なるほど、途中で「英米系」「自然権」と書いたのでそのあたりも説明が終わっていると考えていました。
まず、権利には課税権など「国が持つ権利」もあれば「人が持つ権利」もあります。
この「人が持つ権利」の総称としてわたくしは「人権」を使っています。
法の構成としては、最上位に自然権(=おおむね基本的人権)による法の支配があります。
その下に憲法があります。この中には実定法としての基本的人権(=おおむね自然権)の
ほか、日本国として特に重視する人権が含まれます。
ここで(書かなくてもいいはずの、最上位にある)基本的人権が再度書かれているのは、
自然法論者も実定法論者もどちらでも同様に解釈できるようにだと認識しています。
その下に各種の法律があり、この中でも各種の人権を明示的に制定しています。
ある人権がどの程度重要なのか、は、それが慣習的なもの(成文化されていない)か、
法律で制定されたものか、憲法で制定されたものか、
さらに上位(自然権=おおむね基本的人権)に含まれているものか(日本の場合は憲法と一緒になるけど)、
で違うと考えます。
こうした考え方には様々な立場があり、大陸法や実定法で解釈したり、というような、
わたくしの採用する立場とは違うものもあります。
これについてはわたくしからは説明できません。
また、自然権には何がどこまで含まれるか、というつまびらかな議論についても、
それはそれで大きな話になるのでお答えできません。わたくしにできるのは
「ざっくりこう認識してます」という回答だけです。
# 米系の経済学者の本って、結局なんだったんですか?
法律学者ですよ。たしかレッシグとか、サンスティーンあたりです。
それらの著書のうちのどこにあるか、というのまでは思い出せません。