記録更新はメモリーやストレージの速度がボトルネックになっているとのことである。
プロジェクトの中心となったGoogleのEmma Haruka Iwao氏は、大学時代の恩師で過去の世界記録保持者でもある筑波大学計算科学研究センターの高橋大介教授にプロジェクト開始を伝え、いくつかのアドバイスをもらったそうだ。
なお、31.4兆桁のASCII形式のデータ容量は31.4TByteであり、データ圧縮(算術圧縮)しても10TByteである。
121日かけて計算された円周率の桁数は31,415,926,535,897桁。最も正確な円周率としてギネス世界記録にも認定されている。Yee氏によれば、円周率の世界記録としては計算に商用クラウドサービスを使用するのもSSDを使用するのも初めてだという。また、PC時代の円周率世界記録としては初めてネットワークストレージを使用しているほか、このような計算がAVX-512命令セットを使用して実行されたのも初めてとのことだ。
理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」の運用が8月に停止されることが報じられているが(過去記事)、この京の後継となる新スパコンの名称募集が行われている(理化学研究所の発表)。
個人であれば誰でも応募可能で、理化学研究所 計算科学研究センターのWebサイトから応募できる。応募期間は2月15日から4月8日17時まで。結果は5月末頃公表予定。
「品質が悪いコード」の俗称として「クソコード」という言い回しがあるが、「クソコード」という呼び方は良くない、という主張もある。「クソ」という言葉は品がない、ネガティブになるといったあたりがその理由として挙げられている。
そこで、ネガティブにならない、個人攻撃にならないような「品質の悪いコード」を指す言葉を考えようという提案がPHPカンファレンス2018のLTで行われたようだ。
ここでは、クソコードの言い換えとして「遺憾コード」が提案されている。また、「クソコードを見かけたら遺憾の意を表明しましょう」とも呼びかけられている。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、昨年末に発覚したPEZY ComputingによるNEDO助成金の不正受給事案に関する中間とりまとめとなる調査報告書(PDF) を公表した。
この報告書では、司法捜査がなければNEDOは不正を発見できなかったことを認め、PEZY社の不正は悪意を持った巧妙な詐取だったと記している。実際、架空請求のためにPEZY社は書類偽造・虚偽報告を行うなど入念に不正を計画・実施したことや、提出された偽のプロセッサチップ (PEZY-SC) 試作品に対する確認が不十分でNEDOが気づけなかったことなどの事実が認定されている。
裁判は終結していないが再発防止に向けて、専門家へのヒアリング、専門家同行による検査、事業者の会計検査の強化、抜き打ち検査の実施などの対策が検討されている。
PlayStation 4やXbox One、Nintendo Switch、PC、スマートフォンなどさまざまなプラットフォームでリリースされている人気オンラインゲーム「Fortnite」では、PlayStation 4版のみ他プラットフォームのプレイヤーと対戦/共闘が行えず、またアカウント情報の引き継ぎも制限されていることが以前話題になった。これはSony Interactive Entertainment(SIE)が他プラットフォームとのクロスプレイを認めないためとされていたが、この方針が転換されるという(ファミ通.com、4Gamer)。
これを受けて、Fortniteでも他プラットフォームとのクロスプレイを可能にするβテストが開始される(PlayStation Blog、GAME Watch)。
今後他のタイトルでもクロスプレイがサポートされる可能性があるが、現時点ではFortnite以外のタイトルにおける対応は未定。
Xboxプラットフォームにおいては、2016年に他機種とのクロスプレイをサポートすることが発表されていた(過去記事)。
神戸・ポートアイランドに設置されているスーパーコンピューター「京」が、8月の台風20号の影響で一時停止していたそうだ。原因は設備内に雨水が入ったためだという(神戸新聞)。
問題が発生した設備は、関西電力から受電した電力の電圧を調整する「特高受電設備」。防水対策はされていたものの、強風による雨水の吹き込みを防ぎきれなかったという。これを受けて状態確認を行なうためにシステムを一旦停止させていたとのこと。データや京のシステム本体などに影響はなかったとのこと。
青森県六ヶ所村の六ヶ所核融合研究所に新たなスーパーコンピュータ「六ちゃん-2」が納入されたとのこと(NHK)。
以前計算科学.comやtop500.orgが報じていたとおり、Cray XC50が導入された模様。国内では11番目の性能となるそうだ。
このスパコンは2017年に廃止された1.237ペタフロップスのAtos/BullシステムであるHelios社製のものと比べて4倍の性能となる。
6月25日、世界スーパーコンピュータ性能ランキング「TOP500」およびエネルギー効率の高いスーパーコンピュータランキング「GREEN500」の2018年6月版が発表された(TOP500の発表記事、TOP500リスト、GREEN500リスト)。
今回のランキングでは2016年6月以来トップだった中国「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」が2位に転落、新たに米エネルギー省オークリッジ国立研究所のスーパーコンピュータ「Summit」が1位の座を獲得した(Summit発表時の記事)。米国勢は3位にも米エネルギー省ローレンス・リバモア国立研究所の「Sierra」が新たにランクインしている。
4位は中国の「天河2号(Tianhe-2)」。また、5位には新たに産業技術総合研究所の「ABCI」がランクインした(産総研の発表)。
6〜10位は前回5〜8位だった米国のTitan及びSequoia、Trinity、Coriがランクインしている。なお、前回4位だった独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「暁光(Gyoukou)」はPEZY Computing社の助成金受給疑惑の影響で撤去されたため今回はランクインしていない。
また、GREEN500については前回同様PEZY Computing/Exascalaerが手がけたシステムが1〜3位にランクインした。また、TOP500で1位だったSummitがGREEN500でも5位にランクインしている。
「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常